【教えて！みんなの食費事情】「1ヶ月の平均はいくら？」「ウチが高すぎる！？」家計のリアルなアンケート結果

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

今回、ヨムーノメイト（ヨムーノ公式インスタグラマー）を始めとした、20〜70代の既婚女性159名を対象に「食費」に関するアンケート調査を実施しました。

1ヶ月あたりの平均食費や、購入を断念せざるを得なかった食品など、率直な結果が明らかになっています。

食費高騰に負けない、ヨムーノライターさんのテクニックもお見逃しなく！

調査概要

• 調査名 ：食費に関するアンケート
• 調査手法：インターネットによるアンケート調査
• 調査期間：2025年1月15日～2025年1月22日
• 調査対象：「ヨムーノメイト（ヨムーノ公式インスタグラマー）」を中心とした20歳〜70歳の既婚女性159人
• 回答者の世帯人数：1人 5.0%／2人 15.7％／3人 25.8％／4人 37.7％／5人 10.7%／6人以上 5.0％
• 回答者の世帯年収：300万円未満 13.2％／300万円〜500万円未満 13.8％／500万円〜700万円未満 28.3％／700万円以上 30.8%／わからない・答えたくない 13.8%

1）1年前と比べて「食品」の値上がりを感じる世帯は8割超、「水道光熱費」も5割

1年前と比べて、何の値上がりを感じることが多いですか？（n=159）※複数選択

「食品（食材・食料品など）」が最も多く（82.4%）、次いで「水道光熱費」（50.3%）、「日用品・雑貨にかかる費用」（49.7%）という結果となりました。

多くの家庭が値上がりを感じている「食品（食材・食料品など）」「水道光熱費」「日用品・雑貨にかかる費用」はどれも生活必需品であり、日々の生活に欠かせません。

そのため、家計にとって直接的な経済的負担となっていると考えられます。

2）約2世帯に1世帯が、1ヶ月の食費に「6万円以上」かかっている

世帯全体の1ヶ月あたりの食費の平均を教えてください。（n=159）

「4万〜6万円未満」（32.1%）の世帯が最も多く、次いで「6万〜8万円未満」（23.9%）という結果となりました。また、「2万〜4万円未満」と「8万〜10万円未満」はともに16.4%で同率となっています。

2万円〜10万円未満の世帯が全体の8割を占めており、2万円以下と10万円以上の世帯が少ないことが分かりました。

3）実際に、 この1年間で食費が増えた世帯は約8割！ しかも増加分は「 1万円以上」が多数

1年前と比べて、世帯全体の1ヶ月あたりの食費はどれくらい変わりましたか？最も近しい選択肢をお選びください。（n=154）※Q2で「わからない」を選択した世帯以外が回答

1年前と比べて食費が増加したと感じる世帯は全体の77.4%にのぼり、特に「1万円程度上がった」（42.2%）、「2万円程度上がった」（27.3%）と回答した世帯が多いことが分かりました。

「3万円以上」の食費増加を感じた世帯も全体の15%おり、家計への圧迫が深刻化していることがうかがえます。

一方で、「変わらない」と回答した世帯は7.1%、「食費が下がった」と回答した世帯はわずか2.6%と少数派であり、大半の家庭が食費の上昇を実感している状況です。

４）過半数が食品価格の値上げに「困っている」「負担を感じる」と回答

最近の食品価格の値上げについて、どう思いますか？（n=159）※複数選択

「家計への負担が大きく、困っている」（53.3%）が最も多く、次いで「多少の値上げは仕方がないと思うが、負担を感じている」（50.3%）と、過半数が食品価格の値上げによる負担を実感していることがわかりました。

一方、「値上げは避けられないことだと思う」（17.6%）や「値上げの理由が明確なら納得できる」（13.8%）といった回答もあり、一定数は値上げを受け入れているものの、その割合は比較的低いです。

５）8割以上が「食費の節約」を意識！食品価格の高騰で買い物の工夫が求められる時代へ

現在、食費の節約を意識していますか？（n=159）

「食費を節約している」（31.4%）、「食費を節約しようと心がけている」（54.1%）と、合計85.5%が何らかの形で節約を意識していることがわかりました。

特に「節約しようと心がけている」という回答（54.1%）が最も多いことから、食品価格の値上げにより、これまで意識していなかった人も節約を考えるようになったと推測されます。

