気をつけてほしい【熱中症対策のスポーツドリンク】管理栄養士が正しい飲み方を解説
- 2026年06月04日公開
みなさんこんにちは!管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。
暑くなると、熱中症対策としてスポーツドリンクを飲む人が増えます。
手軽に水分や電解質の補給ができる飲料として人気がありますよね。
しかし、「体に良さそうだから」と自己流で飲んでいると、かえって水分補給の効率が落ちたり、体調不良につながったりすることも。
今回は、熱中症対策でやりがちな“実はNGなスポーツドリンクの飲み方”を、管理栄養士の視点で解説します。
実は注意したいスポーツドリンクの飲み方【熱中症対策】

夏場や運動時の水分・電解質補給の定番であるスポーツドリンク。
熱中症対策として常備している方も多いと思いますが、実は体に良いと思ってやっている飲み方が、水分吸収の効率を落としたり、体調不良を招いたりする原因になっていることがあります。
詳しくみていきましょう!
NG①「甘いから」と水で薄める

「糖分が気になるから」「そのままだと濃いから」と、水で薄めて飲む人もいます。
しかし、スポーツドリンクには、水分だけでなく、糖質に加え、ナトリウムなどの電解質も含まれています。
水で薄めると、糖分以外の成分も薄まってしまう
大量に汗をかいたときは、水分と一緒に塩分も失われます。
環境省の「熱中症環境保健マニュアル2022」では、大量の発汗がある場合、水だけでなく、塩分濃度0.1〜0.2%程度の水分摂取がすすめられています。
市販のスポーツドリンクには、この条件に近い塩分を含むものもあり、汗で失われた水分や塩分の補給に役立ちます。
しかし、水で薄めると、糖分だけでなくナトリウムなどの電解質濃度も下がります。
ナトリウムや糖質は、水分や塩分を補給するうえで重要な成分です。
そのため、スポーツドリンクを水で薄めすぎると、本来含まれているナトリウムや糖質の濃度も下がり、汗で失われた水分や塩分を補いにくくなる可能性があります。
「甘さが気になる」という場合は、薄めるよりも“飲む量やタイミング”を調整するほうがおすすめです。
NG②のどが渇いてから一気飲みする

熱中症対策では、「こまめな水分補給」が基本です。
実は、のどの渇きは脱水が始まっているサインとされており、渇きを感じる前から水分をとることが大切です。
一度に大量に飲むよりも、こまめに補給するほうが効率的です。
一気に飲むと、胃腸への負担にもつながります。
特に暑い屋外や運動時は、のどが渇く前から、少量ずつ定期的に飲むことを意識しましょう。
NG③「熱中症対策だから」と普段から飲み続ける

スポーツドリンクは、汗で失われた水分や電解質の補給に使いやすい飲料です。
一方で、日常的に大量に飲むと、糖分やエネルギーの摂りすぎにつながることがあります。
スポーツドリンクには糖分が含まれており、500mLで30g以上の糖分を含むものもあるため、飲みすぎには注意が必要です。
特に、運動量が少ない日や室内中心の日など、普段の水分補給では、水や麦茶を基本にするのがおすすめです。
「汗を大量にかいたとき」に上手に使い分けることが、熱中症対策では重要です。
NG④薬を飲むときに使う

「水代わりに使っても大丈夫そう」と思うかもしれませんが、薬は基本的に水またはぬるま湯で飲むのが原則です。
薬の種類によっては、水以外の飲み物で服用すると吸収や作用に影響することがあります。
服薬時は、原則として水またはぬるま湯で飲みましょう。
必要な場面で熱中症対策として飲む分には役立ちますが、“服薬時は別”と覚えておくと安心です。
熱中症対策の“スポーツドリンクの飲み方”に気をつけて

スポーツドリンクは、正しく使えば熱中症対策に役立つ飲み物です。
ただし、普段の水分補給なのか、大量に汗をかいた後なのか、屋外活動中なのかなど、そのときの状態によって、適した飲み方は変わります。
「体に良いからたくさん飲む」のではなく、“必要な場面で適切に使う”ことが、上手な熱中症対策につながりますよ。
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子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★
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