【悲報】絶対に買ってはいけない!?【スーパー店員】暴露!「買うほど損する!5選」意外な節約術
- 2023年03月05日更新
こんにちは、スーパーの青果部で働くくふうLive!ライターのテツです。
スーパーでは様々な値段の商品を品揃えしています。しかし同じ値段の商品でも原価は全く違います。極端な例え話でいうと、90円で仕入れた商品を98円で売ることもあれば、30円で仕入れた商品を98円で販売する場合もあります。
考え方次第ですが「なるべく原価と売値がかけ離れていないものを買うほうが、節約につながる!?」と考える人もいるのでは?
そこで今回は、実は「売値に比べて原価が格段に安い」「スーパー側が儲かる商品」をスーパー店員のリアル目線で紹介します。
【節約したいなら買うと損?①】惣菜の枝豆
「惣菜コーナーの枝豆」は、実は原価率がエグいくらい(笑)低いのです。私が入社したての頃、惣菜のチーフから「枝豆はこれだけ儲かるんだよ」と教えてもらったときに「青果の枝豆」の原価率と比べて嫉妬したほどです。
惣菜コーナーでよく使用される中国産の枝豆は、100g当たりおよそ50円前後が相場です。例えば100g200円で販売すれば、原価率は25%でお店は75%儲かることになります。
ビールのおつまみの定番である枝豆は利益商品なので、原価が安いものを買うのは損してると感じる人は、惣菜コーナーではなく冷凍食品の枝豆を買う方がベター!
内容量も多くて、お得感があるはず。国産の安心できるものを食べたい方は野菜コーナーで生の枝豆を買いましょう。
【節約したいなら買うと損?②】フライドポテト
子どもに人気のフライドポテトも、惣菜コーナーの枝豆と同じくらい利益の取れる商品です。
仕入れ先にもよりますが、フライドポテトの原価は、100g当たり30円前後。1人前を200gとすると60円ほど。例えば100g当たり100円として、200円で販売すれば原価率30%となるので70%はお店の儲けになっています。
枝豆にしてもフライドポテトにしても、調理に人件費がかかる惣菜コーナーは、利益を乗せて販売しているお店が多いんです。節約したいなら惣菜コーナーには近づかず、生鮮食品を買って自分で調理をするのが賢明です。
【節約したいなら買うと損?③】缶ジュース
スーパーで買うと50〜100円程度で安いと感じるかもしれませんが、飲料はかなり儲かる商品なんです。(ちなみに、小売店が儲けているとは限りません)
中身の液体の原価はなんと数円、容器も10円程度。
原価だけで考えると、自動販売機の飲料は「え、こんなに値段が違うの?」と言ってもいいほど高いので、特に節約を頑張りたい時は、頻繁に買わないようにしましょう。なるべく水筒を持ち歩くようにすると、エコの観点でもいいですね。
【節約したいなら買うと損?④】加工食品
加工肉、冷凍食品、惣菜、お菓子、デザートなど「人件費をかけて加工しているもの」は、とにかく売価が高いのです。人件費がかかっているので当然といえば当然だけど、節約をするなら、基本的には生鮮食品で自炊がおすすめ。
「自炊の方が電気代やガス代がかかるし、生鮮食品もそこまで安くないから弁当を買ったほうがいい」という意見もたまに聞きますが、コスパのいい食材を選ぶことで、1人前1食100円台など、お弁当よりも断然安く済ませることができます。
自炊をすることは長い目で見ると美容や健康にもつながるので、医療費やメンテナンスにかかる費用の削減も期待できるのがポイント。
もちろん調理に時間がかかるので、忙しい人は惣菜や外食をしてもいいと思いますが、節約したいなら自炊の回数を増やすことが、理想的なのは間違いありません!
番外編!【節約したいなら買うと損?⑤】ビニール傘
スーパーでは数百円で売られていますよね。私も何度か雨の日に傘を忘れて買ってしまったことがありますが、とてももったいない。
100円均一でも売られていて儲けあるの?なんて疑問に思っている方もいるかもしれませんが、実はビニール傘の原価は輸送費込でおよそ10円と言われています。
出かけるときは必ず折りたたみ傘を必ず常備しておくことで節約につながります。
買うモノのプライスラインを決める
「今後はなるべく損する商品は買わないぞ」と決めたとしても、どこからが損する商品なのか曖昧ですよね。
特に生鮮食品は特売や相場変動があるが、だからといって「先週より安いから買う」という判断で買い物をしていると、実際には節約になってない場合があるので注意しましょう。
例えば、100g158円の牛肉が100g128円になると安いと感じるけれど、実際は100g48円の鶏ムネ肉を買えば、同じ金額を払っても特売品の牛肉の2倍以上の量を食べられることになりますよね。
もちろんいろんな種類の食材や栄養をとるのはいいことなので、家計とバランスをとればOKです!
例えば、「100g100円以上のお肉はばるべく控える」「代わりに100円未満のときは多めに購入して冷凍しておく」など決めてしまうのも手。
節約はムリなく計画的に
今回は原価について触れましたが、基本的には手がかかったモノは手間賃を取られてしまいます。面倒でも節約がしたいなら惣菜を買わずに料理をする、水筒や折りたたみ傘は持ち歩くなど準備をすることで、毎日少しずつ無理のない節約に繋がります。
とはいえ頑張りすぎはNG!食料品を販売している店員としてはお客様にはムリなく楽しんでお買い物をしてほしいなと思います。
スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!
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