大阪でしか食べられないよ...【マツコの知らない世界】で話題「1日2,000本以上売れる」みたらし団子
- 2024年09月22日公開
こんにちは。大阪在住のヨムーノライター、安達春香です。
大阪グルメといえばたこ焼きやお好み焼き、串カツが定番ですが、なぜかみたらし団子の名店がたくさんあります。
今回は、TBS『マツコの知らない世界』で紹介されていた和菓子屋さんに行ってきました!
創業166年の老舗!「浪芳庵」
「浪芳庵(なみよしあん)」は、安政5年(1858年)創業の江戸時代から続く老舗和菓子店。現在、大阪に5店舗を展開しています。
本店は地下鉄御堂筋線・四つ橋線の大国町駅から徒歩5分、大阪随一の繁華街・なんばからも徒歩10分の場所にあるので、観光ついでに立ち寄れますよ。
のれんをくぐって一歩足を踏み入れると、日本庭園と重厚感のある建物が広がっていて、まるでタイムスリップしたかのよう!
敷地内にショップとカフェ、ベーカリーが併設されています。
テレビでも紹介された人気メニュー「炙りみたらし~3本セット、バニラアイス添え~(ドリンク付き)」を味わえるのは、この本店1階のカフェともう1店舗のみ。
1階のカフェは完全予約制です。休日はすぐに予約が埋まってしまうことが多いので、訪れる際は早めに席を抑えておきましょう。
壺に入った贅沢みたらし団子
こちらがお目当ての炙りみたらし3本セット(2,035円税込)。
1日2,000~3,000本も売れるというみたらし団子を、一番おいしい状態で食べられる人気メニューです。
店員さんから「バニラアイスはいつお持ちしますか?」と聞かれたので、お団子と同じタイミングで出してもらいました。
壺の中にはたっぷりのタレとこんがり焼けたお団子が3本。下に固形燃料が入っていて、アツアツの状態で最後まで楽しめます。
お団子というと丸いのが普通ですが、こちらは小判型です。さっそくタレを贅沢に絡めていただきましょう。
炭火の香ばしい風味が広がり、お団子がとにかくやわらかい!お団子にこの表現を使うのはちょっと変かもしれませんが、なんというか、ふかふかしているんです。
浪芳庵では材料や製法にこだわっていて、契約農家の厳選米で作ったお餅を、注文を受けてから最高級の紀州備長炭で焼き上げています。
高温の炭火で一気に焼くことで、うま味と水分が逃げないのだとか。
タレには、北海道・利尻産昆布の出汁と、和歌山・湯浅のたまり醤油が使われています。
甘さと塩気のバランスがちょうど良く、タレをそのままスプーンですくって食べたくなるほど絶品。ここでしか味わえない唯一無二のみたらし団子です。
続いては、余ったタレをバニラアイスにかけていただきます。
やさしいミルクの風味と甘じょっぱさが相性ぴったり!ひんやりしたアイスと熱々のタレのコントラストも楽しめます。
もっと食べたいときは追加注文もOK。バニラアイスは330円(税込)、お団子は275円(税込)でおかわりできますよ。
セットのドリンクも一級品!
日本茶は、京都に本店を構える1717年創業の「一保堂茶舗」のものを使用しています。
アイスの玄米茶を注文すると、急須と茶葉、氷が出てきました。お茶の種類によって変わりますが、3杯分楽しめるそうです。
淹れ方を丁寧に教えてもらえるので、お茶の知識がなくても安心。1杯目は急須に茶葉と熱湯を入れ、30秒待ってコップに注ぎます。
「急須から出てくる最後の一滴を"ゴールデンドロップ"と呼び、旨み成分が凝縮しているので全部入れてくださいね」と店員さん。
「急須の蓋をずらしてのせておくと茶葉が開き切らずにおいしくなる」といった豆知識も教えてもらえます。
一口飲んでみると、お茶の豊かな風味と玄米の香ばしさが合わさったホッとする味わい。最高級のお茶と焼き立てアツアツのみたらし団子は、間違いない組み合わせでした。
老舗で過ごす贅沢時間
創業当時からの伝統を守りつつ、新しい和菓子を作り続けている「浪芳庵」。上質なインテリアに囲まれ、庭園を眺めながらのんびりと過ごす時間は格別です。
カフェの利用者は、テイクアウト用の炙りみたらし5本セットを注文すると1本おまけを付けてくれます。大阪を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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