【人気の街ランキング2016/新築編】マンション・一戸建てともに、王者に輝いたのは「東京都世田谷区」!

  • 2023年06月27日更新

株式会社オウチーノは、住宅・不動産サイト「O-uccino」新築サイトの、2016年1月1日から2016年12月31日のアクセス数をもとに、「2016年、人気の高かった市区町村ランキング[新築マンション・新築一戸建て/首都圏編]」を作成しました。

結果、新築マンション編・新築一戸建て編ともに、第1位は「東京都世田谷区」。新築マンション編では、第2位「東京都港区」、第3位「東京都中央区」と続きました。一方、新築一戸建て編では、第2位は「埼玉県さいたま市浦和区」が、第3位は「千葉県船橋市」がランクインし、郊外の人気が高まっていることが伺えました。

新築マンション編・新築一戸建て編ともに、第1位は「東京都世田谷区」!

2016年の第1位は、新築マンション編・新築一戸建て編ともに「東京都世田谷区」でした。
前年の新築マンション編は、第1位「東京都中央区」、第2位「東京都千代田区」、第3位「東京都港区」、第4位「東京都世田谷区」。新築マンションの価格高騰を牽引してきた都心3区を抑え、「東京都世田谷区」がトップに立ちました。
一方、新築一戸建て編は、オウチーノ総研が本調査を開始した2013年から4年連続で「東京都世田谷区」が第1位をキープしています。

「東京都世田谷区」は成城や自由が丘といった高級住宅地や、若者で賑わう下北沢などサブカルチャーの街が有名ですが、駅前から商店街が伸びる庶民的な街も多く、エリアによって様々な顔を持ちます。区内には東急田園都市線、小田急線、京王線など、都心へ向かう路線が複数走っており、都心へのアクセスが良いです。
また、遊園地跡地を再開発した二子玉川ライズや駅前再開発が進む三軒茶屋など、もともと知名度の高いエリアが再び話題を集めることが多く、都心の新築マンションや郊外の駅近・大規模マンションなどの価格が高騰するなか、駅から少し離れた住宅エリアに建設されることの多い「東京都世田谷区」の新築物件は割安感もあり近年見直されています。
馬事公苑や世田谷公園など大きな公園も多く、緑被率は東京23区内で練馬区に次いで第2位。目黒川や多摩川など多くの河川も流れ自然が多く、子育て環境に恵まれているため、ファミリー層からの人気も高い。

新築マンション編、第2位「東京都港区」、
第3位「東京都中央区」と、都心エリアがランクイン。

新築マンション編新築マンション編は、第2位が「東京都港区」、第3位「東京都中央区」と、都心の2区が続きました。
「東京都港区」は大企業が軒を連ねる虎ノ門、新橋、芝などのビジネス街や、青山や六本木、赤坂などの商業エリアなどがあり、職住近接を望むビジネスパーソンの需要は高く人気は衰えません。
JR山手線品川駅・田町駅間にできる新駅を筆頭に区内では多くの再開発計画があり、住居の供給も多く予定されています。

第3位「東京都中央区」では、特に旧日本橋地区と呼ばれる東側のエリアでマンションの供給が盛んに行われ、注目を集めました。
また、下町風情が残る勝どき・築地や、大商業地帯でオフィス街が広がる日本橋や八重洲など大規模再開発が続くエリアも多く、晴海エリアでは新設される選手村が大会後には一般に解放される予定であり、今後も目が離せません。

第8位「東京都江東区」、第9位「東京都台東区」はイースト・トーキョーと呼ばれ、盛り上がりを見せる注目エリア。活発な住宅開発が続くこのエリアは都心へのアクセスが良く、割安感もあり人気が高まっています。
豊洲をはじめ、「東京都江東区」では東京オリンピックの競技場が多く設置され、その後の跡地活用に注目が集まります。
人気の下町エリアでは住吉駅に東京メトロ有楽町線が延伸される計画もあり、ますます交通インフラが整備されていくなかで、資産性や将来性の高さも評価されています。

新築一戸建て編では、「さいたま市浦和区」
「千葉県船橋市」と、郊外エリアが躍り出る!

新築一戸建て編新築一戸建て編では、第2位が「埼玉県さいたま市浦和区」、第3位が「千葉県船橋市」、第4位が「神奈川県横浜市青葉区」と、人気のベッドタウンが続きました。

「埼玉県さいたま市浦和区」は、埼玉県庁やさいたま市役所が置かれる県政の中枢です。そのうえ、国内屈指の公立進学校である県立浦和高校などの有名校も多く点在する文京都市。
教育機関だけでなく公園や自然も多く、さらに浦和駅の周辺は条例により風俗店の営業が禁止されているため治安も良く、子育てにピッタリの街です。

「千葉県船橋市」は千葉ニュータウンを構成する市のひとつ。
船橋駅は首都圏の人気沿線のひとつであるJR総武線や、柏駅を経て大宮駅へと繋がる東武野田線が利用でき、隣接している京成船橋駅は上野と成田空港を結ぶ京成本線が利用可能。さらに、西船橋駅はJR総武線の他に埼玉県から神奈川県まで繋がるJR武蔵野線、都心のビジネス街まで1本で通勤できるJR京葉線や東京メトロ東西線、東葉高速線と、5路線が乗り入れるなど、交通利便性は抜群です。
年々人口は増加し続けており、それに伴って船橋駅前には大型ショッピングモールやIKEAなど商業施設が続々とオープンしています。

「神奈川県横浜市青葉区」は東京都町田市と隣接する地域であり、都内への通勤・通学者が多く、ベッドタウンとして人気の高いエリア。
区内には東急田園都市線、こどもの国線、横浜市営地下鉄ブルーラインが走っています。東急田園都市線では渋谷駅まで1本、さらに東京メトロ半蔵門線とも乗り入れているので、永田町駅や大手町駅などのビジネス街にも乗り換えなしで行くことができます。

都心の地価高騰の影響を受け、アクセスが良く、かつ都心と比べるとリーズナブルな郊外の人気がより高まったと考えられます。

※調査概要
調査方法 「O-uccino」新築サイトの、各市区町村ページのアクセス数が多い順にランク付けした。
調査期間 2016年1月1日~2016年12月31日

この記事を書いた人
編集部 池田

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