門松いつからいつまで飾る?【2026年版】縁起の良い日と片付ける時期
- 2025年12月04日公開
年末が近づくと、街のあちこちやお店の入り口で立派な門松を見かけるようになります。
「そろそろ我が家もお正月の準備をしなくては」と焦り始める時期ですが、門松を飾る期間には、古くから伝わる明確なルールやマナーが存在することをご存知でしょうか。
「いつから飾るのが最も縁起が良いのか」「いつまでに片付ければ失礼にならないのか」を正しく理解しておくことは、新年の神様である「年神様(としがみさま)」を気持ちよくお迎えするために非常に重要です。
特に気をつけたいのが、住んでいる地域によって片付ける時期(松の内)が大きく異なるという点です。例えば、関東地方では一般的に1月7日に片付けますが、関西地方では1月15日まで飾るのが常識とされているなど、場所によって「正解」が変わります。
また、飾り始めてはいけない「タブーの日」に門松を出してしまうと、せっかくの準備がかえって縁起を悪くしてしまう可能性さえあります。
この記事では、2026年のお正月(2025年の年末)に向けた最新のカレンダーに基づき、門松を飾るのにベストな日程と、地域ごとの片付け時期の違い、そして終わった後の正しい処分方法までを網羅的に解説します。
伝統的なマナーをしっかりと押さえつつ、現代の住宅事情に合わせた賢い門松の選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にして素晴らしい新年をお迎えください。
門松をいつからいつまで飾るか悩む前に!通販で買えるおしゃれなミニ門松とレンタル
門松を飾る期間やルールを確認する前に、まずは「どんな門松を準備するか」を決める必要があります。
昔ながらの大きな門松は準備が大変ですが、最近ではマンションの玄関にも飾れるコンパクトなものや、デザイン性の高いモダンなものなど、選択肢が非常に増えています。
自分のライフスタイルに合った門松を選ぶことで、準備の負担を減らし、より楽しくお正月を迎えることができます。
【Amazon・楽天】マンションの玄関にも置けるおしゃれな「ミニ門松」と「モダン飾り」
最近の住宅事情に合わせて、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトでは、高さ20cm〜50cm程度の「ミニ門松」が大人気となっています。
これらは、マンションの玄関ドアの横や、下駄箱の上に飾るのにちょうど良いサイズ感で作られており、場所を取らずにお正月の雰囲気を演出できます。
素材も伝統的な竹や松を使った本格的なミニチュアから、紙や布を使った可愛らしいちりめん細工まで多種多様です。
特に注目されているのが、現代のインテリアに馴染む「モダン飾り」としての門松です。
洋風の家やモノトーンの玄関にも合うように、水引やラタン(籐)、和紙などを組み合わせてスタイリッシュにデザインされたものが増えています。
これなら、「和風すぎる飾りは家の雰囲気に合わない」と敬遠していた方でも、おしゃれなインテリア雑貨感覚で飾ることができます。
通販で購入する最大のメリットは、豊富なデザインの中から自宅の雰囲気に合うものをじっくり選べる点と、重たい荷物を運ぶ手間が省ける点です。
年末の忙しい時期にお店を何軒も回って探す必要がなく、スマホでポチッとするだけで自宅に届く手軽さは、忙しい現代人にとって大きな助けとなります。
人気の商品は12月上旬には売り切れてしまうこともあるので、早めのチェックがおすすめです。
また、これらのミニ門松は、プラスチック製や造花を使用したものも多く、お手入れが不要である点も魅力です。
本物の植物ではないため、枯れる心配がなく、翌年以降も使い回すことが可能です(本来は毎年新しいものを飾るのが吉とされますが、インテリアとして割り切るなら経済的です)。
【イイハナ・ドットコム】花屋さんが作る本格的な「門松アレンジメント」で華やかに
「やっぱり本物の植物で新年を迎えたい」「生花の瑞々しいエネルギーを感じたい」という方には、お花屋さんが手掛ける門松アレンジメントがおすすめです。
イイハナ・ドットコムなどのフラワーギフト専門店では、松や竹だけでなく、縁起の良い梅、南天、千両、葉牡丹などを組み合わせた豪華なアレンジメントを販売しています。
プロのフローリストがデザインしているため、色使いやバランスが絶妙で、玄関に置くだけでパッと華やかな雰囲気になります。
本物の竹の香りや、松の生き生きとした緑色は、やはり造花にはない特別な神聖さを感じさせてくれます。
年神様をお迎えする目印(依り代)としての役割を重視するなら、生花のアレンジメントは最適です。
