卒業旅行の予算相場を完全ガイド!3万円〜20万円でどこに行ける?
- 2025年12月25日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
卒業旅行は学生生活最後の大切な思い出作りのイベントです。しかし、「いくらぐらいかかるの?」「予算内でどこまで行けるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、3万円から20万円までの予算別に行ける卒業旅行先を徹底的に解説します。
高校生と大学生では予算相場も異なりますし、国内と海外でも大きく費用が変わってきます。あなたの予算に合った最高の卒業旅行プランを見つけるために、ぜひ最後まで読んでみてください。
予算を抑えるコツや、お金が足りない時の対処法も詳しく紹介していますので、卒業旅行を諦めかけている方も参考になる情報が満載です。
卒業旅行の予算相場はいくら?大学生・高校生の平均額
卒業旅行の予算相場は、高校生か大学生か、また国内か海外かによって大きく異なります。まずは一般的な予算相場を把握して、自分の計画の目安にしましょう。
大学生の卒業旅行の平均予算
大学生の卒業旅行の平均予算は、約8万円から12万円程度と言われています。
これは国内旅行と海外旅行を合わせた平均値です。国内旅行だけに絞ると5万円から8万円程度、海外旅行の場合は10万円から15万円程度が相場となっています。
大学生は就職前の最後の長期休暇を使えるため、1週間程度の旅行を計画する人が多く、その分予算も高めになる傾向があります。
また、友人と複数人で行くことが多いため、宿泊費や交通費を割り勘にすることで一人当たりの負担を軽くしている人も多いです。
特に人気の海外旅行先としては、韓国や台湾などのアジア圏が5万円から8万円、ハワイが12万円から15万円、ヨーロッパが15万円から20万円程度となっています。
予算に余裕がある場合は、憧れのヨーロッパ周遊を選ぶ人も少なくありません。
最近では格安航空券(LCC)や民泊サービスの普及により、以前よりも安く海外旅行に行けるようになったため、大学生でも海外を選ぶ人が増えています。
高校生の卒業旅行の平均予算
高校生の卒業旅行の平均予算は、約3万円から5万円程度が一般的です。大学生と比べると予算が低めなのは、まだアルバイトで貯められる金額に限りがあることや、親の援助を受ける場合でも控えめになることが理由です。
高校生の場合は国内旅行が中心で、東京ディズニーリゾート、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、沖縄などの人気観光地を選ぶケースが多いです。
2泊3日程度の日程が主流で、新幹線やバスを使った移動が一般的です。
また、高校生の場合は親が費用の一部または全額を負担するケースも多く、自分で全額準備する必要がない場合もあります。ただし、お小遣いやお土産代などは自分で用意することが多いようです。
最近では高校生でも韓国や台湾などの近場の海外旅行に行く人も増えていますが、その場合の予算は6万円から8万円程度になることが多いです。
国内と海外での予算相場の違い
国内旅行と海外旅行では、予算相場に2倍から3倍程度の差があります。
国内旅行の場合、3万円から8万円程度で充実した旅行ができますが、海外旅行の場合は最低でも5万円、人気の欧米エリアなら15万円以上が必要です。
国内旅行のメリットは、言葉の心配がなく安心して旅行できることや、LCCや高速バスを使えば交通費を大幅に抑えられることです。また、宿泊施設も民宿やゲストハウスなど安価な選択肢が豊富にあります。
一方、海外旅行は航空券代が高額になりがちですが、東南アジアなどの物価が安い国を選べば現地での滞在費を抑えられます。
韓国や台湾なら、往復航空券が2万円から3万円程度で見つかることもあり、国内旅行とあまり変わらない予算で楽しめることもあります。
為替レートや旅行シーズンによっても費用は変動するため、計画を立てる際は複数のプランを比較検討することをおすすめします。
人数や日数による予算の変動
卒業旅行の予算は、人数や日数によって大きく変動します。一般的に、人数が多いほど一人当たりの宿泊費や交通費(レンタカーなど)を抑えられるメリットがあります。
例えば、4人で一部屋に泊まれば宿泊費を4分割できますし、レンタカーをシェアすれば交通費も大幅に節約できます。
ただし、人数が多すぎると予定の調整が難しくなったり、意見がまとまらなくなったりするデメリットもあるため、3人から5人程度がベストと言われています。
日数については、1泊2日なら2万円から3万円、2泊3日なら4万円から6万円、3泊4日なら6万円から10万円程度が国内旅行の目安です。海外旅行の場合はこれに航空券代が加わるため、さらに高額になります。
長期間の旅行ほど一日当たりのコストは下がる傾向がありますが、トータルの費用は当然高くなるため、自分の予算と相談しながら最適な日数を決めましょう。
予算3万円〜5万円で行ける卒業旅行プラン【国内編】
予算3万円から5万円あれば、国内の魅力的な観光地を十分に楽しめます。ここでは、この予算帯で特におすすめの旅行先を紹介します。
大阪・京都(関西エリア)
大阪と京都は、3万円から5万円の予算で楽しめる定番の卒業旅行先です。新幹線や夜行バスを使えば、東京からでも往復2万円程度で移動できます。特に高速バスなら往復1万円以下で行けることもあり、予算を大幅に抑えられます。
大阪では道頓堀やユニバーサル・スタジオ・ジャパン、京都では清水寺や金閣寺などの観光スポットが人気です。宿泊費はゲストハウスなら一泊2,000円から3,000円、ビジネスホテルなら4,000円から6,000円程度で見つかります。