ヨムーノライターさんのリアル節約術を大公開

ヨムーノライターの皆さんは、野菜の値上がりが激しい今、大幅に価格の変化がない冷凍野菜や乾物を活用していました！

「冷凍野菜や乾物」を最大限に利用！

5人家族で「食費月2万円台」の予算を変えない、ヨムーノライター三木ちなさんは、冷凍野菜や乾物を味方に付けて乗り切っています。

大根が高い今は、切干し大根がめちゃくちゃ便利。煮物はもちろん、豚汁に入れても結構イケるんだそう！

トマトも高すぎて買えないので、トマト缶でスープを作ったりハンバーグを煮込んでみたり。代用できるものを使いながら、違う形で栄養をとっていました。

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「無印」でも冷凍野菜を発見！？

ヨムーノライターの乃々さんは、無印良品にある、野菜が数種類ミックスされた冷凍シリーズを愛用中です。

炒め物やパスタにしたり、スープに入れたりなど日々の食卓で大活躍。忙しい時、疲れた時、めんどくさい時に便利で、冷凍庫に常備しておくことを決めたのだとか！

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６）2人に1人以上が「セール品・値引き品」を活用！「ポイント活用」や「食品ロス削減」も

食費を節約する際、もしくは節約しようと思った際、何をしますか？（n=159）※複数選択

「セール品・値引き品を買う」（50.9%）が最も多く、次いで「安く購入できるところで買う」（46.5%）、「自炊する」（45.3%）、「外食を減らす」（45.3%）と続きました。

これらの方法が上位に並んでいることから、日常的な支出を抑える工夫が求められていることがわかります。

また、「安い食材・食品を選ぶ」（43.4%）や「ポイント・クーポンを活用する」（40.3%）といった買い物の工夫も重要視されています。

「食品ロスを減らす」（37.7%）という回答も一定数あり、節約意識の高まりが食品の無駄を減らす行動にもつながっていると推測されます。

食品ロスを防ぐ！スーパー青果部・青髪のテツさんのテクニック公開

スーパーの青果部で働きながら、ヨムーノライターとしても活躍中の青髪のテツさん。おいしい野菜の選び方や長持ちさせるコツを発信してくれています。

そんなテツさんの食品ロスを防ぐテクニックをご紹介！

①ぶよぶよ大根を復活させるテクニック「水につける」

実はぶよぶよ・シワシワになった大根は、水分が抜けているだけなので、食べても全く問題はないのだそう。

むしろうま味成分などが凝縮された状態なので、そのまま煮物や漬物にするとおいしくいただくことができます。

大根の葉をカットしたら、ボウルに水を張って大根をつけたまま、半日〜1日放置するだけでぶよぶよになった大根が復活！

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②長ネギの「緑色」のところ捨てないで！活用レシピ

「長ネギ」ですが、硬くて食べにくいなどの理由で緑の部分を捨ててしまっている方が多くいるよう。普通に美味しく食べられるのにもったいない！

テツさんイチオシの「長ネギの緑の部分」を使ったレシピで、フードロスを防ぎましょう。

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７）8割以上が「食品の購入を諦めた」経験あり！

値上がりが原因で、これまで購入していた食品を諦めることや、買う頻度が減ったものはありますか？もっとも当てはまる選択肢をお選びください。（n=159）

「時々ある」（49.7%）、「よくある」（36.3%）と、約8割以上が食品価格の値上がりを理由に、購入を諦めたり、頻度を減らしたりした経験があることがわかりました。

また「ほとんどない」（10.8%）や「まったくない」（3.2%）と答えた人は少数派であり、食品価格の値上げが消費行動に大きな影響を与えていることがわかります。

諦めたことがある食品として、多く挙がったのは「野菜」「お菓子」「肉」などでした。さらに具体的に聞くと、特に「キャベツ」との声が多く、今冬のキャベツ高騰の影響を強く感じる結果となりました。

野菜のプロに教わる！キャベツの代用におすすめの野菜

「キャベツ」は一向に値段が下がりませんよね。

福岡で創業74年、青果の生産者と小売店舗のバイヤーの間をつなぐ「仲卸（なかおろし）」の事業を展開している小林青果株式会社さんに「キャベツの代わりに使えるおすすめの野菜」を教えてもらいました。

• 焼きそばは「小松菜」「もやし」「ブロッコリー」
• ロールキャベツは「白菜」
• お好み焼きは「もやし」「大根」
• 回鍋肉は「玉ねぎ」「ピーマン」「しめじ」「人参」「パプリカ」

キャベツが主役のレシピは諦めがちですが、代用できる野菜がこれだけあると心強いですね！

詳しくはこちら

食品の値上げに負けないで乗り切ろう

8割以上の世帯が「食品の値上がり」を実感し、節約を意識していることが明らかになりました。

これまでの方法では食費の予算を守ることが難しくなった世帯も多く、筆者自身もその影響を強く感じています。

厳しい状況が続きますが、別の食品で代用したりフードロスを減らしたり、節約上手のヨムーノライターを中心に、工夫しながらやりくりしていけるよう、発信してまいります。