掃除機は“サイクロン式”がすごい!性能と選び方を一挙公開
- 2023年06月27日更新
こんにちは、くふうLive!編集部です。
毎日お部屋をきれいに掃除するための掃除機。
掃除機には色々な種類があります。中でも、最近人気が高い掃除機は『サイクロン式掃除機』です。
その理由はどこにあるのか?
今回は、掃除機の種類をはじめ、サイクロン式掃除機のメリット、メンテナンス方法について紹介します。
掃除機の基礎知識
お部屋の掃除をする時に大活躍の掃除機には、大きく分けると『サイクロン式』と『紙パック式』の2つの種類に分けられます。種類によって、それぞれ特徴が異なります。
それぞれの特徴を知って、自分に合ったタイプの掃除機を選ぶことが掃除上手への第一歩です。
サイクロンとは?
『サイクロン式掃除機』とは、遠心力によって、ゴミと空気を分離させるタイプの掃除機のこと。まずは、どうやって遠心力を生み出すのかについて説明しましょう。
掃除機は、ゴミと空気を一緒に吸い込みます。その空気とゴミが円錐形のコーンと呼ばれる部分に吸い込まれていきます。
このコーン部分に空気の流れを渦巻き状に発生させることで、遠心力が生まれてゴミと空気が分離されるという仕組みです。
分離したゴミはダストカップに溜まり、空気はフィルターを通って排気されます。
コーンの径が小さければ小さいほど、空気の流れが速くなります。また、コーンが多いほど一度に処理できるゴミと空気の量が増えます。
紙パックなどの交換は必要がなく、ランニングコストはかかりませんが、ゴミを捨てる際に粉塵が舞いやすいことや、ゴミが見えてしまうなどの不便な部分もあります。
また、ダストカップが汚れたまま使用すると故障の原因となるので、最低でも週に1回はゴミを捨てる必要があります。ダストカップの洗浄も適度に行いましょう。
紙パック式とは?
『紙パック式』の掃除機は、紙パックに掃除機で吸い込んだゴミと空気が一緒に溜まり、空気だけがそのまま排気されます。
空気がゴミと一緒のところを通って、そのまま排気されるため、排気の汚れや臭いが気になるといった点もあるでしょう。
使用している紙パックは、定期的に交換する必要もあります。使用頻度によっても交換時期は異なりますが、目安としては2カ月に1回程度です。
紙パックを購入しなくてはなりませんが、ゴミは紙パックのまま捨てられるので、簡単に捨てることができます。
用途によって種類が異なる
どちらの掃除機もメリットとデメリットがあるので、特徴をよく知った上で自分に合ったタイプのものを選びましょう。
手軽にゴミを捨てたい人や、吸ったゴミをあまり見たくないという人は、紙パック式を選ぶことが多いです。
また、赤ちゃんや小さな子どもがいるご家庭や、こまめにゴミを捨てたいという人はサイクロン式の掃除機がおすすめです。
サイクロン式のメリットとは?
サイクロン式掃除機がなぜ人気かというと、たくさんのメリットがあるからです。ここでは、サイクロン式のたくさんあるメリットの中でも、特に優れたメリット3点を紹介します。
排気がきれい
サイクロン式掃除機の最大のメリットは、やはり『排気がきれい』という点です。赤ちゃんや小さな子どもがいる人は、掃除機の排気が気になりますよね。
その点、サイクロン式はゴミと空気を分離させて、空気はフィルターを通してから廃棄されるため、安心です。
お部屋をきれいにするための掃除。だからこそ、排気の出ない掃除方法で、空気もきれいにしましょう。
吸引力が持続する
ゴミと空気を遠心力で分離させることで、ゴミがフィルターに付着しにくく目詰まりも起こりにくいため、吸引力が持続する点もメリットです。
ただし、ゴミ捨てやフィルターの掃除をこまめに行わないと、吸引力が落ちてしまうので注意してくださいね!
電気代が安い
紙パック式に比べて、サイクロン式は最大消費電力が少なく、電気代が安く済む点も特徴です。一般的な紙パック式は、最大消費電力は約1100W、サイクロン式は約800Wなので、1kWhあたりの電気料金を27円、毎日10分掃除機をかけた場合には、1年で500円ほど節約できます。
年間で考えると、大きな差は無いと感じる数字でも、何年も積み重なると大きな額が節約されます。
サイクロン掃除機を選ぶときのポイントは?