食事も大阪ならたこ焼きやお好み焼きなどのグルメを安く楽しめますし、京都なら抹茶スイーツや湯豆腐など和食を堪能できます。
2泊3日の旅程なら、交通費・宿泊費・食費・観光費を合わせて4万円から5万円程度で充実した旅行ができます。
関西エリアは電車やバスの交通網が発達しているため、移動もスムーズで初めての旅行でも安心です。
福岡・長崎(九州エリア)
九州エリアも予算を抑えた卒業旅行に最適なエリアです。福岡は博多ラーメンやもつ鍋などのグルメが有名で、食べ歩きを楽しみたい人におすすめです。
長崎はハウステンボスや稲佐山の夜景など、観光スポットが豊富です。
飛行機のLCCを使えば、東京から福岡まで片道5,000円程度で行けることもあります。宿泊費も比較的安く、ビジネスホテルなら一泊4,000円から5,000円程度が相場です。
福岡市内は地下鉄やバスが充実しているため、レンタカーがなくても観光しやすいのが魅力です。また、福岡から長崎までは特急列車で約2時間なので、1泊ずつ分けて両方の都市を楽しむプランも人気です。
2泊3日で3万円から4万円程度の予算があれば、九州の美味しい食べ物と美しい景色を満喫できる卒業旅行になるでしょう。
金沢・富山(北陸エリア)
北陸新幹線の開通により、金沢や富山へのアクセスが格段に良くなりました。東京から金沢まで新幹線で約2時間半、往復の割引切符を使えば2万円程度で移動できます。
金沢は兼六園やひがし茶屋街など、日本の伝統文化を感じられる観光スポットが豊富です。新鮮な海鮮丼も有名で、近江町市場では1,500円から2,000円程度で美味しい海鮮丼が食べられます。
富山では立山黒部アルペンルートや富山湾の寿司が人気です。宿泊費はビジネスホテルなら一泊4,000円から6,000円、ゲストハウスなら2,000円から3,000円程度で宿泊できます。
金沢と富山を組み合わせた2泊3日のプランなら、4万円から5万円の予算で北陸の魅力を存分に味わえます。落ち着いた雰囲気の中で、大人っぽい卒業旅行を楽しみたい人におすすめです。
広島・宮島(中国エリア)
広島と宮島は、歴史と自然の両方を楽しめる卒業旅行先として人気があります。広島平和記念公園で歴史を学び、宮島の厳島神社で美しい景色を堪能できます。
新幹線を使えば東京から広島まで約4時間、往復で2万5,000円から3万円程度です。広島市内から宮島まではフェリーで約10分とアクセスも良好です。宮島では日帰りも可能ですが、島内の宿に泊まって夜の厳島神社を見るのも特別な体験になります。
広島グルメとしてはお好み焼きや牡蠣が有名で、リーズナブルに美味しい食事が楽しめます。宿泊費は一泊4,000円から6,000円程度のホテルが多く見つかります。
2泊3日で4万円から5万円あれば、広島と宮島の両方をゆっくり観光できる充実した卒業旅行になるでしょう。
予算を抑える交通手段の選び方
卒業旅行の予算を抑える最大のポイントは交通手段の選び方です。新幹線よりも高速バス、飛行機ならLCCを選ぶことで、交通費を半額以下に抑えられることもあります。
高速バスは時間はかかりますが、夜行便を使えば宿泊費も節約でき一石二鳥です。東京から大阪まで夜行バスなら片道3,000円から5,000円程度で移動できます。LCCの場合は、セールのタイミングを狙えば片道5,000円以下で飛行機に乗れることもあります。
また、JRの学割や青春18きっぷなどのお得な切符を活用するのもおすすめです。青春18きっぷは5日分で12,050円(一日当たり2,410円)で普通列車が乗り放題になるため、時間に余裕がある人には最適です。
交通手段を工夫するだけで、旅行全体の予算を大幅に抑えることができ、その分を観光やグルメに回せるようになります。
予算5万円〜10万円で行ける卒業旅行プラン【国内・近場海外編】
予算5万円から10万円あれば、国内のリゾート地や近場の海外旅行も視野に入ってきます。選択肢が一気に広がる予算帯です。
沖縄(国内リゾート)
沖縄は国内でありながらリゾート気分を満喫できる人気の卒業旅行先です。LCCを使えば東京から那覇まで往復2万円から3万円程度で行けることもあります。2泊3日から3泊4日の旅程が一般的です。
沖縄では美ら海水族館や首里城、青の洞窟でのシュノーケリングなど、様々なアクティビティが楽しめます。宿泊費はゲストハウスなら一泊3,000円から、リゾートホテルでも一泊8,000円から1万円程度で見つかります。
レンタカーを借りれば島内を自由に移動でき、人数で割れば一人当たりの負担も軽くなります。3泊4日で6万円から8万円の予算があれば、沖縄の美しい海と独特の文化を十分に堪能できます。
冬でも比較的温暖なため、オフシーズンを狙えばさらに安く旅行できるのも沖縄の魅力です。
北海道(札幌・函館)
北海道は広大な自然と美味しいグルメが魅力の卒業旅行先です。札幌では時計台や大通公園、すすきのなどの観光スポットがあり、函館では夜景や五稜郭、朝市などが人気です。
LCCを使えば東京から新千歳空港まで往復2万円から3万円程度、函館空港までも同程度で行けます。宿泊費は一泊5,000円から8,000円程度が相場で、冬のオフシーズンならさらに安くなることもあります。
北海道グルメとしては、ジンギスカン、海鮮丼、ラーメン、スープカレーなど、食べたいものが盛りだくさんです。札幌と函館を両方回るなら3泊4日、どちらか一方に絞るなら2泊3日がおすすめです。
7万円から9万円の予算があれば、北海道の雄大な自然と美味しい食べ物を満喫できる充実した卒業旅行になります。
