最終回は鉄板それとも…ぶっちゃけ全16話で収まってない！双子の真実追跡劇！“一人二役”韓国ドラマ4選

こんにちは、ヨムーノ編集部韓国ドラマチームです。

数えきれないほどの韓国ドラマの中から、「次に見る一本」を探す時間は、楽しくもあり、悩ましくもありますよね。
せっかくなら、見終わった後に「最高の時間だった」と思える作品に出会いたいもの。

この記事では、そんなあなたのための道しるべとなるべく、編集部が「一人二役」をテーマに傑作3本を厳選しました。

韓ドラマニアの視点から、それぞれの作品が持つ独自の魅力や、心に残ったポイントをご紹介します。あなたの素晴らしいドラマ体験の、きっかけになれば嬉しいです。

韓国ドラマ『未知のソウル』（ 미지의 서울 ）

韓国ドラマ『未知のソウル』全12話の平均視聴率は6.1543％でした。
最高視聴率は最終回（第12話）の8.413％。

▲Netflixシリーズ「未知のソウル」独占配信中

この作品で初めて一人二役を演じるパクボヨン、双子の姉妹を演じるのですが、それぞれの個性に合わせて振る舞いや仕草、表情の明暗などをうまく使い分けており、本当の双子が演じているかのような気持ちで見ることができます。

姉ミレの会社員生活の行方

▲Netflixシリーズ「未知のソウル」独占配信中

会社で不当な扱いを受けていたことからミジと入れ替わることになったミレ。ミレはミジの代わりに農家で働くことになります。

そんなミレがどのようにして会社員生活に復帰するのか、復帰した後、いじめにどのように立ち向かっていくのか、強くなったミレの将来の行方もこの作品の見どころです。

このほかにも家族で唯一双子を見分けることができなかったミレとミジの母親。二人の入れ替わりを通して、二人の苦悩と本音を知り、二人を受け入れていく母親の気持ちの移り変わりにも注目の作品です。

韓国ドラマ『アダマス 失われたダイヤ』（ 아다마스 ）

「アダマス 失われたダイヤ」の平均視聴率は3％です。 韓国ドラマ「アダマス 失われたダイヤ」は設定が面白いです。

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• 殺人事件の凶器と思われる宝石「アダマス（ダイヤモンド）」を盗み出す
• あのテレビ朝日ドラマ「トリック」に出てきそうな怪しげな空間・キャラ設定が面白い
• 強大な財閥と狂暴な闇組織と戦う韓国ドラマあるある
• 視聴者も“やっぱり”騙された！？第8話から衝撃的な展開になっちゃうスタジオドラゴンの術中にハマるはず

22年前の殺人事件は真犯人がいる。
その殺人事件に使われた凶器は見つかっておらず、凶器はヘソン財閥の宝石「アダマス」かもしれない。

なので、凶器鑑定のために宝石「アダマス」をヘソン会長の自宅から盗み出す必要があるので潜り込む必要がある。
そして、その22年前の殺人事件の真犯人は宝石の所有者ヘソン会長かもしれない。

だがしかし、盗むために潜り込んだはずが……実は計画的に招かれてた！？

ルパンと銭形警部のような宝石奪取作戦が会長の自宅で繰り広げられ、会長の自宅外では真犯人探しを、チソン演じる双子（検事と作家）が分かれて行うという設定が最高すぎる！

【ネタバレ注意】一人二役チソンのハードワークがすごい

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双子を演じるのが一人二役チソンです。
双子の弟、人気作家ハ・ウシンはヘソン会長の自宅に招かれ執筆作業しながら宝石「アダマス」を探します。

双子の兄、検事ソン・スヒョンは22年前の真犯人探しを女性記者とします。

お宝探しと狂暴な組織と戦うアクション撮影を一人二役のチソンが演じているのが凄い。この撮影スケールはそっくりさんじゃないの！？と思うほど、キャラの切り分けに気合入ってます。

後半は双子がどっちなのか分からなくなるシーンがあるので、スーツ姿が兄。ラフな服装が弟と覚えておくといいでしょう。

スタジオドラゴンの術中にハマろう！

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スタジオドラゴン制作・企画の韓国ドラマは、視聴者も騙される急展開が醍醐味です。
視聴者に「真犯人はコイツか～」と、序盤思わせておいて、途中から「え～この人がそうなの！？」みたいな伏線とネタバラシに強引さがなく、視聴者を釘付けにする演出が最高です。

