その炊飯だと"美味しい炊き方"になりません!やりがちNGを解説!【調理師監修】
- 2026年05月26日公開
こんにちは、炊飯器のフタを開けた瞬間の“ツヤッ”としたご飯を見るとテンションが上がる、調理師でヨムーノライターのだいきです。
「俺、目分量で生きてる男なんで」
こんなことを言っている方、いませんか?
言葉はかっこいいですが、調理師から見るとちょっとヒヤヒヤします。
結論を言ってしまうと……炊飯に関しては、目分量だと失敗しやすいです。
なんとなくでお米と水を入れて炊くと、
- ベチャッとしている
- 芯が残る
- 毎回味が違う
- なんか甘みが出ない
そんな“惜しいご飯”になりがちです。
実はプロほど、「お米の量」と「水の量」をかなり正確に計っています。
今回は、調理師目線で「炊飯はなぜ目分量だと失敗しやすいのか?」をわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
「なんとなく炊飯」では"美味しい炊き方"にならない理由

結論から言うと、「なんとなく炊飯」がNGな理由は、“米と水のバランス”がご飯の仕上がりを大きく左右するからです。
農林水産省も「ごはんをおいしく炊く上で大切なのは、米と水のバランス」としていて、米1合(約150g)に対して水200mLを目安としています。
炊飯はとっても繊細!
炊飯はシンプルに見えて、かなり繊細。
ほんの少し水が多いだけでベチャつきますし、少ないと芯が残ります。
しかも、お米は毎回まったく同じ状態ではありません。
新米か古米か、保存状態、季節、水温、洗米後の水切り時間などでも、吸水具合や炊き上がりは変わります。

そんな中で「だいたいこのくらい」でやると、誤差がどんどん大きくなるんです。
米と水の量を目分量で決めてしまうと、調理師としては「もったいないな〜」となってしまいます。
いわば、この行為は“DIY初心者が適当に本棚を作る”みたいなもの。
もうどうなるかは想像できますよね。ガタガタで、ネジもゆるゆるのチグハグな本棚が出来上がってしまいます。
炊飯もDIYと同じで、理想の設計図が存在します。
歴戦の炊飯戦士ならともかく、初心者が目分量でやるのは危険です。
プロでも基本はやりません(笑)。
「ちょっとくらい大丈夫」が積み重なる

特に多いのが、計ってはいるけれど“やり方がおざなり”になっているパターン。
例えば、米を計量カップに山盛りで入れたり、計量カップを使わなかったり、水を目盛りより少し多めにしたりするなど。
これ、全部少しずつ誤差が出ています。
でも炊飯は、その“少し”が味に影響するんです。
逆に言えば、毎回ちゃんと計るだけで、プロレベルの炊き上がりに近づきます。
炊飯は慣れれば、誰でも95点が取れる種目です。
プロは「米の量に合わせた水加減」を重視している

実は、プロが特に気にしているのは“水量”。
米の量に対して水量が合っていれば、多少の誤差はリカバリーしやすいからです(あまりに大きい誤差は除きます)。
逆に、水量が合っていないとかなり厳しい。
例えば、
- 水が多い→ ベチャつく・粒感が消える
- 水が少ない→ かたい・芯が残りやすい
という感じで、かなりハッキリ差が出ます。
ちなみに、炊飯器で炊く場合は、まず内釜の目盛りを目安にし、自己流で増減しすぎないことが大切です。
「たかが計量」が炊飯の仕上がりを変える【目指せ美味しい炊き方】

毎日食べるご飯だからこそ、実は“基本”がかなり大事。
特別なテクニックよりも、
- きちんと米の分量を計る
- 水量を計る
- 毎回同じ条件で炊く
このほうが、炊き上がりが安定しやすくなります。
プロでも、ご飯を炊く時はかなり真剣。
間違ってしまうと、すべてが台無しですし、リカバリーするのに1時間半ほどかかってしまいます。
なので、ご飯を炊く時は、精密機器を扱うくらい慎重で、ちょうどいいです。
「なんか今日のご飯はおいしい」を、“毎回おいしい”に変えたいなら、まずは目分量を卒業するのがおすすめですよ。
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ホテルで4年間洋食を学び、介護施設の調理師として働いていました。脂っこい料理が大好物で、日々ダイエット中。自分も楽しみつつ、面白いレシピやアイディア、調理のコツなどを紹介していきます。
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