東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートは、高校生・大学生ともに人気の高い卒業旅行先です。ディズニーランドとディズニーシーの両方を楽しむなら2日間のチケットが必要で、費用は一人当たり約1万6,000円です。
宿泊は周辺のホテルなら一泊5,000円から8,000円程度、ディズニーオフィシャルホテルなら1万円から2万円程度が相場です。パーク内での食事やお土産代も考慮すると、2泊3日で一人当たり5万円から7万円程度の予算が必要です。
遠方から来る場合は交通費も加わりますが、夜行バスを使えば往復1万円以下に抑えることも可能です。友人と一緒に思い切り楽しめる、特別な卒業旅行になるでしょう。
混雑を避けたいなら平日を狙うのがおすすめで、アトラクションの待ち時間も短くなり、より多くのアトラクションを楽しめます。
韓国(ソウル・釜山)
韓国は近場の海外旅行として最も人気の高い卒業旅行先の一つです。東京から仁川国際空港まで往復3万円から5万円程度、LCCのセールなら2万円台で見つかることもあります。
フライト時間も約2時間半と短く、気軽に行けるのが魅力です。
ソウルでは明洞や東大門でのショッピング、景福宮などの観光スポット、韓国料理やカフェ巡りが楽しめます。宿泊費はゲストハウスなら一泊2,000円から3,000円、ホテルなら5,000円から8,000円程度です。
釜山は海雲台ビーチや甘川文化村などが人気で、ソウルよりも落ち着いた雰囲気が魅力です。韓国は物価が日本とあまり変わらないため、食事や買い物も予算を立てやすいです。
3泊4日で6万円から8万円の予算があれば、韓国グルメやショッピング、観光を満喫できる楽しい卒業旅行になります。
台湾(台北)
台湾は親日的で初めての海外旅行にもおすすめの卒業旅行先です。東京から台北まで往復3万円から4万円程度、LCCなら2万円台で行けることもあります。フライト時間は約4時間です。
台北では九份や台北101、夜市での食べ歩きが人気です。台湾は物価が日本より安く、夜市での食事なら一食500円から1,000円程度で楽しめます。宿泊費もゲストハウスなら一泊2,000円から、ホテルでも4,000円から6,000円程度が相場です。
台湾は治安も良く、地下鉄などの公共交通機関も発達しているため、初めての海外旅行でも安心して観光できます。また、漢字表記が多いため、言葉が通じなくても何とかなることが多いです。
3泊4日で6万円から7万円の予算があれば、台湾の美味しいグルメと魅力的な観光スポットを満喫できます。
グアム・サイパン
グアムやサイパンは日本から最も近いビーチリゾートとして人気があります。フライト時間は約3時間半で、時差も1時間しかないため体への負担が少ないのが魅力です。
航空券とホテルがセットになったパッケージツアーを利用すれば、3泊4日で7万円から10万円程度で行けることが多いです。ビーチでのんびり過ごしたり、マリンスポーツを楽しんだり、ショッピングを楽しんだりと、リゾート気分を満喫できます。
グアムやサイパンは日本語が通じる場所も多く、初めての海外旅行でも安心です。また、免税店も充実しているため、ショッピングも楽しめます。
予算10万円以内で海外のビーチリゾートを楽しみたい人には、グアムやサイパンが最適な選択肢です。
予算10万円〜15万円で行ける卒業旅行プラン【海外編】
予算10万円から15万円あれば、東南アジアやハワイなど、人気の海外旅行先を選べるようになります。より充実した海外旅行を楽しめる予算帯です。
タイ(バンコク・プーケット)
タイは物価が安く、予算内で豪華な旅行が楽しめる人気の卒業旅行先です。東京からバンコクまで往復5万円から7万円程度、LCCなら4万円台で見つかることもあります。
バンコクでは王宮や寺院の観光、ナイトマーケットでのショッピング、本格的なタイマッサージなどが楽しめます。プーケットではビーチリゾートを満喫でき、マリンスポーツやアイランドホッピングが人気です。
タイは物価が日本の約3分の1から2分の1程度のため、宿泊費も食費も安く抑えられます。
中級ホテルでも一泊3,000円から5,000円程度、食事も一食300円から500円程度で美味しいタイ料理が食べられます。
5泊6日で10万円から12万円の予算があれば、バンコクとプーケットの両方を訪れる充実した卒業旅行が実現できます。
ベトナム(ホーチミン・ダナン)
ベトナムは美しいビーチと豊かな文化、美味しい料理が魅力の卒業旅行先です。東京からホーチミンやダナンまで往復5万円から6万円程度で行けます。
ホーチミンでは統一会堂やベンタイン市場、ナイトマーケットなどが人気です。ダナンは美しいビーチリゾートとして知られ、近くの世界遺産ホイアンも訪れることができます。
ベトナムも物価が安く、中級ホテルで一泊3,000円から4,000円程度、食事は一食200円から400円程度で楽しめます。フォーやバインミーなどのベトナム料理は日本人の口にも合いやすく、食べ歩きも楽しいです。
5泊6日で9万円から11万円の予算があれば、ベトナムの魅力を存分に味わえる卒業旅行になります。
シンガポール
シンガポールは清潔で治安が良く、初めての海外旅行でも安心の卒業旅行先です。東京からシンガポールまで往復6万円から8万円程度、フライト時間は約7時間です。
マリーナベイサンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、セントーサ島など、見どころが豊富です。多民族国家のため、中華料理、マレー料理、インド料理など、様々なグルメが楽しめます。
シンガポールは物価が高めで、宿泊費は一泊7,000円から1万円程度、食事も一食1,000円から2,000円程度かかります。ただし、ホーカーセンター(屋台街)なら安く食事ができます。