これらの商品は、お歳暮や年末のギフトとしても非常に人気があります。
実家の両親や、お世話になった方へ「良いお年を」という気持ちを込めて贈れば、気の利いたプレゼントとして喜ばれること間違いありません。
配送日を指定できる場合が多いので、飾るのに良い日(28日など)に合わせて届けてもらうことができます。
生花であるため、飾れる期間は限られますが、その儚さこそが日本のお正月の美学でもあります。
水やりなどのお世話をしながら、植物の生命力を感じて新年を迎えるのも素敵な過ごし方です。
【プリザーブドフラワー】水やり不要で毎年飾れる!コスパ重視のインテリア門松
「本物の植物の質感は欲しいけれど、水やりは面倒だし、すぐに枯れてしまうのはもったいない」という方には、プリザーブドフラワーを使った門松がぴったりです。
プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施して、鮮やかな色や柔らかな質感を長期間保てるようにしたものです。
水やりの必要が一切なく、直射日光や湿気を避ければ数年間は美しい状態を楽しむことができます。
そのため、一度購入すれば翌年以降も飾ることができ、長期的に見れば非常にコストパフォーマンスが高いアイテムと言えます。
忙しくて植物の世話ができない方や、オフィスの受付などに飾る場合にも適しています。
デザインも、伝統的な和風スタイルから、洋花を取り入れたモダンなものまで幅広く展開されています。
ケースに入っているタイプなら、ホコリを被る心配もなく、掃除の手間もかかりません。
美しさと手軽さを両立させたい方にとって、プリザーブドフラワーの門松は賢い選択肢となるでしょう。
ただし、プリザーブドフラワーは繊細なため、取り扱いには注意が必要です。
玄関の外(屋外)に飾ると雨風で劣化してしまうため、基本的には「室内用(玄関の内側やリビング)」の飾りとして活用するのがおすすめです。
【門松レンタル】会社や店舗におすすめ!設置から回収までお任せできるプロのサービス
会社や店舗、病院などの入り口に飾るような、背丈よりも高い本格的な門松を準備したい場合は、レンタルサービスを利用するのが一般的です。
大きな門松は購入すると非常に高価ですし、何より飾った後の処分(回収)が大変な重労働になります。
門松のレンタルサービスを利用すれば、プロの業者が設置から撤去、そして処分(お焚き上げ)までを全て一括で行ってくれます。
自分たちで竹を運んだり、土を処理したりする必要が一切ないため、年末年始の業務に集中することができます。
多くの業者が、12月20日頃から設置を開始し、1月7日過ぎに回収に来てくれます。
サイズも、高さ90cm程度のものから180cmを超える特大サイズまで選ぶことができ、予算や設置スペースに合わせて柔軟に対応してもらえます。
立派な門松があるだけで、会社やお店の格が上がり、お客様に「きちんとした会社だ」という安心感や信頼感を与えることができます。
人気のある造園業者やレンタル会社は、秋頃から予約が埋まり始めます。
特に2025年末は人手不足の影響もあり、早めの予約が必須となるでしょう。
会社の総務担当の方や店舗オーナーの方は、11月中には見積もりを取っておくことを強くおすすめします。
門松はいつからいつまで飾るのが正解?2025年の年末は12月28日に飾るのがベスト
門松を手に入れたら、次はいよいよ飾るタイミングです。
「いつ出しても同じでしょ?」と思うかもしれませんが、日本の伝統行事には「事始め」という概念があり、飾り始めるのに適した日とそうでない日が明確に決まっています。
2025年のカレンダーを見ながら、ベストな日を確認しましょう。
本来は12月13日の「正月事始め」から飾れるが現代ではクリスマス後の26日以降が一般的
日本の伝統的な暦では、12月13日を「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と呼び、この日からお正月の準備を始めても良いとされています。
昔は、この日に山へ行って門松用の松を切り出してくる「松迎え」という行事が行われていました。
したがって、ルール上は12月13日以降であれば、いつ門松を飾っても間違いではありません。
しかし、現代の日本には「クリスマス」という大きなイベントが存在します。
12月25日までは街中がクリスマスツリーやイルミネーションで彩られているため、その中で門松を飾ると、どうしても和洋折衷のちぐはぐな雰囲気になってしまいます。
そのため、一般家庭や店舗では、クリスマスの片付けが終わった「12月26日以降」に飾り始めるのが通例となっています。