ちなみに、スタジオドラゴン制作・企画の中で一番のおすすめ韓国ドラマはソ・ガンジュン主演『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』です。
最後の最後まで犯人わかりませんでした（笑）。

韓国ドラマ『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』には「アダマス 失われたダイヤ」に出演しているホ・ソンテさんも同じ刑事役で出演しています。

韓国ドラマに欠かせない「会長」の存在と財閥「ヘソン」再び！？

韓国ドラマに欠かせない財閥と会長の存在。

「アダマス 失われたダイヤ」の財閥ヘソン会長役はイ・ギョンヨンさんです。
イ・ギョンヨンさんは韓国ドラマ「ドクター弁護士」でも理事長・病院長役で出演しています。

また、韓国ドラマ「秘密の森」ではハンジョグループ会長役。
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ（スタジオドラゴン企画）」では第17話にカメオ出演として大統領候補の政治家役として出演しています。

イ・ギョンヨンさんは韓国財閥のトップ役がとても似合ってますね。しかも、クリーンじゃない、金と権力の上に立つ役ばかり！！！
そして、会長本人が強大な黒幕だと、必ずその息子はダメ息子という設定（笑）。

【ネタバレ注意】ぶっちゃけ全16話で収まってない（笑）

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「アダマス 失われたダイヤ」は父親を殺された復しゅう・サスペンスドラマです。
よくある韓国ドラマあるあるは財閥のボスを倒してハッピーエンドが一般的なのですが……。

「アダマス 失われたダイヤ」は財閥のボスを倒したら、財閥を継いだ人がもっと強いボスとなって登場します。 そして、最初のボスを倒した代償として、貴重な戦力だった双子の一人が失踪する展開になるので16話に収まらないですね。

はてさて、シーズン2はあるのでしょうか。

韓国ドラマ『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』（재벌집 막내아들）

韓国ドラマ『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』全16話の平均視聴率は17.399%でした。
最高視聴率は最終回（第16話）26.948%。
最低視聴率は第1話の6％でした。

最高視聴率26.948%はケーブルテレビの中では歴代最高視聴率2位の記録保持作品です。
1位は「夫婦の世界」、3位は「涙の女王」です。

ジェットコースターみたいな展開

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第1話は超仕事ができるユン・ヒョヌ（演ソン・ジュンギ）は財閥企業に勤めるサラリーマン。
第2話は、ユン・ヒョヌの魂だけがタイムスリップして転生？別人に憑依！？する展開。

勝手に現代ドラマの財閥ネタと思っていましたが、まさかのテレビアニメ「推しの子」的な展開にビックリします(笑)。

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登場人物も多いので、状況整理で頭が疲れるドラマだと思います。

企業買収！財閥への復しゅう？末孫チン・ドジュンって何者？

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ドラマ開始早々から、スニャングループ末孫チン・ドジュンに憑依？転生？したユン・ヒョヌ（演ソン・ジュンギ）。

現代にいたユン・ヒョヌがスニャングループで働いていた理由。
ユン・ヒョヌも存在を知らなかった人物チン・ドジュンの正体と未来がどうなるのか……。

日本の人気ドラマ『半沢直樹』と韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』『梨泰院クラス』を足して３で割ったような『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』。

衝撃の第１話だったので、結末はどうなるのか……！

最終回は鉄板のラストそれとも予想外？

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エンディングは、散らばっていた糸が1本につながったような感じもしました。
でも、2話～15話までチン・ヤンチョル会長の子ども達と激しい株争奪戦をしてきたラストは予想外だったかも。

