"収納スペースに冬物入らない問題"を解決!整理収納プロが実践「衣替え不要な3つの方法」

  • 2022年05月12日更新

こんにちは。横浜の整理収納アドバイザーでヨムーノライターの長島ゆかです。
緊急事態宣言が解除され、衣替え後の制服で初登校になる方もいるかもしれませんね。

この時期頭を悩ませるのは、「オフシーズンの冬物が収納スペースに入らない」問題じゃないかな、と思います。
春夏物に比べ、分厚いモノが多い冬物を入れるスペースにお悩みというご相談を多く受けます。

そこで今回は、衣替えやオフシーズンの物の収納の考え方をお伝えしてみようと思います。

まずは、衣替え(場所替え)をしなくて済む物量を目指す

いちばん理想的なのは、通年を通して、使いやすい場所に収納できる量にまで減らす、ということ。

もちろん、明確に「コレは持っていたい!」というものを減らす必要はないですが、あまり深く考えずに、複数持つことが当たり前だと思っているモノもあるものです。

まずは、そういった「なんとなく持っている」モノから、
「これはそもそも減らせないだろうか?」
という発想を持って、見直してみることが大切です。

たとえば、私はファッションにあまりこだわりがないので、靴の量を必要最小限にしました。

私の靴はいま、通年で9足です(普段履きの1足がタタキに出ているので、収納内の写真は8足)。
くつホルダーという収納グッズを使っても、これ以上の量は下駄箱に入らないので、もしこれ以上靴を持とうとすると靴にも衣替えが必要になります。

私は衣替えの必要のない暮らしを優先させた結果、この量をキープするようになりました。

  • 使っている収納グッズ
    Like-it くつホルダー スリム

減らせないけど、省スペースにできるものにかえる

そうはいってもシーズンものの中には、「冬には必要になるから手放すことはできない」というものもありますよね。
そういう場合は減らすというより、「省スペースのものに買いかえられないか?」という発想で見直すのもオススメです。

たとえば、わが家で省スペースなものにかえた例としては、掛け布団があります。
薄い羽毛布団を2枚合わせることで冬は分厚い布団として使える、オールシーズン使える2枚合わせ布団に変えました。

(例)ニトリ 2枚合わせ羽毛掛ふとん シングル(NT-q2 S)
商品コード 7571495

ニトリネット

昔ながらの分厚い羽毛布団と薄い羽毛布団をそれぞれ別々に持つのではなく、言ってみれば、分厚い羽毛布団を2個に分解して、春秋にはその片方だけを使う、といったイメージです。

真夏には2枚とも使わなくなるものの、1枚1枚の布団はそんなに分厚くないので、結果的に省スペースでの収納が可能になりました。
わが家では寝室のクローゼットの枕棚に、IKEAのSKUBB(小さいサイズ)を使って立てて収納しています。

  • 使っている収納グッズ
    IKEA SKUBB 収納ケース 44x55x19cm
    ¥999(税込)

IKEAオンラインストア

1つの引き出しを手前と奥で分けてみる

使いやすい収納スペースが限られている場合や、どうしても物量を減らすことができない場合は、やはり衣替えが必要になりますよね。
それでも、その衣替えがなるべくラクにできるように、わが家ではオフシーズンのものも極力近くに置くようにしています。

例えば、引出しに収納している洋服がそうです。
奥に長い引き出しの場合、手前は使いやすいですが奥が使いづらいですよね。
ですので、わが家では手前にオンシーズン、奥にオフシーズン服を入れています。

息子の洋服の場合はこのように収納しています。

息子のルームウェア(パジャマ)は3段階に分けていて、
春秋物(薄い長袖)、夏(半袖半ズボン)、冬物(分厚い長袖)で分けています。

また、主人のインナーTシャツも、手前が春夏用の半そでTシャツ、奥が冬の長袖ヒートテックです。

こうしておけば、衣替えは手前と奥をごっそり入れ替えるだけで済むので、1か所あたり数秒で終わります。
また、同じ引き出しなので、季節の変わり目で少し寒い日があってもすぐに取り出せますし、洗濯後もすぐにしまえます。

限りあるスペースにモノを収めるために

今回は「モノを減らす」「省スペースのものにかえてみる」「引出しの手前と奥でできるようにする」という3つの視点からお伝えしてみました。

いずれも、なにをどのくらい持っているのかを把握することから始まります。
今、オフシーズンの物が溢れてしまっている、という方はぜひ、モノの把握から始めて、冷静に見直してみてはいかがでしょうか。

ではでは。

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この記事を書いた人
横浜の整理収納アドバイザー
長島ゆか

3度の飯より整理収納・お片付け・書類整理が好き。収納オタクでもあります。 家事を愉しみながら、シンプルな暮らしを目指し、邁進中。

整理収納アドバイザー

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