【洋服の毛玉、どう取るのが正解?】アパレル経営者が実践「ハサミVSカミソリVSブラシVS機械」結果は!?
- 2024年02月17日公開
こんにちは、アパレルデザイナーでヨムーノライターのやまだかほるです。
愛用のニットほど、毛玉ができる気がするのはなぜでしょう。古びて見えたり、所帯染みて見えたりして気になる毛玉。
毛玉取りを検索すると、基本的には毛玉取り機を使う方法が出てきます。そんなに高いものではないけれど、ないと困るものでもないので持ってないという方も多いはず。
そして、カミソリやハサミを使うのは避けた方が良い、という記述が多く見られます。本当にそうなのでしょうか?
そこで今回は、毛玉取りの手法として【ハサミ・カミソリ・ブラシ・毛玉取り機】の4つを、毛玉がちょうど良い状態になっているソックスやセーターを使って試してみることにします。
一番手軽な「ハサミ」編

まずはハサミを使って毛玉を取ってみます。刃先に細やかさとシャープさが必要と考え、裁縫用の糸切りバサミを使います。
ハサミで15分作業したところ・・・

作業前との差は歴然としていますし、これで十分なんじゃ?とも思われます。
ハサミを使う場合は、手でひとつずつ毛玉をつかみ、表面から離しながらカットするので、時間はやたらかかりますが、丁寧に作業すれば本体を傷つける可能性はかなり低いと思います。
SNSでおススメされがちな「カミソリ」編

カミソリで毛玉を取る場合、T字型カミソリを使うことが多いようですが、以前何度も失敗したことがあるので、今回はI字型を使用してみます。
この形状の方が小回りが効き、不必要なところに刃が当たるのを避けやすいかと考えました。
作業を始めてすぐに、これは何か「張る」ための中身が必要と気がつきましたので、ダーニング(穴かがり)に使うマッシュルームを使用することにしました。
これを内側に入れて張りながらその表面にカミソリを当てていきます。
カミソリで15分作業したところ・・・

かなりきれいになりました。 表面の細かな毛羽を取り除けるので、ハサミより少しシャープな感じになります。
カミソリでの作業は時短ではありますが正直、難易度が高い。
表面を優しく撫でるように毛羽と毛玉を削っていくのですが、力加減にコツが入りますし、それは対象物の厚みや素材によっても変わってきます。
そして気を抜くと切り傷を作ってしまう。大事なセーターを切ってしまうというのは大事故。取り返しがつかないので、誰にでも簡単!とはいえないかと思います。
こんなにくたびれたソックス相手でもかなり緊張しながら作業したうえ、一箇所糸を切ってしまいました。
効果があるのか!?「ブラシ」編

ざっくり検索してあまり高価ではないものを購入しました。賛否両論の評価があるようですが、どうでしょうか。
これで表面をブラッシングするのだそうで、どうなんだ?と思いつつやってみました。
ブラシで1分作業したところ・・・

作業時間は見えている部分だけですが、1分程度。
これが意外と綺麗になったのですよね。毛玉が取れるわけではなく、表面に出来た毛玉をほぐし、整えるという作業のように感じました。

意外と簡単でよかったのがこのブラシ。対象物との相性はありそうですが、時間もさほどかからずに、整った感じになったのは好印象でした。
買うのに躊躇する「毛玉取り機」編

今回の記事を書くために、以前から気になっていた毛玉取り機を購入してみました。
購入したのは、テスコム TESCOM KD788-W [毛玉クリーナー]。ネット上での評判が高いこの品。

さて、どんな感じになるのでしょうか。
毛玉取り機で作業したところ・・・

ものの数秒で綺麗になります。難しくもなく、誰にでも簡単に扱えるという意味でも圧倒的にすごい。
早くきれいに毛玉を取るためには、毛玉取り機が最強というのは間違いない、と思われます。
結論:毛玉取りは使い分けが必要!
毛玉はニットなどの毛が、人が着たり使用することで毛羽立ち、それが絡まることで出来ます。毛羽立ったものをカットすれば、きれいな表面を露出させることが出来るのです。
とはいえ、毛玉を取るということは、セーターなり靴下なりのふんわり部分を削ることでもあります。
ふんわりをキープしたいなら「ハサミ」か「ブラシ」、手っ取り早く取りたいなら「毛玉取り機」がベスト。
「毛玉取り機」や「カミソリ」で削る作業では表面はきれいになるけれど、少しずつぺったりしていきます。
そしてどの道具を使うにしても、毛玉取りというのはやはりリスクのある作業です。
大事なセーターなどは、無理に自分でどうにかしようとせず、クリーニングに出す時にプロに任せるのも一考かと。今回の検証で道具が揃ったので、これからは素材に合わせて手入れをしていこうと思います。
効率的な家事とシンプルで心地いい空間作りにこだわり、美味しいものを作り、食べさせてもらうことに情熱を注いでいます。小さなアパレルブランドを長く経営した経歴ゆえ、ファッションと洋服にもこだわりあり。昨年還暦を迎えました。どこまでも楽しく笑って生きていくのだ!
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