いざサイクロン掃除機を購入するときに迷いがちな、サイクロン掃除機の選び方について。
一昔前までは、サイクロン掃除機は高価なものばかりでしたが、最近は比較的購入しやすい価格帯のものも増えてきています。
とはいっても、決して安い買い物ではありません。失敗のないように購入しましょう。
収納場所をとらないのはスティックタイプ
一般的な掃除機には、『キャニスタータイプ』と『スティックタイプ』の2種類があります。キャニスタータイプは、掃除機本体が大きいため、重たい・収納場所を取るなどの問題点が出てきます。
場所をとらずに収納したい人は、スティックタイプがおすすめです。
スティックタイプは、本体が軽くて片手でも扱いやすいので、女性でも手軽に扱えます。階段などの掃除にもとても便利です。
コンセントから直接電源を取りながら吸引するキャニスタータイプに比べると、バッテリー式で吸引するスティックタイプは、吸引力・持続性は劣ります。
機動力があるコードレスタイプ
2フロア以上ある家や、2台目掃除機の購入を考えている人おすすめなのが、機動力に優れたコードレスタイプです。
コード付きの掃除機を使っていて、可能な限り長く出したらコードが家具に引っ掛かってしまったなんて経験はありませんか?
コード付きの掃除機は、コードの長さで移動範囲が限られてしまい、その都度コンセントを差し替えるため面倒ですよね。
その点、コードレスタイプならば移動範囲を制限されることなく、階段や違うフロアなどの掃除も手軽に行えます。また、ちょっとしたゴミを吸い取るのにも便利です。
フィルターレスは手間いらず
フィルター式のサイクロン掃除機は、フィルター掃除を1週間もしくは2週間に1回(使用頻度による)ほど行わないと、上手く排気ができず故障の原因となります。
フィルター掃除の手間を省きたい人は、フィルターレス掃除機を選びましょう。フィルターレス掃除機は、機種にもよりますが、毎日掃除をしても2年間はメンテナンスの必要が無いという商品もあるほど。ダストボックスのごみ捨て以外にメンテナンスは必要ないのは嬉しいポイントですね。
ただ、フィルター付きの掃除機は吸引力が600W程度のものが多いのに対して、ほとんどのフィルターレスは吸引力が200W。 その点だけ差があります。
メンテナンスの方法は?
高い吸引力を維持するためには、サイクロン式掃除機のメンテナンスをすることが重要なポイントです。
サイクロン式のメンテナンスには、ゴミが溜まるダストカップと、きれいな空気を廃棄するフィルターの掃除があります。購入した際に付属している取扱説明書にメンテナンス方法は記載されていますが、基本的なメンテナンス方法を紹介します。
フィルターやダストカップの掃除方法
まず、掃除機をかけてゴミを吸ったら、ダストボックスのふたを開けてゴミを捨てましょう。機種によってもメンテナンス時期は異なりますが、ダストボックスが汚れて、吸引力が少し落ちたかな?と思ったら、掃除機を取扱説明書に従って分解し、蓋・サイクロンユニット・ダストカップを水洗いしましょう。
次に、フィルターのゴミを取り除き、水洗いができる場合には、バケツなどに水をためてフィルターを中に入れ、ゆすり洗いをしましょう。全てのパーツの洗浄が終わったら、陰干しをして完全に乾かします。
ヘッド部はこまめなお手入れがおすすめ
ゴミをかき出しながら吸引するヘッド部分には、ゴミが絡まりやすいので、こまめに手入れをしましょう。ゴミが絡まってしまうと、回転ブラシが回転できずゴミを上手くかき出せません。
ヘッド部分のお手入れの仕方は、まず回転ブラシをヘッド部分から取り外してブラシ部分に絡まった髪の毛や糸くずなどを、ハサミでカットして取り除きます。
次に、ヘッド部分を掃除機で吸引してゴミをすいとったら、回転ブラシの両端・車輪部分・本体の溝部分などに絡まったゴミをピンセットなどで取り除きましょう。
水洗いできる場合には、水で洗い流したあと、完全に乾くまで陰干しを行います。
まとめ
サイクロン式掃除機は排気が気にならない点に加え、ちょっとしたメンテナンスをするだけでも、吸引力が持続します。
お部屋をきれいにするならば、お部屋の空気にもこだわってみませんか。
サイクロン式掃除機を選ぶときにも、使い勝手や使う場所に合わせて、お好みの商品を探してみてくださいね。
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