「豆板醤」と「四川豆板醤」の違い知ってる?そんなに複雑じゃなかった件

  • 2023年03月10日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

調味料として認知度が広がっている「醤」。
業務スーパーだけでも「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」「花椒辣醤(ファージャオラージャン)」「青麻辣醤(チンマーラージャン)」「甜麺醤(テンメンジャン)」「豆板醤(トウバンジャン)」「四川豆板醤(シセントウバンジャン)」を買うことができます。

ここでは、「豆板醤(トウバンジャン)」じゃないほう、「四川豆板醤(シセントウバンジャン)」を使って料理してみました。

豆板醤と四川豆板醤の違いは?

中国の四川省の豆板醤には唐辛子が入っており、それ以外では入っておらず豆味噌のような塩辛いものを指すそうです。なので四川以外の豆板醤の色は黒褐色であったため、日本の中華料理人の「鮮やかな色の豆板醤が欲しい」という要望から生まれたのが「四川豆板醤」と言われています。※ユウキ食品の広報の方より

業務スーパーの四川豆板醤は、業務用に作られているだけあって中国の商品開発担当の方がより本格的な味になるように努めています。※神戸物産の広報の方より

四川豆板醤(シセントウバンジャン)

内容量:180g
原産国:中国

業務スーパーの紹介文

塩漬けした唐辛子に空豆味噌と枝豆味噌を加え、辛味だけでなく旨味のある四川豆板醤に仕上げました。

八角・シナモン・陳皮・クローブ・山椒をバランスよく組み合わせた香辛料が、さらに味の奥深さを引き立てます。

回鍋肉や麻婆豆腐などの本格中華料理に!また、野菜や肉などの炒め物やチャーハン、スープやドレッシングの隠し味として幅広くお使いいただけます。

四川豆板醤を使ったレシピ

麻婆茄子

いつもは素を使って作る我が家ですが、今回は素を使わずに作ってみました。
豆板醤をどれだけ入れたらいいのかわからず、検索したレシピ通りに大さじ1杯入れてみたら

辛い!!

中華料理店で出てきそうな味と辛さでした。もちろん辛いですが、美味しい! 子どもは辛くて食べられなかったので、半熟の卵焼きを追加して少し辛味を抑えて食べました。

大人は残ったソースをご飯にかけて、麻婆丼にして最後まで美味しくいただきました。
辛いのが苦手な方は小さじ1杯程度でも辛味を抑えた、本格的な味に近づけると思います。

ちなみにナスは業務スーパーの「揚げナス乱切り」を使用したので、揚げるという一手間が省け、ハードルの低い献立になりました。
麻婆ソースも多めに作って冷凍しておけば、忙しい時の救世主になりそうです。

チリソース

豆板醤の王道の「エビチリ」を作ろうと思いました。
実は我が家ではエビは不人気なため、誰も食べてくれないんです。

なので唐揚げで「鶏チリ」を作ることにしました。唐揚げを使う場合は、唐揚げの下味は薄めがおすすめです。

チリソースは用意するも調味料が多いですが、覚えておくとエビはもちろん今回のように唐揚げや野菜など応用が効くので是非覚えてみてください。

今回は唐揚げにカサ増しで玉ねぎを入れてみたのですが、ブロッコリーを加えても彩よく 見た目にも楽しめるメニューになったと思います。
それに豆板醤の量を調節すれば、大人も子どもも楽しめる献立になりますよ。

今回は子どもも楽しめる味を目指して、豆板醤は小さじ1杯程度。 子どもはいい感じに辛く、大人はチリソースとしては物足りない辛さでした。子どもからも「美味しい」と好評でした。
やはり「本格的な味」だからでしょうか。

豚肉のケチャップ炒め

塊の豚肉を食べやすい大きさに切り炒めたものにケチャップ、めんつゆ、砂糖でベースを作り、そこに四川豆板醤を加えてソースを作りました。

豚肉とケチャップは合い美味しいのですが、ケチャップと豆板醤という組み合わせのせいか チリソースに似た味付けになってしまいました。

その点さえ気にしなければ、美味しく頂けます。

南蛮漬け

鮭を揚げ焼きにし、玉ねぎ、人参、ピーマンを使って南蛮漬けにしました。
南蛮漬けは唐辛子を使用することもあるので、豆板醤を使ってみたらん、微妙でした。

辛いのは問題ないのですが、豆味噌の味というのでしょうか。豆板醤特有の味が南蛮漬けには合わない気がしました。

辛味をつけるなら唐辛子の辛さの方が合うと思います。

坦々うどん

以前にお店で「坦々うどん」を食べたのを思い出し、再現できないかと挑戦してみました。
ネットでレシピを検索してみるとあれこれ調味料が多いので心が折れそうになりましたが、よく見れば普段家にあるものばかりなので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
しかも豆板醤の量は自分で調節できるので、大人も子どもも楽しめて一石二鳥です。

肉味噌とスープの2種類作ることになりますが、肉味噌は他の使い方もできるので、多めにまとめて作って残りは翌日別の料理に使うということもできるので、作るときは多めに作るのがおすすめです。

うどんのベースのスープは今回は鶏がらスープの素や胡麻、豆乳などを使いましたが「これってめんつゆと胡麻ドレッシングでいいかも」と思い再挑戦したら味はもちろん違いますが、これはこれでアリなスープでした。

「買うのが当たり前」と思っていたものでも作ってみたら意外と難しくない、そんな代表格のようなメニューでした。

豆板醤は少し辛味をつけたい時に便利な調味料かと思っていたのですが、豆板醤は自体は柔らかめの味噌のような感じなのですが、他の調味調としっかり混ぜないと一箇所だけ「辛い!」となりそうで、少し混ぜるのに気を使いました。

「きちんと混ざっているかな?」「ダマになってないかな?」といつも以上に気になってしまいました。
本格的な味なので、辛いもの好きな方はこの量でも問題なく使い切れるかと思います。

意外と何にでも合いそうなので、便利なのですがたくさん使いすぎると豆板醤特有の豆味噌のような味が主張されすぎてしまうような気がしました。

もちろんそれが好きな方は問題ないいのでしょうが、全てが似たような味になってしまうので要注意です。

本格的な中華料理をお求めの方、是非一度試してみてください。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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