よしずとすだれの違いは?どっちが涼しいか一覧表で解説

  • 2026年08月07日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「よしず」と「すだれ」、名前は知っていても違いをきちんと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。猛暑でエアコン代がかさむなか、どちらを選べばいいのか迷ってしまいますよね。せっかく買っても「うまく使えず涼しくならなかった」と後悔するのは避けたいところです。

本記事では、よしずとすだれの素材・サイズ・設置方法・遮熱効果の違いを分かりやすく比較して解説します。先に結論をお伝えすると、遮熱効果を重視してしっかり涼しくしたいなら「よしず」、窓辺での通風や目隠しを手軽におこないたいなら「すだれ」がおすすめです。それぞれの特徴や自宅に合わせた使い分け方をマスターして、夏の暑さを賢く乗り切りましょう!

よしずとすだれの違いを一覧表で比較

まずは両者の違いを一覧で確認しましょう。素材やサイズ、設置方法、得意なことがはっきり異なるので、ここを押さえれば選び方の軸が見えてきます。

比較項目よしずすだれ
主な素材葦(よし)が中心竹・葦・樹脂など
大きさ大きい(高さ2m前後)小さめ(窓1枚分が目安)
設置方法立てかける吊るす
得意なこと遮熱・目隠し通風・目隠し・眺望
置き場所ベランダ・庭・室外機窓辺・軒下
価格の目安2,000〜5,000円前後500〜3,000円前後
耐久性1〜3シーズン1〜数シーズン

素材・サイズ・設置方法の違い

いちばん大きな違いは「立てかけるか、吊るすか」です。よしずは葦を糸で編んだ大きな衝立で、地面や壁に斜めに立てかけて使います。高さ2mほどの大判が多く、ベランダや庭の一角をまるごと覆えるのが特長です。

一方すだれは、細く割った竹や葦を横に編んだもので、窓の上や軒先に吊るして使います。窓1枚分のサイズが主流で、片手で持てる軽さ。突っ張り棒やフックがあれば女性一人でも数分で取り付けられます。「大きくて扱いにくそう」と感じるなら、まずは手軽なすだれから始めると失敗しにくいですよ。

遮熱・通風・目隠しの違い

どちらも日差しをやわらげてくれますが、得意分野が違います。よしずは面積が広く厚みもあるため、日光をしっかり遮る遮熱が得意。窓から少し離して立てかけるので、熱が室内に伝わりにくいのも利点です。

すだれは隙間から風がよく通り、外の景色もほどよく見えます。目隠ししながら風を取り込みたい窓辺にぴったり。逆に言うと、すだれは窓に近い分、遮熱だけを比べるとよしずに一歩ゆずります。目隠し効果はどちらも十分にあります。

価格・耐久性・買える場所の違い

価格は大きさに比例し、コンパクトなすだれのほうが手頃です。100円ショップの小型すだれなら数百円から、標準サイズのよしずでも2,000〜5,000円ほどで手に入ります。

耐久性はどちらも天然素材のため1〜3シーズンが目安。雨ざらしにすると傷みが早まるので、シーズンオフは室内保管がおすすめです。買える場所はホームセンター、ニトリ、カインズなどの量販店、夏場は100均やスーパーの季節コーナーでも見かけます。

よしずとすだれ、どっちが涼しい?

読者がいちばん知りたいのはここでしょう。結論から言うと、遮熱でしっかり涼しくしたいなら「よしず」、風通しの心地よさを取りたいなら「すだれ」です。理由を具体的に見ていきます。

遮熱効果が高いのはよしず

涼しさの決め手は「日差しを室内に入れる前に遮れるかどうか」です。よしずは窓やベランダの外側に立てかけて使うため、日光が窓ガラスに当たる前にカットできます。ガラスが熱を持たないので、室内の温度上昇を抑えやすいというわけです。

環境省なども、日差しは室内カーテンより屋外で遮るほうが効果的だと紹介しています。西日が強く入る窓や、日当たりのよいベランダには、面積の大きいよしずが頼りになります。

通風・眺望を重視するならすだれ

「エアコンに頼りすぎず、自然の風で涼みたい」という方にはすだれが向いています。編み目から風がすっと抜けるので、窓を開けたときの通風をさまたげません。日差しはやわらげつつ、外の緑や空はうっすら見えるので、圧迫感が少ないのも魅力です。

