ゴミ袋が昔は黒かったの知ってる?

  • 2021年03月22日更新

日々、家の中を清潔に保つためには、定期的にゴミを出さなければいけません。そのためにも欠かせないものと言えばゴミ袋が挙げられますが、実はゴミ袋は時代によってデザインが変化しているのです。ゴミ袋の歴史を学んでみましょう。

黒いゴミ袋が少なくなった理由

ゴミの出し方は各自治体によって厳格に定められています。もしも可燃ゴミの日に不燃ゴミを出してしまった場合、収集してもらえないだけでなく地域の責任者から注意を受ける事もあるでしょう。ルールに乗っ取ってゴミを出す事は何よりも大切ですが、場合によってはこうした決まりを度外視して好きなようにゴミを出してしまう人も少なくありません。ゴミ袋は一時期黒いビニール製の製品が用いられていましたが、透明な製品が普及したのはこのためなのです。袋が透明であれば収集日にそれと異なるゴミを入れる人が減りますし、万が一集配する人間が違和感を覚えた場合、外側から中身を確認する事ができます。人間は外部の目を意識した時に初めて厳格にルールを守る事ができます。透明なゴミ袋はルールを守ってゴミを出してもらうために欠かせないものなのです。こうした配慮が環境に与える負担を軽減します。

古今東西、ゴミの出し方

平成の現代におけるゴミの出し方は環境へ配慮したものとなっています。リサイクルできるものは可燃ゴミや不燃ゴミの収集日に出さず、別の日に集める自治体が多いものです。こうした配慮は江戸時代にも存在しており、紙や金物などリサイクルして使えるものは専用業者が引き取っていたのです。なかには捨てる事でお金をもらえたケースもあるほどです。環境に対する意識が強い国ほどこうしたゴミのリサイクルや分別は厳しく、なかでもドイツは厳格です。そもそも紙は可燃ゴミと一緒に捨てるのではなく、再生するために別個に分別されるのです。しかし日本のゴミの捨て方はアメリカに比べると厳しいと言われていますから、国によってこうした意識は大きく異なる事が分かります。また日本国内でも地域によってゴミ袋の種類が異なり、可燃ゴミに中が見えない紙の袋を用いる地域も存在しています。分別は地域によって異なるものなのですね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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