こたつはいつから出す?気温の目安と地域差、こたつ開きの由来も解説

  • 2026年10月07日公開

衣替えはいつ?目安は10月1日、実際は最低気温18℃が判断基準

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

朝晩が冷えてくると「そろそろこたつを出したいけど、まだ早いかな?」と迷いますよね。家族に「もう出して」とせがまれて悩む方も多いはずです。目安は、最高気温が20℃、平均気温が15℃を下回る頃。多くの地域では11月ごろにあたります。一方で、1年近くしまっていたこたつのコードやヒーターが傷んでいないか、気になる方もいるでしょう。

この記事では、気温の目安と地域差、昔ながらの「こたつ開き」の由来、出す前の点検と安全に使うコツまでまとめました。読み終えるころには、わが家の「こたつを出す日」が決められます。

こたつを出すベストなタイミングや安全な使い方がわかることで、肌寒い季節も事故やトラブルを防ぎながら、家族みんなで温かく快適に過ごせるようになります。


こたつを出す時期の目安とは?気温での判断基準

こたつを出すタイミングは、カレンダーより気温で決めると失敗しません。最高気温と平均気温、2つの目安を紹介します。

最高気温20℃を下回る頃が一つの目安

日中の最高気温が20℃を下回ると、昼間でも室内で足元が冷えやすくなります。天気予報で「最高気温19℃」「18℃」といった日が続くようになったら、こたつの出番が近いサインです。

ただ、最高気温が20℃を切っても、日当たりのよいリビングなら昼はまだ暖かいこともあります。まずは朝晩だけ短時間使ってみて、「あると助かる」と感じたら本格的に出す、という進め方が無理がありません。

平均気温15℃を下回る頃も目安になる

もう一つの目安が、1日の平均気温15℃です。朝晩の冷え込みまで含めた数字なので、「家にいる時間ずっと寒い」かどうかの判断に向いています。

気象庁が公表している平年値(1991〜2020年の平均)を見ると、東京の平均気温は10月が18℃前後、11月が12℃台です。つまり東京なら、11月に入った頃が一つの区切りになります。住んでいる地域の数字は、気象庁のホームページで「過去の気象データ」から調べられます。

こたつ開きとは?亥の月・亥の日の由来

昔の日本には、こたつを出す日を暦で決める「こたつ開き」という風習がありました。由来を知ると、子どもに話すきっかけにもなります。

こたつ開きは、旧暦10月(亥の月)の最初の亥の日に、こたつや火鉢を使い始める習わしです。江戸時代には広く行われていたといわれ、茶道では今も同じ時期に「炉開き」をする流派があります。

なぜ亥の日なのかというと、古い考え方(五行)で亥は「水」に当たり、火事を防ぐ縁起のよい日とされたからです。亥=いのしし、と覚えておくと、子どもにも「いのししの日にこたつを出すと、火事にならないようにってお願いしたんだって」と説明しやすいでしょう。

いまは新暦の11月の最初の亥の日に合わせる家庭もあります。2026年なら11月9日(月)です。気温の目安とも時期が重なるので、「今年はこの日にこたつを出そう」と家族で決めておくと、「いつ出すの?」の問答が1回で済みます。

こたつを出す時期の地域差

日本は南北に長いため、こたつを出す時期には1か月以上の差があります。住んでいる地域に近いものを参考にしてください。

北海道・東北は10月末頃から

北海道や東北は秋の冷え込みが早く、10月のうちに平均気温が15℃を下回る地域がほとんどです。早い地域では10月中旬、遅くとも10月末頃には出す家庭が多いでしょう。ただし北海道では、こたつよりストーブなど部屋全体を暖める暖房を主に使う家庭も目立ちます。

関東・中部・関西は11月頃から

東京・名古屋・大阪などでは、11月に入ると平均気温が15℃を下回ってきます。11月上旬〜中旬がこたつを出す目安で、こたつ開きの亥の日ともちょうど重なります。山間部や内陸部は冷え込みが早いので、10月下旬から出しても早すぎることはありません。

九州など温暖な地域は12月頃まで

九州や四国の沿岸部など温暖な地域は、11月中旬〜下旬に目安を迎え、12月に入ってから出す家庭も珍しくありません。沖縄は冬でも平均気温が15℃を超える月が多く、こたつを使わない家庭も多いようです。

こたつを出す前に済ませておきたい準備・点検

しまっていたこたつをそのまま使うのは避けたいところです。点検と布団の準備は、週末に30分ほどあれば済みます。

電源コード・ヒーターユニットの点検

電源を入れる前に、次の点を目で見て、手で触って確かめましょう。

  • コードに傷・折れ・ひび割れがないか。曲げると一部だけ熱くなる、中の線が透けて見えるものは使わない
  • プラグにほこりがたまっていないか。乾いた布でふき取る
  • ヒーターユニットの網やカバーが外れたり、へこんだりしていないか
  • 電源を入れて数分、焦げたにおいや異音、点いたり消えたりする症状がないか