3泊4日で12万円から15万円の予算があれば、シンガポールの近代的な街並みと多様な文化を満喫できます。
香港・マカオ
香港とマカオは東洋と西洋の文化が融合したエキゾチックな雰囲気が魅力の卒業旅行先です。東京から香港まで往復4万円から6万円程度、フライト時間は約5時間です。
香港では100万ドルの夜景、ディズニーランド、飲茶や本格的な中華料理が楽しめます。マカオは香港からフェリーで約1時間の距離にあり、世界遺産の街並みやカジノが有名です。
宿泊費は一泊6,000円から1万円程度、食事は一食500円から1,500円程度が相場です。香港は公共交通機関が発達しており、移動も便利です。
4泊5日で10万円から13万円の予算があれば、香港とマカオの両方を訪れる充実した卒業旅行が楽しめます。
ハワイ(オアフ島)
ハワイは憧れのビーチリゾートとして、卒業旅行の定番です。東京からホノルルまで往復7万円から10万円程度、フライト時間は約7時間です。
ワイキキビーチでのんびり過ごしたり、ダイヤモンドヘッドに登ったり、アラモアナセンターでショッピングしたりと、楽しみ方は無限大です。サーフィンやシュノーケリングなどのマリンスポーツも人気です。
ハワイは物価が高く、宿泊費は一泊1万円から2万円程度、食事も一食1,500円から3,000円程度かかります。ただし、ABCストアやフードコートを活用すれば節約も可能です。
4泊6日で15万円程度の予算があれば、ハワイの美しいビーチと開放的な雰囲気を満喫できる最高の卒業旅行になります。
予算15万円〜20万円で行ける卒業旅行プラン【ヨーロッパ・リゾート編】
予算15万円から20万円あれば、憧れのヨーロッパ旅行や高級リゾートへの旅行が現実になります。一生の思い出に残る特別な卒業旅行を計画できる予算帯です。
フランス(パリ)
パリは芸術と文化の都として、多くの学生が憧れる卒業旅行先です。東京からパリまで往復10万円から13万円程度、フライト時間は約13時間です。
エッフェル塔、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂、シャンゼリゼ通りなど、一度は訪れたい観光スポットが満載です。本場のフレンチやカフェ文化も楽しめます。
宿泊費は一泊8,000円から1万2,000円程度、食事は一食1,500円から3,000円程度が相場です。美術館や観光スポットの入場料も考慮すると、5泊7日で18万円から20万円程度の予算が必要です。
パリは地下鉄が発達しているため、移動も便利で効率的に観光できます。一生に一度の特別な卒業旅行にふさわしい都市です。
イタリア(ローマ・フィレンツェ)
イタリアは歴史的建造物と美味しい料理が魅力の卒業旅行先です。東京からローマまで往復10万円から12万円程度、フライト時間は約13時間です。
ローマではコロッセオやバチカン市国、トレビの泉などが人気です。フィレンツェはルネサンス芸術の中心地で、ウフィツィ美術館やドゥオモなどが見どころです。ローマからフィレンツェまでは電車で約1時間半の距離です。
宿泊費は一泊7,000円から1万円程度、食事は本格的なパスタやピザが一食1,000円から2,000円程度で楽しめます。6泊8日で17万円から20万円の予算があれば、イタリアの魅力を満喫できます。
イタリア料理好きには特におすすめの卒業旅行先で、毎日違う美味しい料理を堪能できます。
スペイン(バルセロナ・マドリード)
スペインはガウディ建築と情熱的な文化が魅力の卒業旅行先です。東京からバルセロナまで往復9万円から12万円程度、フライト時間は約14時間です。
バルセロナではサグラダ・ファミリアやグエル公園などのガウディ建築、ゴシック地区の散策が人気です。マドリードではプラド美術館や王宮、本場のフラメンコショーが楽しめます。
スペインは西ヨーロッパの中では比較的物価が安く、宿泊費は一泊6,000円から9,000円程度、食事はタパスやパエリアが一食1,000円から2,000円程度で楽しめます。
6泊8日で16万円から19万円の予算があれば、スペインの情熱的な文化と美しい建築を満喫できる卒業旅行になります。
イギリス(ロンドン)
ロンドンは歴史と最先端が共存する魅力的な都市です。東京からロンドンまで往復10万円から13万円程度、フライト時間は約13時間です。
ビッグベンやバッキンガム宮殿、大英博物館、ハリーポッタースタジオツアーなど、見どころが豊富です。ミュージカル鑑賞やアフタヌーンティーも楽しめます。
ロンドンは物価が高く、宿泊費は一泊1万円から1万5,000円程度、食事も一食1,500円から3,000円程度かかります。ただし、大英博物館など無料の観光スポットも多いです。
5泊7日で18万円から20万円の予算があれば、ロンドンの魅力を十分に楽しめる充実した卒業旅行になります。
バリ島(インドネシア)
バリ島は神々の島と呼ばれる癒しのリゾートです。東京からバリ島まで往復7万円から9万円程度、フライト時間は約7時間です。
ウブドの棚田や寺院、ビーチリゾート、伝統的なバリ舞踊など、自然と文化の両方を楽しめます。スパやヨガなどのリラクゼーションも充実しています。
バリ島は物価が安く、高級リゾートホテルでも一泊5,000円から1万円程度、食事も一食500円から1,000円程度で楽しめます。マッサージも1時間1,000円程度と格安です。
5泊7日で12万円から15万円の予算があれば、高級リゾートに滞在しながら優雅な卒業旅行を楽しめます。
モルディブ
究極の楽園リゾートとして憧れの卒業旅行先です。東京からモルディブまで往復10万円から15万円程度、フライト時間は約10時間(乗り継ぎ含む)です。
透明度の高い海、白い砂浜、水上コテージなど、絵に描いたような美しい景色が広がります。シュノーケリングやダイビングで美しいサンゴ礁と熱帯魚を観察できます。
