その置き方、ダメ絶対!【バナナの皮真っ黒問題】意外と知らない「おいしく長持ち」保存の裏ワザ2選

  • 2024年11月05日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

バナナやリンゴなどの定番フルーツ、朝ごはんやおやつにいつでも食べられるように、常備されている方も多いですよね。

でももしかして、買ってきたフルーツをそのままキッチンやリビングに置いていませんか?

だとしたらもったいない!保存方法を少し変えるだけで、長く美味しさを保つことができるんです! 今回は、バナナとリンゴの正しい保存方法をご紹介します。

意外と知られていない!「バナナが長持ちする」保存方法

まずは、バナナを美味しく長持ちさせる保存方法を、管理栄養士でヨムーノライターのmonchiさんが実践してくれました。

バナナに適した温度なら【常温保存】がおすすめ

バナナは南国育ちの果物の為、保存に適した室温は14~20℃です。

そのため、冷蔵室の野菜室(3~7℃)にバナナを入れてしまうと、バナナに大きなストレスがかかり、低温障害を起こして皮などが真っ黒に変色してしまうのです。したがって、バナナは常温で保存するようにしましょう。

バナナが長持ちする方法①袋から出し、風通しのよい場所へ

バナナは衛生上の理由から青いままの状態で輸入することが法律で定められているのですが、スーパーなどの店頭に並んでいるバナナは食べ頃まではいかないものの、皮がだいぶ黄色くなっていますよね。

これはバナナが自ら発する「エチレンガス」が追熟を促す為です。そのため、バナナを長持ちさせる為には「エチレンガス」をうまく逃がすことがポイントです。

バナナを袋から出すことで、中にたまっていたエチレンガスを放出できる為、追熟がゆっくりになり、長持ちしやすくなります。

バナナが長持ちする方法②1本ずつ切り離す  

バナナを1本ずつ切り離すことで、バナナが持つエチレンガスが分散します。よってバナナの追熟がさらにゆっくりになるメリットがあります。

バナナが長持ちする方法③アーチを上向きに置く  

「バナナを1本ずつ置くほどスペースが無い」「バラバラにするのは面倒」といった理由で房のままで保存したい場合は、バナナの置き方をひと工夫するだけで長持ちしますよ。  

バナナスタンドにつるすのが最も理想的ですが、バナナのアーチの部分を上向きに、山型になるように置くだけでもテーブルに接する部分がかなり小さくなり、長持ちしやすくなります。  

アーチを上向きに置くのは難しいかと思いましたが、意外と簡単でした。バナナの置く向きを変えるだけならすぐにできそうですね!

絶対やってはいけないバナナの置き方

店頭のようにバナナのアーチを下向きの状態で置くと、バナナの重みでテーブル等に接している部分がつぶれて傷みやすくなります。  

【冬】バナナ保存方法:暖かいリビングで保存

バナナは13.5℃以下の温度だと追熟がストップして甘くなりにくいので、寒い冬は、人が集まるリビングやダイニングなどの暖かい部屋で保存しましょう。

保温性を高め、エチレンガスによる追熟を進めるために、バナナを房ごと新聞紙やタオルで包むのもおすすめ。

このときも、アーチが上向きの状態になるよう包むとより長持ちしますね。

スーパーの青果部直伝!「りんごが3倍甘くなる」保存方法

続いては、管理栄養士でヨムーノライターのmihoさんが、りんごの保存方法を検証してくれました。

野菜のプロ「青髪のテツ」さんが伝授!りんごは冷蔵庫で甘くなる

今回りんごの冷蔵保存をおすすめしてくれたのは、青果部マネージャーとしてスーパーで働く「青髪のテツ」さん。 野菜や果物の役立つテクニックをTwitterやブログで発信しています。

青髪のテツさんいわく、りんごに含まれる果糖は『低温で甘みが増す』という性質があるから、冷蔵庫に保存して食べるのがおすすめなんだそう。なんと最大3倍ほどの甘みを感じるんだとか...!

では実際に冷蔵庫で保存したりんごと、常温で保存したりんごの違いを比較し、食べ比べていきたいと思います!

りんごの甘さはどう変わる!?検証してみた

今回の検証方法は、同じ日に購入したりんごを密閉式保存袋に入れて、1つは野菜室に、もう1つはキッチンカウンターに置いて常温で保存します。

2日経ったら、どちらもカットして食べ比べてみます!

「常温で2日間置いたりんご」食べてみた

まずはキッチンカウンターに常温で2日間置いたりんごです!

見た目は特に変化もなく、おいしそうですね。

一口食べると、甘みが感じられますが、少しパサパサした食感が気になりました。もう少し、みずみずしいと美味しいのに...!

「冷蔵庫で2日間保存したりんご」食べてみた

次は、野菜室で2日間保存したりんごです!

断面は、常温で置いたりんごと比べても違いは感じられません。

しかし、一口食べると...甘ーい!

別々で食べていれば、そこまで違いに気づかなかったかもしれませんが、比べてみるとその甘さの違いは歴然!野菜室に入れておいたりんごは、みずみずしく甘さが強く感じました。

甘さ、みずみずしさ共に冷蔵庫保存の勝ち

今回検証してみて、常温のりんごよりも野菜室で保存していたりんごの方が甘みを強く感じられました。

また甘さだけでなく、りんごのみずみずしさやシャキッとした歯ごたえもしっかりあり、文句なしに美味しかったです。

りんごの品種や個体差もあるかもしれませんが、冷やすことでりんごが甘くなると実感しました。

ただ、青髪のテツさんがおっしゃっている通り、りんごは温度変化に弱いので、野菜室に頻繁に入れたり出したりするのはNG。買ってきたときに冷やし、食べるさいに野菜室から出しましょう。

正しい保存方法で美味しさ長持ち

バナナとリンゴの正しい保存方法をご紹介しました。

フルーツによって適した温度が違うので、それぞれに合った保存方法を実践するのが大切です。ぜひ、ご紹介した裏ワザを試してみて下さいね!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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