【衝撃!実録漫画】涙が止まらない(泣)孤独でつらい給食の時間、救ってくれたのは……【いじめの記録⑪】

  • 2022年06月16日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部の漫画担当です。

「わが子がもし、いじめに遭っていたら……」そのときは親としてどのような対応が取れるでしょうか。

漫画家moroさんがブログで発表した「いじめの記録」という作品は、まさにそれに答えてくれるような内容。moroさんの長女が中学1年でいじめに遭い、それを親子で手探りで解決していった実録です。

前回、先生の指導により、いじめグループの1人であるb子が謝罪。今回は「【いじめの記録⑪】ひとりぼっちにさせないこと。」編をお届けします。

登場人物紹介

こもろ
作者moroの娘。中学1年生になったばかり。

A
こもろと同じクラスで、部活動も一緒。小学2年生の時に娘をいじめていた経緯があり、作者は当初より不安に感じていた。

※このお話は新型コロナ感染症流行前の出来事です。

【いじめの記録⑪】ひとりぼっちにさせないこと。

b子と娘が別室に呼ばれ、握手をさせられました。

この出来事の翌日から

給食の時間になると、学年主任の先生が娘のクラスに来るようになりました。

この時はまだコロナ禍前。班ごとに机を寄せ合い、給食を食べます。

先生は、娘がひとりぼっちにならないよう、配慮してくれていました。

次の日も、

また次の日も。

出張などでいない日以外は、隣に来てくれていた先生。

班の中で話題を振り

娘もその中に引き入れ

女子とも距離をとらないように

話題を振り、

女子が入ることはなかったそうですが、それでも、娘の周りが不穏にならないよう、配慮してくれていました。

これは私の勝手な見解ですが、先生のこの行動は
「君らがやっていることを先生は知ってるぞ」
というメッセージにもなっていたのではないでしょうか。

女子たちには、結構なプレッシャーだったと思うのです。

ある日、娘が聞いたそうです。

すると先生は、こう答えました。

このときの先生の行動を、娘は今でも感謝しています。

班になって向き合って食べる給食ほど、孤独でつらい時間がなかったそうで……。

先生がいて、自分に話題をふってくれて、「自分もここにいていいんだ」と思えるようになり、気持ちがだいぶ軽くなったそうです。

さて、話は変わりますが、先日のb子との握手会の後、「これで解決、オールオッケー」となったわけではありません。
実は休み時間などに

対象は娘以外の女子、全員です。数日をかけて行われました。

明日はいよいよ、先生たちが女子全員に指導をします。

~~~~~~~~~~~~~~~~

先生~ありがとうございます(涙)。
ちゃんと気にかけてくれる大人がいるって大切ですよね。そして、大人がちゃんと目を光らせていることが何より重要だと、このお話から感じました。

これも、moroさんの娘ちゃんが毎日訴えたからこそ!

明日は「【いじめの記録⑫】帰りの会の後、教室に残された女子たち。」編をお届けします。一体何が起こるのでしょうか?お楽しみに!

前の話を読む(第10回)

この話を最初から読む(第1回)

※こちらの漫画は、ブログで公開されたものをヨムーノ編集部が再構成、編集したものです

moroさんからメッセージ

moroさんから次のようなコメントをもらっています。

大人たちや友人たちの働きかけ、娘の頑張りもあり、結果として、いじめはなくなりました。
ですが、娘の心の中にはいじめにあった出来事が、ずっと心に残ったままです。
記事にすることで昇華できるといいな、と思います。
描くことは、娘の希望でもあります。

また、これは、いじめ報復を目的とした記事ではありません。
関係者への誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします

「いじめは絶対いけない!」は大前提。
でも、「この子がやったんだって」と個人を特定したり、「この先生、むかつく!」と悪口を言ったりと、誰かを悪者にしてむやみに攻撃しても、いじめは解決しないことは周知のとおり。

これは、大人はどう行動したらいいか、具体的にどうしたらわが子を救えるか、ヒントが詰まった実録漫画です。

作者紹介

当初はハンドメイドを掲載していたブログにて、息子さんの自閉スペクトラム症の診断を機に自閉症についての絵日記を描いたところ話題に。息子さんを中心に日常を描いた作品をたくさん発表しています。

ネットによる突然の誹謗中傷被害の記録を綴った最新作にも注目です!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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