モルディブは高級リゾートが多く、水上コテージは一泊3万円から5万円程度と高額ですが、ローカル島のゲストハウスなら一泊5,000円から1万円程度で宿泊できます。
4泊6日で20万円程度の予算があれば、一生に一度の贅沢な卒業旅行として、モルディブの美しい海を満喫できます。
卒業旅行の予算を抑えるコツと節約テクニック
卒業旅行をもっと安く、でも充実した内容にするための節約テクニックを紹介します。賢く工夫すれば、予算を大幅に抑えることができます。
早期予約割引を活用する
航空券もホテルも、早めに予約すればするほど安くなる傾向があります。特に航空券は出発日の2ヶ月から3ヶ月前が最も安く、出発日が近づくにつれて値上がりしていきます。
早期予約割引(早割)を利用すれば、通常価格の30%から50%オフで予約できることもあります。卒業旅行の日程が決まったら、できるだけ早く予約することをおすすめします。
また、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーも、早期予約割引が適用されることが多いため、個別に予約するよりもお得になる場合があります。
ただし、早期予約の場合はキャンセル料が高額になることもあるため、日程が確定してから予約するようにしましょう。
格安航空券(LCC)を利用する
LCC(格安航空会社)を利用すれば、航空券代を大幅に節約できます。ジェットスター、ピーチ、バニラエアなどのLCCは、大手航空会社の半額以下の価格で航空券を提供しています。
LCCは座席が狭い、機内食やドリンクが有料、預け荷物が有料などの制限がありますが、短距離のフライトなら十分快適に利用できます。荷物を少なくして機内持ち込みだけにすれば、追加料金もかかりません。
LCCのセールやキャンペーンを狙えば、さらに安く航空券が手に入ります。メルマガに登録しておくと、セール情報をいち早く受け取れます。
ただし、LCCは欠航や遅延のリスクもあるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
オフシーズンを狙う
旅行のオフシーズンを狙えば、同じ行き先でも費用を大幅に抑えられます。夏休みや春休み、ゴールデンウィークなどの繁忙期は航空券もホテルも高額になります。
例えば、ハワイやグアムなら4月から6月、9月から11月がオフシーズンで、夏休みと比べて30%から50%安く行けることもあります。国内旅行なら平日を狙うだけでも費用を抑えられます。
卒業旅行の時期を柔軟に調整できるなら、オフシーズンを狙うことで予算内でより豪華な旅行が楽しめます。オフシーズンは観光地も空いているため、快適に観光できるメリットもあります。
ただし、オフシーズンには雨季や寒い時期が含まれることもあるため、気候を事前に確認することが大切です。
民泊やゲストハウスを利用する
宿泊費を抑えるなら、ホテルではなく民泊やゲストハウスを利用するのがおすすめです。Airbnbなどの民泊サービスを使えば、ホテルの半額以下で宿泊できることも多いです。
ゲストハウスやホステルは、ドミトリー(相部屋)なら一泊2,000円から3,000円程度で泊まれます。プライベートルームでも5,000円から6,000円程度と、ホテルより安価です。
民泊やゲストハウスは、地元の人や他の旅行者と交流できる楽しさもあります。キッチンが使える施設なら、自炊をして食費も節約できます。
ただし、民泊やゲストハウスは立地やセキュリティを事前によく確認し、レビューをチェックしてから予約することが大切です。
グループ割引や学生割引を使う
グループで旅行すれば、宿泊費や交通費の割引を受けられることがあります。多くのホテルやツアー会社は、4人以上のグループに割引を提供しています。
また、学生証を提示すれば、美術館や観光施設の入場料が割引になったり、交通機関で学割が使えたりします。JRの学割を使えば、新幹線や特急列車の運賃が2割引になります。
レンタカーも複数人で利用すれば一人当たりの負担が軽くなりますし、ガソリン代や高速道路代も割り勘にできます。グループ旅行は楽しいだけでなく、経済的にもメリットが大きいです。
ただし、人数が多すぎると意見がまとまりにくくなるため、3人から5人程度がベストと言われています。
旅行会社のパッケージツアーを比較する
航空券とホテルを別々に予約するよりも、パッケージツアーの方が安いことが多いです。JTBや阪急交通社、HISなどの旅行会社は、航空券と宿泊がセットになったお得なパッケージツアーを提供しています。
パッケージツアーは、旅行会社が航空会社やホテルと大量契約しているため、個人で予約するよりも安く提供できるのです。また、空港からホテルまでの送迎が含まれていたり、観光ガイドが付いていたりするプランもあります。
複数の旅行会社のパッケージツアーを比較サイトで検索し、最も安いプランを選ぶことで、大幅に費用を抑えられます。ただし、自由行動の時間が限られることもあるため、プランの内容をよく確認しましょう。
オンライン専門の旅行会社は、実店舗がない分さらに安い価格を提供していることもあるため、チェックしてみる価値があります。
卒業旅行の予算が足りない時の対処法
卒業旅行に行きたいけど予算が足りないという悩みを持つ人は多いです。ここでは、予算不足を解決するための具体的な方法を紹介します。
アルバイトで貯金を増やす
卒業旅行のためにアルバイトを増やして貯金するのが最も確実な方法です。旅行の3ヶ月から6ヶ月前から計画的に貯金を始めれば、十分な予算を用意できます。