韓国ドラマの証拠“あるある”と思うと、鉄板なラストという見方も出来るかも！？

最終回に役立つ豆知識！？一人二役のソン・ジュンギの見分け方

ソン・ジュンギは「チン・ドジュン（財閥の末息子）」と「ユン・ヒョヌ（スニャンの社員）」を演じています。

▲「ユン・ヒョヌ（スニャンの社員）」 © Chaebol Corp. all rights reserved

▲「チン・ドジュン（財閥の末息子）」© Chaebol Corp. all rights reserved

衝撃の最終回は、ソン・ジュンギがどっちを演じているのか……視聴者はしばらく混乱すると思います（笑）。
なので、見分けるポイントは『眼鏡』かもしれません！？

韓国ドラマ『おつかれさま』（ 폭싹 속았수다 ）

韓国ドラマ『おつかれさま』全16話はNetflixストリーミング配信のため、視聴率はありません。

いろいろな愛の形がつまったヒューマンストーリー

▲Netflixシリーズ「おつかれさま」独占配信中

このドラマはラブロマンスというカテゴリーとなっていますが「愛」をベースにした、1人の女性の人生を描くヒューマンラブストーリーといった印象です。

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一途な愛、夫婦の愛、子を想う親の愛など形はいろいろあると思いますが、特に印象的だったのがヤン・グァンシク(演：パク・ボコム／パク・ヘジュン)の愛し方。

子どものころからずっと変わらずオ・エスン(演：IU／ムン・ソリ)を想い続け、紆余曲折ありながら夫婦になりますが、その人生が終わるときまでずっとエスンを愛し続けている姿に心が震えました。

こんな夫だったら素敵だなぁ～と思ってしまうほど（笑）。

軽い気持ちで開封したらヤバイ！号泣シーンが満載

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IUとパク・ボコムという好きなキャストに惹かれて軽い気持ちで開封したところ、第1話から泣けるシーン満載で心が追いつきませんでした。

特に筆者の心に刻まれた号泣シーンは3つ。

• 幸せの絶頂から絶望のどん底へ

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第6話ではエスンとグァンシク夫婦が幸せの絶頂から絶望の淵に立たされる事件が起こります。
正直6話のエピソードは観るのがつらすぎてここで離脱してしまう人もいるのではないかと思うほどです。

家族ひとりひとりが傷つき、後々までも引きずるつらい出来事なので子を持つ親の立場で観る人はご注意を。

• 結婚式　父と娘の想いに号泣

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第13話では娘クムミョンの結婚式が行われます。
父グァンシクが娘クムミョンに幼いころから何度も言い続けてきた「忘れるな、違うと思ったらバックして戻ってこい。お父さんが待ってる」という言葉とその回想シーンに涙が止まりません。

また、父親として娘を新郎パク・チュンソプ(演キム・ソンホ)へ渡した後、大号泣するシーンもなおさら涙を誘いました。

• 最愛の人との別れ

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第16話、身体を酷使しながら家族のために頑張ってきたヤン・グァンシクに、多発性骨髄腫（癌の一種）という病気が発覚します。
彼は、必死に支えながら看病するエスンに「自分が死ぬときに泣かないでくれ、最後は笑顔がみたい」といいます。

エスンはその約束を守り、集中治療室のドア越しから涙しながらも笑顔を見せる姿に号泣。9歳の頃からずっと一緒だった2人の別れの瞬間は、やはり涙なしでは観られませんでした。

パク・ボコムは一人二役じゃない

▲Netflixシリーズ「おつかれさま」独占配信中

この作品、第6話の後半からメインキャストが変わります。
年を重ねたエスンはIUからムン・ソリに。
グァンシクはパク・ボコムからパク・ヘジュンになり、パク・ボコムは回想シーンのみで登場です。

IUにおいては娘クムミョンの役で登場するのでよいのですが、パク・ボコム目当てで観ている人にはがっかりしてしまうかも……。

ただ、年を重ねたグァンシク役のパク・ヘジュンにおいてはドロドロドラマ『夫婦の世界』の不倫夫のイメージを払拭するような真逆の演技は注目ですよ。

きっと、どこで誰かに刺さる名言がある

▲Netflixシリーズ「おつかれさま」独占配信中

この作品には年齢や性別は違えども、どこかに必ず共感を覚える名言やシーンがあります。
特に筆者に刺さったのが「大切な人が毎日家に帰ってくること、それは日々の奇跡だった」というエスンが書いた詩。

日々忙しい生活の中、家族が出かけて帰ってくるのは当たり前だと思いがちですが、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

人生のバイブルみたいで、とても心震える作品でした。