マンションの高層階で大きなよしずを立てかけにくい場合も、窓に吊るすだけのすだれなら手軽。風の心地よさと目隠しを両立したい窓辺にぴったりです。

打ち水・隙間風でさらに涼しくなる理由

よしず・すだれが涼しく感じられるのには理由があります。ひとつは日陰をつくること、もうひとつは水を打ったときの気化熱です。夕方によしずやすだれに軽く打ち水をすると、水が蒸発するときに周囲の熱を奪い、通り抜ける風がひんやりします。

天然素材のよしず・すだれは水分を含みやすいため、この打ち水と相性が抜群。加えて、編み目を通る風が室内にゆるやかな空気の流れをつくり、体感温度を下げてくれます。ほんのひと手間で涼しさが変わるので、暑い日はぜひ試してみてください。

設置場所別のおすすめ|窓・ベランダ・室外機

どちらを選ぶかは「家のどこに使うか」で決めるのが失敗しないコツです。場所ごとに向いているものを整理しました。

窓辺には吊るす「すだれ」

掃き出し窓や腰高窓など、窓単位で日差しをやわらげたいなら、吊るすだけのすだれが手軽です。窓の外側に取り付けると遮熱効果が高まり、内側でも西日のまぶしさを抑えられます。目隠しにもなるので、道路や隣家からの視線が気になる窓にも重宝します。

ベランダ全体や西日には「よしず」

ベランダをまるごと日陰にしたい、強い西日をがっつり遮りたいというときは、大判のよしずが活躍します。手すりや壁に立てかけるだけで、洗濯物や室内への直射日光をカット。ベランダで過ごす時間が快適になり、室温上昇も抑えられます。

室外機に立てかけて冷房効率アップ

意外と見落としがちなのがエアコンの室外機です。室外機が直射日光で熱くなると、冷房の効率が落ちて電気代がかさむ原因に。小さめのよしずを室外機の前に立てかけて日陰をつくると、効率よく運転しやすくなります。ただし吹き出し口はふさがず、風の通り道を確保するのがポイントです。

すだれ・よしずの取り付けと固定方法

「うまく付けられるか不安」という声は多いもの。実際はどちらも数分で設置できます。基本の付け方と、風対策のコツを押さえておきましょう。

すだれの吊るし方(突っ張り棒・フック)

すだれは付属の房や紐を使って吊るします。よく使われるのは次の3つの方法です。

  • 窓枠に突っ張り棒を渡し、そこにすだれを掛ける
  • 専用のすだれ掛けフックを窓枠やサッシに取り付ける
  • カーテンレールに市販のフックで吊るす

穴あけ不要のグッズを使えば賃貸でも安心です。100均でもすだれ用フックや掛け具が手に入るので、まず試してみたい方にはおすすめです。

よしずの立てかけ方と固定のコツ

よしずは壁や手すりに斜めに立てかけるだけが基本です。地面と70〜80度くらいの角度で立てると安定し、日差しもよく遮れます。下が滑る場合はレンガや植木鉢でずれ止めをすると安心。ぐらつくときは、上部を紐で手すりや柱に軽く結んでおくと倒れにくくなります。

台風・強風時の倒れ・落下対策

軽くて大きいよしず・すだれは、強風であおられて倒れたり飛ばされたりしやすいので注意が必要です。台風や強風が予想される日は、面倒でも一度取り込むのがいちばん安全です。特にマンションのベランダから落下すると大きな事故につながりかねません。

常設したい場合は、上下をしっかり紐で固定し、下部にも重しを置いて動かないようにしましょう。「面倒に感じるかもしれませんが、しまうのは数分。安全には代えられません」と考えておくと安心です。

どこで買う?ニトリ・ホームセンター・100均の選び方

購入場所によって価格帯やサイズの選択肢が変わります。予算と使う場所に合わせて選びましょう。

価格帯とサイズの目安

ざっくりした目安は次のとおりです。

  • 100均・スーパー:小型すだれが数百円。窓の一部にちょうどよい
  • ニトリ・ホームセンター:標準サイズのすだれが1,000〜3,000円、よしずが2,000〜5,000円前後。サイズ展開が豊富
  • ネット通販:大判や特殊サイズも選べる。口コミを参考にできる

まずは手頃な100均で試し、気に入ったら大きめを買い足す、という進め方も無駄がありません。

マンション・ベランダで使うときの注意点

マンションのベランダは共用部分にあたることが多く、避難経路や隣戸との仕切り板をふさぐ設置は禁止されている場合があります。手すりの外側に大きく張り出す付け方も、落下や規約違反の原因になりがちです。設置前に管理規約を確認し、内側にコンパクトに収めるのが安心。風で飛ばないよう固定も忘れずに行いましょう。