もちろん、和風旅館や神社仏閣など、クリスマスの影響を受けない場所では、13日過ぎから早々に飾られていることもあります。
ですが、一般的な住宅であれば、クリスマス気分が抜けて、いよいよ年末モードに切り替わる26日からがスタートラインだと考えておけば間違いありません。
26日、27日、28日と候補日は続きますが、この中でどの日を選ぶべきかについては、次に説明する「縁起」が大きく関わってきます。
適当に選ぶのではなく、意味を知って選ぶことで、より清々しい気持ちで新年を迎えられるようになります。
2025年の年末に飾るなら「末広がり」で縁起が良い「12月28日」が大本命の日
数ある日程の中で、門松を飾るのに最も適しているとされるのが「12月28日」です。
これは、数字の「八」が漢数字で書くと下の方が広がっている形になることから、「末広がり(すえひろがり)」と呼ばれ、未来に向かって運が開けていく大変縁起の良い数字とされているためです。
2025年の12月28日は日曜日です。お休みの方も多いため、家族みんなで大掃除の仕上げをし、きれいになった玄関に門松を飾るには絶好のスケジュールと言えます。
午前中に玄関の掃き掃除を済ませ、午後の明るいうちに門松を設置すれば、完璧な流れで年神様をお迎えする準備が整います。
「28日」は、門松だけでなく、しめ縄や鏡餅など、すべてのお正月飾りを出すのにベストな日です。
この日を逃すと、後述するタブーの日が続いてしまうため、できる限り「28日に飾る」ことを目標にスケジュールを組むことを強くおすすめします。
カレンダーや手帳に「飾り付けの日」と書き込んでおきましょう。
もし28日が仕事などで忙しい場合は、26日や27日に飾っても全く問題ありません。
早めに飾る分にはマナー違反にはなりませんので、28日にこだわらず、余裕を持って準備できる日を選んでください。
28日を逃してしまった場合はキリの良い「12月30日」に飾れば問題ない
もし、うっかり12月28日を過ぎてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
その場合の救済措置としておすすめなのが「12月30日」です。
30日は「キリの良い数字」とされており、特に悪い意味合いはありません。
旧暦では30日を「晦日(みそか)」と呼び、月の最後の日を意味していました(大晦日は12月の晦日)。
この日に飾ることは、伝統的にも問題ないとされています。
ただし、30日に飾るということは、お正月まであと残り1日しかないという状況です。
慌ただしく飾るのではなく、しっかりと掃除をして場を清めてから飾るように心がけましょう。
また、30日を逃してしまうと、次はもう大晦日(31日)になってしまいます。
31日は後述する通り「一夜飾り」としてタブー視されているため、実質的に30日が門松を飾る「ラストチャンス」となります。
2025年の12月30日は火曜日です。
平日でお仕事の方も多いかもしれませんが、帰宅後の夜でも構いませんので、日付が変わって31日になる前に飾り終えるようにしましょう。
門松をいつからいつまで飾るかは地域で違う!関東の1月7日と関西の1月15日の松の内
門松を飾っている期間のことを「松の内(まつのうち)」と呼びます。
この期間中は、年神様が門松を目印にして家の中に滞在されていると考えられています。
しかし、この松の内の期間(=門松を片付ける日)は、日本国内でも地域によって大きな違いがあります。
【関東・東北・九州】年神様がいらっしゃる「松の内」が終わる1月7日の朝に片付ける
東京を中心とする関東地方や、東北、九州などの多くの地域では、松の内は「1月7日まで」とされています。
したがって、門松は1月7日の朝、七草粥を食べた後に片付けるのが一般的です。
なぜ7日までになったのかというと、これには江戸時代の歴史的背景が関係しています。
元々は全国的に1月15日までが松の内でしたが、江戸時代初期に幕府から「火災予防のために飾りを早く片付けるように」というお触れが出たことや、徳川家光の命日が関係しているなど諸説ありますが、江戸(関東)を中心に期間が短縮されたと言われています。
1月6日の夜に片付けるという家庭もありますが、基本的には「7日までが松の内」なので、7日の明るいうちに片付ければ問題ありません。
この日を境に、お正月モードから通常モードへと切り替わります。
九州地方などでも7日までの地域が多いですが、山間部や一部の地域では古い習慣が残っている場合もあります。
引っ越してきたばかりの方は、ご近所の玄関を見て合わせるか、大家さんや近隣の方に確認するのが確実です。
