スッキリ広々なシンプルライフ

  • 2023年06月01日更新

今、「シンプルな生活」というトレンドが注目されています。想像してみてください。我が家のリビング(広くても狭くても問題ナシ)に、整理整頓された食器棚とテーブルの上には、お茶のセットが用意してあります。もちろん壁には、PTAの連絡網とか燃えないゴミの分類表なども貼ってありません。想像はできるけれど現実的にはムリだと諦めてはいけません。アイディアはあるはずですし、もし新しい住まいを探す時期が来ているとすれば、シンプルな生活を始めるキッカケとしてはいかがでしょうか。

1年以上使われなかった品物は不要物?

流行や子供の成長といった時間の経過と共に所有物は増えていきます。生活必需品は、家族の年齢や構成によって、いつの間にかいらなくなった不要な品となり、必然的に押入れやクローゼットに収納されます。その繰り返しは、押入れやクローゼットの空きスペースを狭くするという結果を生みます。ついには、収納スペースは一部のスキもないくらい蓄えたモノで満たされます。収納スペースに収まらないものは部屋の中を占領し、最終的には人の暮らす部屋の空間さえいっぱいにしてしまいます。引っ越しを経験された人であれば、家財道具の整理をしている時、昔使っていた不要なものが、いかに収納スペースを占領していたかを実感するはずです。とすれば必要でなくなったものを整理する必要があるという結論に行き着きます。その期間は?と問われれば、1年から数年の間、一度も使わなかったモノということになります。

広いクローゼットは、シンプルライフの味方

新しい家を探す時に気がける収納スペースの見極めポイントがあります。初めから収納スペースが、小さく区切ってある棚の方が一見整理が楽そうに思えますが、その棚幅にピッタリ収まるモノでなければ、無駄なスペースが出来てしまいます。また天袋も効果的な空間利用法という印象を持ちますが、奥に入れたモノの出し入れに手間がかかるため、不便な場所となりがちです。その点広く空間が確保されているクローゼットは、幅や高さを自分でデザインできるために、応用が効きます。100円ショップで見かけるワイヤーネットと結束バンド、突っ張り棒を組み合わせれば、かなりの重量に耐えられる自在棚を簡単に作ることが出来ます。インターネットで検索すれば、様々な組み合わせのアイディアが載っていますので参考にしましょう。

シンプルな生活の達人とは、捨てる達人である

引っ越しは、いらなくなった衣類や雑貨などを思い切って処分できる絶好のチャンスです。思い出に残るお宮参りの晴れ着などは、成長の記録としてお子さんと記念撮影をした後に整理してはいかがでしょうか?子供たちの描いた絵や工作品などは、デジカメで撮影したり、コンビニでコピーしたあとに捨てることで、片付きます。シンプルな生活は、家族の歴史を整理する達人でもあります。

この記事を書いた人
中村郁夫

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