シーズンオフの保管とお手入れ・寿命

天然素材のよしず・すだれは、しまい方しだいで長持ちします。カビと湿気を防ぐことが、翌年も気持ちよく使うコツです。

カビを防ぐ保管方法

片付ける前に、乾いた布やブラシでホコリを落とし、風通しのよい日陰でしっかり乾かします。湿ったまましまうとカビの原因になるので要注意です。乾いたら丸めて紐で軽くしばり、湿気の少ない場所に立てて保管しましょう。汚れが気になるときは固く絞った布で拭き、水洗いした場合は完全に乾かしてから収納します。

寿命の目安と買い替えサイン

寿命の目安は1〜3シーズンほど。使う環境や保管状態によって差が出ます。次のようなサインが出たら買い替えどきです。

  • 編んでいる糸が切れて、竹や葦がバラけてきた
  • 色あせや黒ずみ、落ちないカビが目立つ
  • 折れやささくれで見た目や安全性が気になる

傷んだまま使うと風で壊れやすくなるので、無理せず新調しましょう。手頃な価格なので、数年に一度の買い替えと割り切るのが現実的です。

よしず・すだれ以外の暑さ対策と併用のコツ

よしずやすだれは他の暑さ対策と組み合わせると効果が高まります。似たアイテムとの違いと、上手な併用のコツを紹介します。

サンシェード・遮熱カーテンとの違い

サンシェードは布製の日よけで、ベランダや窓の外に広く張れるのが特長。デザインが豊富で洋風の住まいになじみやすい反面、風は通しにくめです。遮熱カーテンは室内側で使うため手軽ですが、日差しが窓ガラスに当たったあとで遮る形になり、屋外で遮るよしず・すだれほど室温上昇は抑えにくいのが実情です。「風の心地よさや和の雰囲気ならよしず・すだれ、見た目や取り付けの手軽さならサンシェードや遮熱カーテン」と考えると選びやすくなります。

組み合わせて電気代をさらに節約

いちばん効果的なのは「屋外でよしず・すだれ、室内で遮熱カーテン」の合わせ技です。外で日差しの大部分を遮り、室内でさらに残りをカットすれば、部屋に入る熱をぐっと減らせます。エアコンの設定温度を無理に下げなくても涼しく感じられ、その分の電気代を抑えられます。前述の打ち水や、室外機の日よけも合わせれば、冷房の効率アップにつながります。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

よしずとすだれ、初めて買うならどちらがおすすめ?

手軽さで選ぶなら、まずはすだれがおすすめです。軽くて取り付けが簡単なので、初めてでも数分で設置できます。ベランダ全体を日陰にしたい、西日をしっかり遮りたいという明確な目的があるなら、よしずを選ぶと満足度が高いですよ。

すだれは窓の内側と外側、どちらに付けると涼しい?

遮熱を重視するなら外側です。日差しが窓ガラスに当たる前に遮れるので、室温が上がりにくくなります。取り付けが難しい場合は内側でも、まぶしさや目隠しには十分役立ちます。

マンションのベランダによしずを置いても大丈夫?

置ける場合が多いですが、管理規約の確認が必要です。避難経路や隣との仕切り板をふさぐ設置は禁止されていることがあります。手すりの内側にコンパクトに収め、風で飛ばないよう固定して使いましょう。

よしず・すだれはどのくらい持ちますか?

天然素材のため1〜3シーズンが目安です。シーズンオフにしっかり乾かして室内で保管すると長持ちします。糸が切れてバラけたり、落ちないカビが出たら買い替えのサインです。

本当に電気代の節約になりますか?

直射日光を屋外で遮ることで室温の上昇を抑えられるため、冷房の効きがよくなります。遮熱カーテンや打ち水、室外機の日よけと組み合わせると、より効果を実感しやすくなります。

まとめ|適材適所で夏を涼しく節約

よしずとすだれは似ているようで、得意分野がはっきり分かれます。自宅のどこに使うかを基準に選べば、失敗せず涼しさを手に入れられます。

  • 遮熱でしっかり涼しくしたいなら、大判で立てかける「よしず」
  • 窓辺で通風・目隠し・眺望を両立したいなら、吊るす「すだれ」
  • ベランダ・西日・室外機にはよしず、窓辺にはすだれ、と場所で使い分ける
  • 打ち水や遮熱カーテンと併用すれば、冷房効率が上がり電気代の節約につながる
  • 台風や強風の日は取り込む。シーズンオフは乾かして室内保管で長持ち

まずは使いたい場所を一つ決めて、手頃なサイズから試してみましょう。適材適所で選べば、エアコンに頼りすぎずに、今年の夏をぐっと涼しく快適に過ごせます。

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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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