【関西・四国】小正月(こしょうがつ)にあたる1月15日まで飾ってから片付けるのが一般的
一方、京都や大阪を中心とする関西地方や四国地方では、昔ながらの「1月15日まで」を松の内とする習慣が色濃く残っています。
1月15日は「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれ、この日までをお正月期間として祝う伝統があります。
そのため、関西では1月15日の朝、あるいは神社で行われる「どんど焼き(左義長)」に合わせて門松を片付けます。
関東から関西へ引っ越した人が、7日に門松を片付けようとして「まだ早いわよ」と驚かれるのはよくある話です。
15日まで飾るということは、それだけ長くお正月気分を楽しめるということでもあります。
また、鏡開き(一般的に1月11日)の時もまだ門松が出ている状態になりますが、これは地域による風習の違いなので、矛盾していても気にする必要はありません。
ただし、最近では関西でも都市部やマンションなどでは、管理組合のルールや関東流の影響を受けて、7日頃に片付けるケースも増えてきています。
周囲の状況を見ながら柔軟に対応しましょう。
【東海・その他】地域によっては1月10日の「十日戎」や1月20日まで飾る場合もある
関東と関西の中間に位置する名古屋などの東海地方では、両方の文化が混ざり合ったり、独自のルールがあったりします。
一部の地域では、1月7日に飾りを外すものの、門松自体は1月15日まで置いておくという「二段階片付け」のような風習も見られます。
また、商売繁盛の神様「えべっさん」で有名な地域では、1月10日の「十日戎(とおかえびす)」までを松の内とする場合もあります。
さらに、石川県などの一部地域では「二十日正月(はつかしょうがつ)」と言って、1月20日まで飾る場所も存在します。
このように、門松をいつまで飾るかには明確な地域差があります。
「全国共通の正解」はないため、自分の住んでいる地域の習慣に従うのが一番のマナーです。
もし分からなければ、地元の神社の掲示板を確認したり、社務所で聞いてみたりすると教えてもらえます。
門松をいつからいつまで飾る際のマナー違反!29日の「二重苦」と31日の「一夜飾り」
飾る日にちを選ぶ際、絶対に避けるべきとされる「タブーの日」が2日間あります。それが12月29日と12月31日です。
これらは単なる迷信ではなく、神様に対する礼儀や言葉の響きを大切にする日本人の精神性が込められています。
12月29日は「9」が「苦」に通じて「二重苦」や「苦松」となるため避けるのがマナー
12月29日は、末尾の「9」が「苦(く)」と読めることから、お正月飾りには不向きな日とされています。
門松を飾ることは「松(まつ)」を立てることなので、29日に立てると「苦待つ(苦しみを待つ)」や「二重苦(苦しみが重なる)」といったネガティブな語呂合わせになってしまうのです。
新年早々、苦労を呼び込みたい人はいませんよね。そのため、29日に門松を飾ることは厳禁とされています。
ただし、地域によっては「29」を「フク(福)」と読んで、逆に縁起が良いとする場合もありますが、一般的には避けるのが無難なマナーです。
どうしてもこの日にしか時間が取れない場合は、カレンダーを意識せずに「福を呼ぶ日だ」と強く念じて飾るか、あるいは掃除だけを済ませておき、飾り付けは翌日の30日に行うように調整しましょう。
12月31日は「一夜飾り」となり神様をお迎えする準備として失礼にあたるためNG
大晦日である12月31日に飾ることは「一夜飾り(いちやかざり)」と呼ばれ、最も避けるべき行為とされています。
これには2つの理由があります。
一つは、神様をお迎えするのに、たった一晩だけの準備では誠意が足りないという点です。
大切なお客様が来るのに、直前になってバタバタと準備をするのは失礼ですよね。
年神様に対しても、余裕を持って準備を整え、静かにお待ちするのが礼儀です。
もう一つは、葬儀の準備が一夜限りであることに通じるため、縁起が悪いとされる点です。
お正月は「ハレの日」であり、死や葬儀を連想させることは徹底的に避けるのが日本の習わしです。
どんなに忙しくても、31日に飾るくらいなら、飾らない方がマシだと言われることもあります。
30日までに飾ることを忘れてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
どうしても間に合わなかった場合は飾らずに過ごすか「元旦の早朝」に飾る
もし12月30日までに飾るのを忘れてしまい、31日になってしまった場合。選択肢は主に2つあります。
