「中卒に給料はムダw」2代目社長から突然のクビ宣告(泣)→ギャル同僚と“システム全削除”した結果…

  • 2025年08月23日公開

【石の上にも三年】三年後どうなる?【知ったかぶりしてない?】「根性がつく…?」→「え、そんな意味だったの?」「は、恥ずかしい」

こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

中小企業でシステム担当として長年働いてきた僕と同僚。派手な金髪とギャルメイクの彼女は、その見た目や学歴からは想像できないほど優秀で、会社の基幹システムを二人で構築・管理していました。

ところがある日、突然の呼び出し。新しく就任した2代目社長から告げられたのは、耳を疑うような一言でした。

新社長から理不尽な命令「お前らなんていらない」

僕たちが社長室に呼ばれた理由は、新しく雇った“有名大学出身のエリートエンジニア”にシステム業務をすべて任せるというものでした。

「古いシステムは全部一掃する。中卒2人に給料を払うなんてもったいない。彼に2人分払った方がマシ」

新社長は効率化と称して、会社の大規模な改革を推し進めていました。

長年、地道に会社を支えてきた僕たちにとって、あまりに一方的で理不尽な判断。 社内には僕たちを気遣ってくれる人もいましたが、決定は覆らず、僕と彼女は退職を決意しました。

そのとき、社長が吐き捨てるように言ったのです。

「ゴミシステムは消してから辞めろよw」

思わず言い返そうとした僕を制し、彼女はあっさりと答えました。

「了解です。サッパリ削除しておきますね」

復旧不能なシステムにパニック!

僕たちは、後任のエンジニアにも最低限の引き継ぎをしようと努力しました。けれど彼は「そんなの分かってる」と、まともに話を聞こうとしませんでした。

そして迎えた最終出勤日。

「消せって言われたもんね?」

彼女のその一言とともに、僕たちは手際よく社内システムを完全に削除。 オフィスに響き渡るエラー音の中、彼女は淡々とPCの電源を落とし、僕も静かに席を立ちました。

「戻ってくれ」と懇願する社長

それから数日、社内ではエラーが多発し、業務は完全に停止。 新システムはまったく機能せず、現場は大混乱に陥っていたそうです。

僕たちが作ったシステムは、レガシーシステムと新しい技術を橋渡しする多言語対応の特殊な統合プラットフォーム。
一度削除してしまえば、再現は極めて困難でした。

社長からは、焦った様子で連絡が入りました。

「すまん、戻ってきてくれ!」

でも、僕たちはすでに次のステージに踏み出していました。 退職を決めたその日から、彼女と一緒に起業準備を進めていたのです。

彼女はきっぱりと告げました。

「戻る気なんてないよ。自分で壊したものは、自分で責任とるのが筋でしょ?」

僕たちは社長の懇願を断り、完全に決別しました。

さらにその数ヶ月後、後任だった“エリートエンジニア”も早々に退職。 業務の混乱は収まらず、最終的に会社は倒産してしまったと聞きました。

今、僕たちは立ち上げたばかりの新会社で、忙しくもやりがいのある毎日を過ごしています。 学歴や見た目ではなく、技術と誠実さで評価してくれる取引先にも恵まれ、僕たちは新たな一歩を着実に歩んでいます。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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