例えば、時給1,000円のアルバイトで週に10時間働けば、月に4万円稼げます。3ヶ月で12万円、6ヶ月なら24万円貯まる計算です。短期間で稼ぎたいなら、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期に集中的にアルバイトするのも効果的です。
単発バイトやイベントスタッフなど、短期で高時給のアルバイトを探すのもおすすめです。また、アルバイトで得たお金は旅行専用の口座に入れておくと、使い込みを防げます。
卒業旅行のために頑張って働いた経験は、社会に出てからも役立つ貴重な経験になるでしょう。
親に相談して援助をお願いする
親に正直に相談して、援助をお願いするのも一つの方法です。卒業旅行は人生で一度きりの大切なイベントなので、親も理解を示してくれる可能性があります。
全額を援助してもらうのではなく、「自分でアルバイトして半分は貯めたので、残りの半分を援助してほしい」と具体的にお願いすると、親も協力してくれやすくなります。旅行の計画や予算をしっかり説明することも大切です。
また、お年玉や親戚からのお祝い金を卒業旅行の資金に充てることも検討してみましょう。卒業祝いとして、親が旅行代を出してくれることもあります。
援助を受けた場合は、感謝の気持ちを忘れずに、旅行から帰ったらお土産を買って帰るなど、きちんとお礼をすることが大切です。
行き先や日程を見直す
予算に合わせて行き先や日程を柔軟に見直すことも重要です。ヨーロッパが予算オーバーなら、代わりに韓国や台湾を選ぶなど、現実的なプランに変更しましょう。
また、3泊4日を2泊3日に短縮したり、宿泊先のグレードを下げたりすることでも費用を抑えられます。観光スポットを厳選して、本当に行きたい場所だけに絞ることで、交通費や入場料も節約できます。
国内の近場に変更すれば、交通費を大幅に削減でき、その分を食事や観光に回せます。予算内で最大限楽しめるプランを考えることも、旅行計画の楽しみの一つです。
完璧な旅行を目指すのではなく、予算内でできる範囲で楽しむという柔軟な考え方が大切です。
分割払いやクレジットカードを活用する
クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用する方法もあります。ただし、この方法は手数料がかかるため、最終手段として考えるべきです。
学生でも作れるクレジットカードはいくつかあり、旅行代金をカードで支払って後から分割で返済できます。ただし、返済計画をしっかり立てないと、後で支払いに困ることになるため注意が必要です。
また、旅行会社によっては独自の分割払いプランを提供している場合もあります。手数料が低いプランを選び、無理のない返済計画を立てることが大切です。
クレジットカードを使う場合は、ポイント還元率の高いカードを選べば、旅行代金の一部がポイントとして戻ってくるメリットもあります。
友人と人数を増やして割り勘にする
旅行メンバーを増やして、宿泊費や交通費を割り勘にすることで、一人当たりの負担を軽くできます。4人で一部屋に泊まれば、宿泊費は4分の1になります。
レンタカーも複数人でシェアすれば、ガソリン代や高速道路代も割り勘にでき、大幅に節約できます。食事も大人数で行けば、シェアして色々なメニューを楽しめます。
ただし、人数が多すぎると予定の調整が難しくなったり、意見がまとまらなくなったりするデメリットもあります。気の合う仲間3人から5人程度が、楽しく旅行できるベストな人数と言われています。
友人を誘う際は、予算や日程、行き先について事前にしっかり話し合い、全員が納得できるプランを立てることが大切です。
卒業旅行の予算に含めるべき費用の内訳
卒業旅行の予算を正確に立てるためには、どんな費用がかかるのかを把握することが重要です。見落としがちな費用も含めて、内訳を詳しく解説します。
交通費(飛行機・新幹線・バス代)
交通費は卒業旅行の予算で最も大きな割合を占める費用です。往復の飛行機代、新幹線代、バス代などがこれに含まれます。国内旅行なら1万円から3万円程度、海外旅行なら3万円から15万円程度が相場です。
現地での移動費用も忘れずに計上しましょう。電車やバス、タクシー、レンタカーなどの費用です。海外ではタクシーが安い国も多いですが、国内ではレンタカーをシェアする方が経済的なこともあります。
空港から市内への移動費用や、観光地間の移動費用も事前に調べて予算に含めておくと、現地で予算オーバーになる心配がありません。
交通費を抑えたいなら、LCCや高速バス、早期予約割引などを活用しましょう。
宿泊費
宿泊費は旅行の日数分かかる継続的な費用です。ホテルのグレードや立地によって大きく変わりますが、国内なら一泊5,000円から1万円程度、海外なら3,000円から1万5,000円程度が目安です。
ゲストハウスやホステルのドミトリーなら一泊2,000円から3,000円程度で泊まれますし、高級ホテルなら一泊2万円以上することもあります。予算に応じて適切なグレードを選びましょう。
複数人で一部屋をシェアすれば、一人当たりの宿泊費を大幅に抑えられます。また、朝食付きのプランを選べば、朝食代も節約できます。
立地も重要で、観光地に近いホテルは高額ですが交通費が節約できるため、トータルで考えると安くなることもあります。
食費
食費は一日3食分で計算する必要があります。国内なら一日3,000円から5,000円程度、海外なら物価によりますが2,000円から5,000円程度が目安です。
外食ばかりだと食費がかさむため、朝食はコンビニやスーパーで買ったもので済ませたり、ランチは安い食堂を利用したりするなど、工夫することで節約できます。ディナーだけは奮発して美味しいものを食べるというメリハリも良いでしょう。
