小松菜「袋に○○があるとアウト!」【スーパー青果部】が明かす「損しない見分け方」は一生もの
- 2024年11月10日更新

こんにちは、八百屋歴10年目のくふうLive!ライター、テツです。
冬になり、葉物野菜が甘くおいしい季節になってきましたね。その中でも小松菜はこの時期よく買って食べるという方も多いのではないでしょうか。
そんな小松菜ですが、葉物野菜なので野菜の中でも鮮度劣化が早く、売場でもすぐに傷んでしまいます。お店の管理次第では買ったものが少し傷んでいたということも珍しくないと思います。
そこで今回は、「鮮度がよくおいしい小松菜」の選び方を紹介していきます。
ぜひこの記事を最後まで読んで、今おいしい小松菜をたくさん食べていただけると嬉しいです!
スーパー青果部が教える!「おいしい小松菜の選び方」
鮮度が良くおいしい小松菜を選ぶポイントを、紹介します。
※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。
おいしい小松菜の選び方①葉先までピンとして、青々としている
小松菜などの葉物野菜は葉先から傷んでいく傾向があるで、まず一番に「葉先の状態」をチェックしましょう。
葉先が青々としていてピンとしているものは新鮮な証拠。萎れていたり、黄色く変色しているものは鮮度が劣化してきているので避けるようにしましょう。
おいしい小松菜の選び方②葉肉が厚い
葉先が丸みを帯びていて「葉肉の厚いもの」を選ぶといいと言われています。葉肉が厚い小松菜は食べごたえがあっておいしいですよ。
おいしい小松菜の選び方③葉脈が左右対称
これは農家さんから教わったのですが、「葉脈が左右対称」の小松菜は、生育中にストレスがかかっていないので味がいいそうです。
おいしい小松菜の選び方④根本が太くしっかりしている
最後に、「茎の状態」もチェックしましょう。茎がしっかりしているものは鮮度がいい証拠。打ち身があったり、萎れているものは避けましょう。
根本が大きく、太いものはシャキシャキとした食感が楽しめるのでオススメです。
裏話:袋に○○がついている小松菜は「見切り品」に回しています!
私が仕事で鮮度チェックをしていたときは、「袋の状態」もチェックしていました。
袋に水滴がついている小松菜は、小松菜自身の水分が空気中に拡散されていて、収穫してから時間が経過している証拠。
水滴がついているものは撤去し、見切りに回していました。参考にしてみてくださいね。
これだけは言わせて!実は、ほうれん草よりすごいんです!
小松菜はほうれん草と比べるとクセが少なく、おひたし、和え物、炒めもの、お味噌汁の具など様々な料理で活躍します。
ほうれん草と比較してしまいましたが、青果物の販売をしているとほうれん草と小松菜はよく比べてしまうんです。
実際に同じ値段で販売すると、ほうれん草がより多く売れるのですが、栄養面では小松菜に軍配が上がる面が多くあります。
ほうれん草は鉄分が多いイメージがありますが、実は小松菜の方が鉄分を多く含んでいます。またカルシウムも小松菜の方が多く含んでいます。
ほうれん草のイメージを落としたいわけではないのですが、小松菜は栄養豊富なうえ、シュウ酸がほうれん草のおよそ1/16とクセが少なく、下茹での必要がない......など優秀な野菜です。
この機会に小松菜がもっと人気になって欲しいと思い、書かせて頂きました。
小松菜は年中品質のいい状態のものが出回っていますが、寒さを感じる今の時期が食べごろの野菜になります。たくさん買ってたくさん食べていただけたら嬉しいです。

スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!
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