結納で「結納金がこれだけ?」と婚約者一家が激怒。「貧乏人は一族の恥!」と婚約破棄を要求!→お望み通りにした結果…

  • 2025年12月13日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。 実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

今回は、「お金に関するトラブル」に関するエピソードを、2本まとめてご紹介します。

結納で「結納金がこれだけ?」と婚約者一家が激怒。「貧乏人は一族の恥!」と婚約破棄を要求!→お望み通りにした結果…

結婚を約束した婚約者との、結納の日。しかし、そこで待っていたのは悪夢のような仕打ちでした。

悪夢の結納。「目録の金額」に激怒した婚約者一家

その日、僕と両親は老舗の料亭で、厳かな雰囲気の中にいました。婚約者のご両親はしきたりや家同士の繋がりを非常に気にする方々だと聞いていたため、僕たちは精一杯の誠意を形にして準備してきました。

結納の儀が始まり、父が「こちらが目録です」と、結納品や結納金の詳細を記したリストを相手の父親に差し出しました。

すると、その目録に目を通した相手の父親の顔色が、みるみる変わっていきました。

「……これだけか?」

低い声でつぶやいたかと思うと、次の瞬間、目録をテーブルに叩きつけ、顔を真っ赤にして怒鳴り散らしたのです。

「ふざけるのも大概にしろ!うちの娘を馬鹿にしているのか!こんなはした金で!」

「まあ、お父さん」と止めるかと思った婚約者の母親も、「あなた、これじゃあ親戚中に笑われますわ!こんな貧乏人、一族の恥です!」と冷たく言い放ちます。

僕は助けを求め、愛したはずの彼女の顔を見ました。しかし、彼女は僕をかばうどころか、軽蔑するような目で「どうしてこんなことになってるのよ」と、むしろ僕を責めているようでした。

ついに婚約者の父親が、僕たちに怒りの宣告を突きつけました。

「もういい!この話はなかったことにする!この縁談は破談だ!」

「わかりました」父が告げた“静かな決別”

その瞬間、僕の中で何かがプツンと切れました。

怒りを通り越して、不思議なくらい頭が冷静になりました。この人たちにとって、結婚とは「家」と「金」でしかない。僕と、僕の両親のこれまでの人生すべてが、目録に書かれた金額一つで「恥」と断じられたのです。

僕はゆっくりと立ち上がりました。

「わかりました」

僕の静かな声に、怒鳴り散らしていた婚約者一家がキョトンとします。

「お望み通り、この婚約は破棄させていただきます。こちらこそ、お断りです」

「な、なんだと!」

「これだけの侮辱を受けて、黙っていると思われましたか?」

僕がそう言うと、それまで黙って侮辱に耐えていた父が、静かに、しかし毅然とした口調で相手の父親に告げました。

「結婚する前でよかったです。息子があなた方のような家族と繋がらずに済んだ。本当に、よかった」

「あ…あなた、本気で言ってるの!?」 婚約者がようやく我に返ったように声を上げましたが、もう遅い。

僕たちは、呆然とする彼らを残して料亭を後にしました。彼らは、自分たちが誰を侮辱したのか、その時点ではまったく理解していなかったのです。

お望み通りの結果。彼らが失った「本当のモノ」

実は、僕の父は、彼らが「貧乏人」と罵った相手でありながら、元婚約者の父親が経営する会社の、非常に重要な「大口取引先」の経営者でした。

もちろん、父はそのことを結納の場で知っていましたが、あえて何も言わなかったのです。

数ヶ月後、業界にあるニュースが駆け巡りました。

父が理事を務める業界団体で、国際基準に合わせた新しい「品質基準」が導入されたのです。利益重視で品質を二の次にしていた元婚約者の会社は、その新基準にまったく対応できませんでした。

「人を見る目がない人間に、良い仕事はできない。すべてを金だけで判断するような会社は、いずれ信用を失う」

父の会社は、当然ながら新基準を満たせない元婚約者の会社との契約を打ち切りました。彼らは最大の取引先を失い、あっという間に経営難に陥ったと聞きます。

僕たちは、彼らのお望み通り「婚約破棄」をしただけ。彼らの没落は、僕たちへの侮辱への仕返しなどではなく、彼ら自身の行いが招いた当然の結果でした。

お金や地位で人を測る者に、本当の信頼や幸せは訪れない。僕はそう信じています。

「月40万の仕送り」弟からと勘違いする両親に「親不孝者!」と罵倒されて(泣)→翌月、弟の嘘を暴いた結果…

精密機器の工場を経営する僕は、社会人になってからずっと、両親の生活を支えてきました。
ところがある日、久しぶりに父からかかってきた電話で――思いもよらない言葉を浴びせられることに。

「お前は親不孝者だ!40万も仕送りしてくれる弟を見習え!」

あまりの一言に頭が真っ白に。何のことだか分からず戸惑っていると、やがて驚きの事実が明らかになったのです。

幼い頃から優秀な弟、一方僕は「出来の悪い方」

僕は小さな頃から工作や機械いじりが大好きで、高校卒業後は町工場に就職。
勉強は苦手でしたが、現場では夢中で技術を学び、努力を重ねて工場の経営まで任されるようになりました。

一方の弟は勉強もスポーツも得意で社交的。両親にとっては誇らしい存在でした。有名大学を出て大手企業に就職した弟を、両親は「何をやっても一流」とべた褒め。
それに比べて僕は昔から“出来の悪い方”扱いで、実家にはほとんど帰らなくなっていました。

そんなある日、弟から連絡が。

「そろそろ両親も年金暮らしになるし、一緒に仕送りしよう。俺が兄さんの分も渡しておくよ。親孝行しないとな」

僕も両親の老後が気になっていた時期だったので、弟に任せて毎月40万円を仕送りすることにしました。

「仕送りを止めてみろ」と言われたので止めてみた

別に恩を着せたいわけではありませんでした。
ただ、親が快適に暮らせるようにと願って、僕は仕送りを続けていました。

そんなある日、父からの電話で告げられたのが、例のセリフ。

「弟は40万も仕送りしてるのに、お前は4円か? 親をなめてるのか!」

「いや、仕送りしてるのは僕だけど……」と言いかけたところで、父は鼻で笑ってこう言いました。

「だったら止めてみろよwどうせできないんだろ?」

どうやら弟は、僕からの仕送りを「自分のもの」として渡し、僕の分は「4円だけ預かってる」と嘘をついていたようです。

あまりの仕打ちに、僕は翌月から仕送りをピタリと止めました。

弟、大混乱。そして両親が知った“真実”

案の定、翌月になると実家では「仕送りが届かない!」と大騒ぎ。
弟は慌てて僕のところへやってきました。

「兄さん、困るって!俺には40万なんて払えないよ!」

「“止めてみろ”って言われたから、止めたよ」

そう伝えると、弟は黙り込み、ようやく真実が明らかになりました。

両親も「まさかお前だったとは……」と絶句。
それでも感謝の言葉より先に「じゃあ、これからも頼むよ」と返されたときは、さすがに呆れました。

「大手勤めなんだから、お前が出せば?」と水を向けると、弟はうつむいて言いました。

「……実は、今ちょっと余裕なくて……」

ギャンブルにのめり込み、貯金も底をついていたようです。

僕はきっぱりと伝えました。
「もう仕送りはしない。自分たちのことは、自分たちでどうにかしてくれ」

これまでのように、都合よく支え続けるつもりはありません。

信頼も支援も、“当然”じゃない。
それに気づいてもらうためにも、一度ゼロからやり直してもらうことにしました。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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