一つ目は、今回は門松を飾るのを諦めることです。準備不足を反省し、心の中で年神様にお詫びをして、玄関の掃除だけを念入りに行います。
中途半端に飾るよりは潔い態度と言えます。
二つ目は、31日は飾らずに我慢し、年が明けた「1月1日(元旦)の早朝」に飾るという方法です。
これなら「一夜飾り(大晦日から元旦にかけての一晩)」にはなりません。
ただし、本来は年神様をお迎えするための「目印」として事前に飾るものなので、神様が来られた後に飾ることになり、順序としては正しくありません。
あくまで「せっかく買った門松を無駄にしたくない」という場合の苦肉の策と考えてください。
やはり、何としても30日までに飾るのがベストです。
スマホのリマインダー機能などを活用して、買い忘れや飾り忘れを防ぎましょう。
門松をいつからいつまで飾った後の処分はどうする?神社でのどんど焼きや自宅での捨て方
松の内が過ぎて門松を片付けた後、その処分方法に悩む方も多いでしょう。
神様をお迎えした縁起物を、そのまま家庭ゴミとして捨てて良いのか、バチが当たらないかと不安になるものです。
ここでは、正しい処分の仕方を紹介します。
神社や地域の行事「どんど焼き(左義長)」に持っていきお焚き上げしてもらうのがベスト
最も丁寧で正しい処分方法は、神社や地域で行われる「どんど焼き(左義長・お焚き上げ)」に持っていくことです。
これは、お正月飾りや書き初めなどを一箇所に集めて燃やし、その煙に乗って年神様が天へ帰っていくのを見送るという神事です。
一般的には1月15日(小正月)に行われることが多いですが、地域によっては7日や8日に行われることもあります。
近所の神社の掲示板や回覧板をチェックして、開催日時を確認しておきましょう。
どんど焼きに持っていく際は、プラスチックや針金などの「燃えないもの」は事前に取り外しておくのがマナーです。
環境配慮のため、分別が厳しくなっている地域も多いので注意してください。
自宅で処分する場合は「塩」でお清めをしてから新聞紙や白い紙に包んでゴミに出す
「近くでどんど焼きをやっていない」「忙しくて持っていけない」という場合は、自宅で処分しても問題ありません。
ただし、そのままゴミ箱に放り込むのは気が引けますので、以下の手順で「お清め」をしてから出しましょう。
- 門松をきれいな場所(庭やベランダ)に置き、塩を左・右・左とかけて清める。
- 感謝の気持ちを込めて手を合わせる。
- 新聞紙や白い紙(コピー用紙や半紙)で丁寧に包む。
- 他の生ゴミなどとは別の袋に入れて、自治体のゴミ収集に出す。
この手順を踏むことで、単なる「ゴミ」ではなく、役目を終えた「縁起物」として敬意を持って手放すことができます。
神様も、形式よりもあなたの感謝の気持ちを受け取ってくださるはずです。
大きな門松を処分する際は自治体のルールに従って「粗大ゴミ」か「解体して可燃ゴミ」に出す
ミニ門松であれば普通ゴミとして出せますが、本格的な大きな門松や、庭木の松を使った場合は、サイズによって「粗大ゴミ」扱いになることがあります。
自治体によってルールが異なりますので、必ず事前に確認してください。
もし可能であれば、のこぎりや剪定バサミを使って小さく切断(解体)し、指定のゴミ袋に入るサイズにすれば、可燃ゴミとして出すことができます。
この際も、刃物を使うので怪我には十分注意し、最後に塩でお清めをするのを忘れないようにしましょう。
造花やプラスチック製の門松を来年も使い回したい場合は、きれいに埃を払い、通気性の良い箱に入れて保管します。
ただし、本来の風習としては「毎年新しいものに神様が宿る」とされるため、気になる方は毎年買い替えるのがおすすめです。
まとめ:門松はいつからいつまで飾る?正しい期間を守って気持ちよく2026年を迎えよう
門松を飾る期間は、12月28日(または30日)から飾り始め、地域に合わせて1月7日または15日に片付けるのが正解です。
12月29日の「苦の日」や31日の「一夜飾り」は避け、余裕を持って準備を整えましょう。
住んでいる地域の松の内がいつまでなのかを確認し、処分する際も感謝の気持ちを込めてどんど焼きやお清めを行うことが大切です。
最近ではおしゃれなミニ門松やレンタルサービスも充実していますので、無理のない範囲で日本の良き伝統を取り入れ、2026年も年神様のご加護を受けて素晴らしい一年をお過ごしください。
「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。
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