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パク・ソジュンと上野樹里が出演!?話題を呼んだ韓国映画「ビューティー・インサイド」を観てみた

  • 2023年03月10日更新

こんにちは、エンタメライターのタケダミツルです。

自分の姿が毎日変わるとしたら、あなたはどうやって生きていきますか?

そんなありえない体質の主人公が登場するのが、2015年に公開された韓国映画「ビューティー・インサイド」です。

仕事はどうする?家族や友達にどうやって気づいてもらう?身分証明書の写真は?気になることが山積みの作品を、ファンタジー好きの筆者が観てみました!

今回は「ビューティー・インサイド」のあらすじと、実際に観て感じた見どころを紹介します!

「ビューティー・インサイド」のあらすじ

家具職人のキム・ウジンは、毎日朝起きると姿が変わってしまうという特殊な体質の持ち主です。事情を知っているのは母親と友人のサンベク(イ・ドンフィ)だけ。変わる姿は性別も年齢もさまざまで、初対面の人とは1日以上関係を続けられませんでした。

そんなウジンがあるとき、家具店の店員であるホン・イス(ハン・ヒョジュ)に恋をしてしまいます。若くてイケメンな男性の姿になるまで待ち、意を決してイスに声をかけたウジンは、姿が変わって関係をふりだしに戻さないため、眠らないでいようとしますが…

「ビューティー・インサイド」の見どころ3選

「ビューティー・インサイド」には、その奇抜な設定にともなう見どころが満載です。ここからは、筆者が実感した見どころを紹介していきます。

ウジンを演じるキャストが豪華

この作品でまず驚くべきなのは、姿の変わるウジンを数多くの有名キャストが演じているということです。

友人のサンベクとの居酒屋のシーンでは、「天使の階段」や「美男ですね」で注目を浴びた人気女優パク・シネ、イスにはじめて声をかけるシーンでは、そのルックスで多くの女性ファンを虜にしている俳優パク・ソジュン、イスにプロポーズするシーンでは「マイ・ガール」で一躍人気俳優になり「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」にも出演していたイ・ドンウク、体質のことを告白したウジンをイスが訪ねてくるシーンでは日本の上野樹里も登場します。

目まぐるしい豪華キャストリレーに、胸を躍らせずにはいられませんでした!気になる方は、ぜひご自分の目で確かめてみてください!

ちゃんとひとりに見えるウジン

2つ目の見どころは、ウジン役で出演しているキャストたちの演技力です。

ウジンはその特殊な体質から、物語を通して姿が変わり続けます。性別も人種も年齢も違うので、見た目からは到底同じ人とは思えません。ただ一方で、話し方や表情、仕草にはしっかりとウジンを感じます。

もちろん、これは物語の視点で考えれば当然のことです。しかし制作の視点で考えると、ウジンを演じている人はその姿ごとに違うはずなのです。ひとつの人格を共有しているなんてことはなく、赤の他人なはずなのです。

それにもかかわらず、すべての姿にウジンが透けて見える。ほんとうにひとつの人格があるように見える。これが名だたる俳優の実力かと、思わず舌を巻いてしまいました。

キム・ウジンを理解して支えるふたり

ある日を境にして急に姿が変わるようになってしまったウジン。そこからの生活は以前のものとは程遠く、大きな壁が幾度となく立ちはだかり、心を痛めることも少なくありません。

そんな彼のそばにいるのが、奇妙な体質を理解して支える人々です。

姿が変わってしまった初日には動揺していたウジンを抱きしめ、ことあるごとに支えになる存在の「母」に、ウジンの体質をポジティブに受け入れ、変わらない態度で接し続ける戦友の「サンベク」。

このふたりの存在が、数々の難局に向き合うウジンを時に慰め、時に励ますのです。その見返りを求めず注がれる無償の気遣いと優しさに、観ている筆者も胸を打たれました。

ファンタジックなテーマで人のあたたかみをゆったりと描く韓国映画「ビューティー・インサイド」。登場人物それぞれの立場を想像しながら観ると、いっそう深く楽しめるかもしれません。

この記事を書いた人
「エンタメは心の潤滑油」系ライター
タケダミツル

エンタメに頭から浸かっています。活字、音楽、映画、ドラマ、アニメ、お笑い、なんでもござれの雑食犬。いろんなジャンルに首を突っ込んでは、抜けられなくなる毎日を送っています。感じた熱をそのままに、エンタメの「いま」をお届けします。

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