海外旅行の場合、物価が安い国なら屋台やローカルレストランで一食500円以下で食べられることもあります。一方、ヨーロッパやハワイなど物価が高い地域では、一食2,000円から3,000円程度かかることもあります。
食べたいものをリストアップして、優先順位をつけておくと予算管理がしやすくなります。
観光・アクティビティ費用
観光施設の入場料やアクティビティの参加費も予算に含めておきましょう。
美術館や博物館は500円から1,500円程度、テーマパークは5,000円から8,000円程度、マリンスポーツなどのアクティビティは5,000円から1万円程度が相場です。
無料で楽しめる観光スポットも多くありますので、有料と無料をバランスよく組み合わせることで費用を抑えられます。例えば、公園や寺社、街歩きなどは基本的に無料です。
学生証を提示すれば割引になる施設も多いため、必ず持参しましょう。また、観光パスや周遊券を利用すれば、個別に入場料を払うよりもお得になることがあります。
事前に行きたい観光スポットをリストアップして、入場料の合計を計算しておくと予算オーバーを防げます。
お土産代
お土産代も意外とかさむ費用なので、予算に組み込んでおきましょう。家族や友人、お世話になった先生などへのお土産を考えると、5,000円から1万円程度は必要です。
お土産は空港で買うと高額になることが多いため、現地のスーパーや市場で買う方が安く済みます。特に食品系のお土産は、スーパーで買えば半額以下になることもあります。
自分用のお土産も欲しくなるものですが、予算を決めておかないと使いすぎてしまうため注意が必要です。本当に欲しいものだけを厳選して購入しましょう。
お土産を買う人のリストを作って、一人当たりの予算を決めておくと、計画的に買い物ができます。
海外旅行保険・ビザ代(海外の場合)
海外旅行に行く場合は、海外旅行保険とビザ代も必要です。海外旅行保険は一週間程度で3,000円から5,000円程度が相場で、病気や怪我、盗難などのトラブルに対応してくれます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用すれば、別途保険に加入する必要がない場合もあります。ただし、補償内容や条件を事前に確認することが重要です。
ビザが必要な国に行く場合は、ビザ取得費用も予算に含めましょう。国によって異なりますが、3,000円から1万円程度かかることが多いです。観光ビザが不要な国も多いため、事前に確認しておきましょう。
また、パスポートを持っていない場合は、パスポート取得費用(約1万6,000円)も必要になります。
高校生と大学生で違う卒業旅行の予算相場
高校生と大学生では、卒業旅行の予算相場や旅行スタイルが大きく異なります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったプランを立てましょう。
高校生は国内・近場が中心で予算が低め
高校生の卒業旅行は国内や近場が中心で、予算も3万円から5万円程度と比較的低めです。これは、高校生がアルバイトで貯められる金額に限りがあることや、親の援助を受ける場合でも控えめになることが理由です。
人気の行き先は東京ディズニーリゾート、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、沖縄などで、2泊3日程度の日程が主流です。新幹線や高速バスを使った移動が一般的で、飛行機を使う場合でも国内線がほとんどです。
高校生の場合は、親が費用の一部または全額を負担するケースも多く、「卒業祝い」として旅行代をプレゼントしてもらえることもあります。ただし、お小遣いやお土産代は自分で用意することが一般的です。
最近では高校生でも韓国や台湾などの近場の海外旅行に行く人も増えていますが、その場合の予算は6万円から8万円程度になります。
大学生は海外も視野に入れて予算が高め
大学生の卒業旅行は海外も視野に入れるため、予算も8万円から15万円程度と高めになります。4年間のアルバイトで貯めたお金や、就職前の最後の長期休暇を使って、思い切った旅行をする人が多いです。
人気の行き先は韓国、台湾、タイ、ハワイ、ヨーロッパなどで、1週間程度の旅程を組む人も少なくありません。特にヨーロッパ周遊など、社会人になってからは時間的に難しい旅行を選ぶ傾向があります。
大学生は高校生と比べて旅慣れている人も多く、バックパッカースタイルで安く長期間旅行する人や、逆に高級リゾートで贅沢な時間を過ごす人など、スタイルも多様です。
友人と複数人で行くことが多く、宿泊費や交通費を割り勘にすることで一人当たりの負担を軽くしています。
費用は誰が払う?親の援助の有無
卒業旅行の費用を誰が負担するかは、家庭によって大きく異なります。高校生の場合は親が全額または一部を負担するケースが多く、大学生の場合は自分で全額負担する人が増えます。
高校生は「卒業祝い」として親が旅行代を出してくれることも多いですが、大学生は「もう大人だから自分で払うべき」と考える親も増えます。ただし、親が一部を援助してくれるケースもあり、例えば「半分は出してあげる」といった形が多いようです。
親に援助をお願いする場合は、旅行の目的や計画をしっかり説明し、自分でもアルバイトをして努力していることを伝えると、理解を得やすくなります。また、旅行から帰ったら感謝の気持ちを伝え、お土産を買って帰るなど、きちんとお礼をすることが大切です。
全額自分で負担する場合は、計画的に貯金を始めることが重要です。早めに準備を始めれば、無理なく予算を貯められます。
卒業旅行の予算に関するよくある質問
卒業旅行の予算について、多くの人が抱く疑問に答えます。参考にして、自分の旅行計画に役立ててください。
卒業旅行に行かないのはあり?
