無印良品と100均で作る「防災リュック」の中身リストと詰め方の工夫
- 2023年07月06日更新
こんにちは。整理収納アドバイザーでくふうLive!ライターのtakaです。
みなさんはご自宅に「非常用持ち出し袋」を備えていますか?
非常用持ち出し袋とは、災害などで水道やガスなどのライフラインが使えなくなってしまった時に、自足するために必要なものを保管しておくもので、
①常に持ち歩く備え
②災害時サッと持ち出せる必要最低限の備え(一次持ち出し袋)
③3日もしくはそれ以上の避難生活に対する備え(二次持ち出し品もしくは自宅での備蓄品)
と大きく3つに分けられます。 今回はその中でも「②一次持ち出し品」を入れている防災リュックについてご紹介します。
無印良品リュックで作るもしもの備え
一次持ち出し袋(防災リュック)は1人1つずつ準備するのが基本。
自分に必要なものを各自用意しておき、いざという時それぞれがサッと持ち出せることが大切です。
わが家も、家族それぞれの一次持ち出し袋を用意していて、いざという時サッと持ち出せるよう玄関近くの収納スペースに保管しています。
私の防災リュックは、無印良品の『肩の負担を軽くする撥水リュックサック・黒(税込3,990円)』を使って作成。
(市販の防災リュックも試しに1つ購入したのですが、サイズがかなり大きく重かったため、そちらは夫用にして、私のリュックは自作しました。)
肩の負担を軽くする撥水リュックは、重いものを入れても肩の負担が軽減されるようショルダーパットの構造が工夫されているので、通勤や通学はもちろん、わが家のように防災リュックとして使うのもおすすめ。
両脇と背面、内側とポケットがたくさんあるので、収納しやすく、中のものも散乱しにくいです。
【撥水リュックサックの推しポイントを徹底解説】 特許取得のショルダーパッド(調節可能)のおかげでたくさん詰めても楽に肩を動かせます。パッドを調節すれば男女兼用で使用できるところも嬉しいポイント。
リュックの中には、私にとって必要最低限のもの(1日分の備え)を入れています。 入っているものは以下の通りです。
・軍手
・アルコールスプレー
・除菌シート
・不織布マスク
・手回し充電ラジオ
・電池
・ケーブル
・簡易トイレ
・救急セット
・生理用品
・目隠しポンチョ
・タオル
・メモ帳
・ペン
・財布(小銭)
・ガムテープ
・持ち手付きゴミ袋
・45Lゴミ袋
・ラップ
・衛生用品
・トイレットペーパー
・水・食料品
・緊急連絡先など
(簡易トイレや食料は子どもとの避難を考慮し、多めに入れています)
タグツールLEDライトと災害時のメモがわりに使える養生テープは、すぐ使えるよう外付けに。
リュックの背面ポケットには避難時すぐ使いそうな油性ペン・メモ帳・マスクをひとまとめにし、サイドのポケットにもサッと取り出したい除菌シートやゴミ袋を入れています。
マンション暮らしで、洪水や津波、土砂崩れなどが起こる可能性も低いわが家は、災害時は自宅避難する可能性が高いため、実はつい最近までは防災リュックを作っていませんでした。
でも、近年想定外の災害が多数起こっていることを考えると、わが家が避難する可能性もゼロとは言い切れず、できる備えはしておきたいと防災の日を機に用意しました。
中に入っているものは例え持ち出さなかったとしても、自宅避難時にも使えるものばかりなので、備えておくことは無駄にならないと感じています。
中身を一部紹介
リュックの中身は無印良品や100円均一ショップ、ネットを活用して揃えました。
無印良品で購入したものを一部ご紹介します。
手回し充電ラジオ
災害時情報を得るためにラジオがあると安心。夫のリュックにはコンパクトな携帯ラジオを入れましたが、私のリュックには自宅避難用に持っていた無印良品の手回し充電ラジオを入れました。
充電機能も付いているので災害時でも安心なのですが、充電する際は手回しで内蔵バッテリーに蓄電する必要があるので、若干面倒。
可能ならモバイルバッテリーを単品で入れておいて、それが使えなくなった時の保険として活用するのがおすすめです。
衛生用品
無印良品の「ナイロンメッシュケース・ポケット付き」の中には以下のものをまとめています。
左上から、靴下・カイロ・汗拭きシート・クレンジングシート・歯みがきシート・アルミ保温シート。
シート類は以前の記事でご紹介しています。靴下・カイロ・アルミ保温シートは寒さへの備えとして入れました。
【災害時に役立つ無印良品のシート類はこちら】
リュックの詰め方の一工夫
リュックの中に重いものと軽いものがある場合、重いものを上側に入れると重心が高くなり、背負った時に軽く感じるそうです。
リュックと背中に隙間なく密着させることでさらに負担を軽くできるので、リュックに詰める際は重いものを背中側に詰めました。
内ポケットは2つあるので、一番背中に近いポケットには水を、もう一つには食品を入れ、リュックの底には比較的軽い生理用品やタオルを入れてから衛生用品や救急セットなどをイン。
小さなことですが、何も考えずに詰めた時と比較すると背負った時安定感があり確かに軽く感じます。
また、リュックの中には普段使っている携帯電話やモバイルバッテリーなども入れて持ち出したいので、パンパンに詰めず、それらを入れるスペースも確保しています。
防災はその場限りのことでなく、日々の暮らし同様無理なく続けていくことが重要。
食品や衛生用品といった使用期限のあるものは特別なものばかり揃えると買い替えが大変なので、普段よく行く店舗で買えるものや普段使っているものをうまく活用するのもポイントです。
例えば防災リュックの中身は3月と9月の年に2回点検する予定なので、リュックに入れる飴やお菓子は賞味期限が6か月以上先のものならOK。
長期保存のお菓子は高価で種類が限られますが、普段食べているもので賄えるなら選択肢も増えるし買い替えも楽です。消費する際も普段使うものなら難なく使い切れると感じています。
必要な備えは人それぞれ違いますが、あれこれ入れてしまうと重くなってしまうので中身を厳選し、用意した後は実際に背負ってみて歩けるかも確認しておくと安心です。
つい後回しにしがちなことですが、ご自宅の環境に応じて必要な備えを続けていけるといいですね。
100均で買える防災グッズはこちらをチェック
みんなに聞いた「防災リュックの中身」
神奈川県在住。夫と3人の子どもたち(中3長男・中1次男・小5末娘)との5人暮らし。お片付けサービス「つづく暮らし」を主宰し、自身の失敗体験から、ものを整理収納するだけでなく子供が自ら片付けしやすい環境づくりや、日々の暮らしの中で無理なく続けられる片付け方法を提案・発信しています。ヨム―ノでは大好きな無印良品についても発信中。
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