【衝撃!実録漫画】いつか反撃する日のために…。卑劣ないじめに耐える日々(号泣)【いじめの記録㉒】
- 2022年09月30日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部の漫画担当です。
「わが子がもし、いじめに遭っていたら……」そのときは親としてどのような対応が取れるでしょうか。
漫画家moroさんがブログで発表した「いじめの記録」という作品は、まさにそれに答えてくれるような内容。moroさんの長女が中学1年でいじめに遭い、それを親子で手探りで解決していった実録です。
ついにc子がいじめグループから離脱。moroさんの長女と仲良くなりますが、いじめは簡単には終わらず……。今回は「【いじめの記録㉒】いじめの実態。」編をお届けします。
※いじめシーンがあるので、苦手な方はお気をつけください。
登場人物紹介
こもろ
作者moroの娘。中学1年生になったばかり。
A
こもろと同じクラスで、部活動も一緒。小学2年生の時に娘をいじめていた経緯があり、作者は当初より不安に感じていた。
※このお話は新型コロナ感染症流行前の出来事です。
【いじめの記録㉒】いじめの実態。
娘が決意しました。
12月の3者面談(保護者・生徒・担任)で証拠を全て突きつけるため、娘が学校から帰宅したら、すぐに聞き取りをし、それらを記録していきました。
以下、娘が受けた被害の一部を抜粋して、掲載していきます。
気分を悪くした方がいたら、すみません。
でもこれは、「いじめの実態を大人の人たちに知ってほしい」という娘の希望でもあります。
よろしくお願いします。
この日、補欠だった娘は、走ることはありませんでした。
大会が終わり、
b子が、娘の座席の背もたれを思い切り蹴ってきました。
Aはその後ろで笑っています。
私たちには作戦がありました。
狙いは、目撃者を増やすこと。
この作戦が頭にあったため、娘は心折れることなく、毅然とした態度を取り続けられたそうです。
因みに、b子のこの行為は暴行罪(間接暴行)にあたります。
別の日。
b子が、娘の消しゴムを奪いました。
何やら、隠して手を加えている様子のb子。
再び振り向いたと思ったら、
シャーペンの芯をザクザクに刺して返してきました。
これは、娘が抗議できないときを狙っての犯行でした。
因みにこれは、器物損壊罪になります。
別の日。
休み時間に読書をしていた娘。
突然、奪われました。
b子でした。
そして、読んでいた本を投げられました。
娘の様子を見て
Aとb子はニヤニヤ笑っていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ひどい、ひどすぎる!いじめは犯罪以外の何物でもないですね。
これまで学校にいじめを訴えてきたものの、担任から“こもろさんも悪いのでは”という電話があったり(第14回)、その場かぎりの謝罪で終わらせられたり(第13回)してきたmoroさん親子。果てには、いじめが再開していました。
ですが、今回のような冷静な記録が後ほど効力を発揮します。
最後までお見逃しなく!
明日は「【いじめの記録㉓】『なぜ嫌がらせをするのか』という問いに、b子は……」編をお届けします。
次の話を読む(第23回)
前の話を読む(第21回)
この話を最初から読む(第1回)
※こちらの漫画は、ブログで公開されたものをヨムーノ編集部が再構成、編集したものです
moroさんからメッセージ
moroさんから次のようなコメントをもらっています。
大人たちや友人たちの働きかけ、娘の頑張りもあり、結果として、いじめはなくなりました。
ですが、娘の心の中にはいじめにあった出来事が、ずっと心に残ったままです。
記事にすることで昇華できるといいな、と思います。
描くことは、娘の希望でもあります。
また、これは、いじめ報復を目的とした記事ではありません。
関係者への誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします
「いじめは絶対いけない!」は大前提。
でも、「この子がやったんだって」と個人を特定したり、「この先生、むかつく!」と悪口を言ったりと、誰かを悪者にしてむやみに攻撃しても、いじめは解決しないことは周知のとおり。
これは、大人はどう行動したらいいか、具体的にどうしたらわが子を救えるか、ヒントが詰まった実録漫画です。
作者紹介
当初はハンドメイドを掲載していたブログにて、息子さんの自閉スペクトラム症の診断を機に自閉症についての絵日記を描いたところ話題に。息子さんを中心に日常を描いた作品をたくさん発表しています。
ネットによる突然の誹謗中傷被害の記録を綴った最新作にも注目です!
【書籍情報】
誹謗中傷犯に勝訴しました~障害児の息子を守るため~
著者:moro
発売元:竹書房
価格:kindle版(電子書籍)1,188円(税込)
※kindle版の値段は2022年6月5日時点のものです。
「誹謗中傷犯に勝訴しました~障害児の息子を守るため~」販売ページを見る(Kindle版)
moroさんのブログでは、子どもや夫との毎日で起きた抱腹絶倒なアクシデントやホロリとした子どもの行動、憤った出来事などを綴った、思わず共感する漫画がいっぱい!ぜひチェックしてみてくださいね。
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