卒業旅行に行かないという選択も全く問題ありません。卒業旅行は必須のイベントではなく、行きたい人が行くものです。予算が厳しい、興味がない、他のことにお金を使いたいなど、理由は人それぞれです。
卒業旅行に行かなかったからといって、後で後悔する人ばかりではありません。むしろ、無理して行って借金を抱えたり、楽しめなかったりする方が問題です。自分の価値観や状況に合わせて判断しましょう。
ただし、友人と一緒に思い出を作る最後のチャンスでもあるため、本当は行きたいのに予算の問題だけで諦めているなら、安いプランを探したり、親に相談したりする価値はあります。
卒業旅行に行かない代わりに、そのお金を別の有意義なことに使うという選択も立派です。
お金がないと断るのは失礼?
お金がないことを理由に断るのは失礼ではありません。正直に「予算的に厳しい」と伝えることは、誠実な対応です。無理して参加して後で支払いに困る方が、かえって迷惑をかけることになります。
断る際は、「行きたいけど今は予算が厳しくて」と、行きたい気持ちはあることを伝えると、友人も理解してくれやすくなります。また、「もっと安いプランなら参加できる」と代替案を提示するのも良い方法です。
友人が本当の友達なら、あなたの経済状況を理解し、無理強いはしないはずです。逆に、断ったことで関係が壊れるようなら、それはそれまでの関係だったと割り切ることも必要です。
お金がないことは恥ずかしいことではなく、自分の経済状況を正しく把握して判断できることは、むしろ大人として立派なことです。
2泊3日の卒業旅行の予算はいくら?
2泊3日の卒業旅行の予算は、行き先によって大きく異なりますが、国内なら4万円から6万円程度、近場の海外なら6万円から8万円程度が相場です。
国内の場合、交通費が往復1万円から2万円、宿泊費が2泊で1万円から2万円、食費と観光費で1万円から2万円程度が目安です。沖縄や北海道など遠方の場合は、交通費がもう少し高くなります。
韓国や台湾などの近場の海外旅行なら、航空券が往復3万円から4万円、宿泊費が2泊で6,000円から1万円、食費と観光費で1万円から2万円程度が目安です。
節約を重視するなら、高速バスやLCC、ゲストハウスを活用すれば、国内なら3万円程度、海外でも5万円程度に抑えることも可能です。
ヨーロッパ旅行は10日間でいくらかかる?
ヨーロッパ旅行10日間の予算は、30万円から50万円程度が相場です。学生の卒業旅行で多い5日から7日間なら、20万円から30万円程度が目安になります。
航空券が往復10万円から15万円、宿泊費が9泊で7万円から10万円、食費が10日間で5万円から8万円、観光費やその他の費用で5万円から10万円程度という内訳です。
ヨーロッパは物価が高く、特に西ヨーロッパ(フランス、イギリス、スイスなど)は日本よりも高額です。東ヨーロッパ(ポーランド、チェコなど)は比較的安く、予算を抑えたい場合におすすめです。
節約するなら、LCC、ユースホステル、自炊などを組み合わせることで、10日間で25万円程度に抑えることも可能ですが、かなり切り詰めた旅行になります。
卒業旅行の予算が払えない場合はどうする?
卒業旅行の予算が払えない場合は、無理して参加しないという選択も重要です。借金をしてまで行く必要はありませんし、後で返済に苦しむよりも、今は我慢する方が賢明な判断です。
どうしても行きたい場合は、プランを見直して予算を下げる、親に援助をお願いする、アルバイトを増やして貯金するなどの方法があります。また、友人に正直に相談すれば、より安いプランに変更してくれる可能性もあります。
クレジットカードの分割払いやリボ払いを使う方法もありますが、手数料が高額になるため最終手段として考えるべきです。返済計画をしっかり立てないと、後で大きな負担になります。
卒業旅行は大切な思い出ですが、それ以上に自分の経済的な健全性を守ることが重要です。無理のない範囲で楽しむことを優先しましょう。
まとめ:卒業旅行の予算相場と行き先選びのポイント
卒業旅行の予算相場は、高校生なら3万円から5万円程度、大学生なら8万円から12万円程度が一般的です。予算3万円から5万円なら国内の主要都市や近場の観光地、5万円から10万円なら沖縄や韓国・台湾などの近場海外、10万円から15万円なら東南アジアやハワイ、15万円から20万円ならヨーロッパやモルディブなどの高級リゾートが選択肢に入ってきます。
卒業旅行の予算を抑えるコツは、早期予約割引の活用、LCCや高速バスの利用、オフシーズンを狙うこと、民泊やゲストハウスの利用、グループ割引や学生割引の活用などです。これらを組み合わせることで、同じ行き先でも大幅に費用を削減できます。
予算が足りない場合は、アルバイトで貯金を増やす、親に援助をお願いする、行き先や日程を見直すなどの方法があります。ただし、無理をして借金をしてまで行く必要はなく、自分の経済状況に合った判断をすることが大切です。
卒業旅行は一生に一度の大切な思い出になります。予算に合った行き先を選び、計画的に準備することで、最高の卒業旅行を実現してください。友人との思い出作りを楽しみながら、充実した旅行になることを願っています。
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