ひとつでも気になる点があれば、使用をやめてメーカーに相談しましょう。ヒーターユニットや電源コードは、多くのメーカーが単体で交換部品として扱っています。こたつ本体ごと買い替えなくて済む場合もあるので、型番を控えて問い合わせるのがおすすめです。

こたつ布団・ラグの洗濯と天日干し

押し入れにしまっていた布団やラグは、湿気やにおいがこもりがちです。洗濯表示を確認し、自宅で洗えるものは晴れた日に洗って干しましょう。洗えないものは、両面を天日干しするだけでもふんわり感が戻ります。

こたつの下に敷くラグの寒さ対策には、100均でも売られているアルミの保温シートを重ねる方法があります。床からの冷えがやわらぎ、こたつの熱が逃げにくくなります。

こたつを安全に使うための注意点

こたつは身近な暖房器具ですが、使い方によっては火災ややけどにつながります。家族みんなで気をつけたいポイントをまとめました。

コードの劣化・トラッキング火災に注意

製品評価技術基盤機構(NITE)は、こたつのコードの断線やショートによる事故について注意を呼びかけています。コードをこたつの脚や家具で踏みつけたり、布団の下で折れ曲がったままにしたりすると、傷みの原因になります。

コンセントとプラグのすき間にほこりがたまり、湿気を帯びて発火する「トラッキング火災」にも気をつけましょう。月に1回ほどプラグを抜いてほこりをふく習慣をつけると安心です。コードの通り道には、100均のコードカバーを使うと踏みつけ防止になります。

長時間の使用による低温やけど・脱水に注意

こたつの中で寝てしまうと、心地よい温度でも同じ場所が長く温まり、低温やけどにつながることがあります。また、寝ている間に汗をかき、体の水分が失われやすくなります。

うたた寝しそうな時は電源を切る、こたつに入るときは飲み物をそばに置く、といった習慣で防ぎましょう。タイマー付きのこたつなら、切り忘れ防止にも役立ちます。

子どもやペットへの配慮

小さな子どもはこたつの中にもぐり込んで遊んだり、そのまま眠ってしまったりしがちです。「こたつの中にはもぐらない」「中で寝ない」を家族のルールにして、繰り返し伝えましょう。

犬や猫も、こたつの中に長くいると熱がこもってしまうことがあります。温度設定を「弱」にする、布団の端を少しめくって空気が通るようにしておく、といった工夫で安全性が高まります。こたつ布団の上で洗濯物を乾かすのも、熱がこもる原因になるので避けましょう。

気になる電気代の目安

こたつの電気代は、「消費電力(kW)× 使った時間 × 電気料金の単価」で計算できます。

全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電気料金の目安単価は1kWhあたり31円です。本体の表示が600Wのこたつをヒーターが入りっぱなしの状態で1時間使うと、0.6kW × 1時間 × 31円で約18.6円になります。実際には設定温度に達するとヒーターが自動で入り切りするため、多くの場合これより安く済みます。

電気代を抑えたいなら、温度設定を「弱」から始める、厚手のこたつ布団と保温シートで熱を逃がさない、といった工夫が効果的です。お使いのこたつの消費電力は、本体裏のラベルや取扱説明書で確認できます。

こたつをしまう時期の目安

しまう時期も、出すときと同じ気温の目安で判断できます。最高気温が20℃を上回る日が続き、平均気温も15℃を超えてきたら、片づけのタイミングです。

関東・関西なら3月下旬〜4月、北海道・東北では5月頃が一般的です。春先は急に冷え込む日もあるので、慌てず1〜2週間ほど様子を見てからしまうと安心です。しまう前に布団を洗って乾かし、コードは束ねすぎずに軽くまとめておくと、次の冬もすぐ使えます。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

10月にこたつを出すのは早すぎますか?

早すぎることはありません。北海道・東北や、関東以西でも山間部・内陸部なら、10月中に平均気温が15℃を下回ることがあります。朝晩だけ寒い時期は、温度設定を「弱」にして短時間使うのがおすすめです。

2026年のこたつ開きはいつですか?

新暦の11月の最初の亥の日に合わせると、2026年は11月9日(月)です。気温の目安とも近い時期なので、家族でこたつを出す日を決めるきっかけにしてみてください。

こたつは何年くらい使えますか?

使える年数は、使い方や保管状態によって変わります。年数にかかわらず、コードの傷や異臭・異音などの異常があれば使用をやめて、メーカーに点検や部品交換を相談しましょう。本体に設計上の標準使用期間が表示されている製品もあります。

こたつで寝てしまっても大丈夫ですか?

おすすめできません。低温やけどや、汗をかいて体の水分が失われる原因になります。眠くなったら電源を切り、布団で休むようにしましょう。

まとめ

こたつを出す時期は、気温を目安にすると迷いません。地域差はありますが、多くの地域では11月ごろが出し時です。

  • 最高気温20℃・平均気温15℃を下回る頃が目安
  • 北海道・東北は10月末頃、関東〜関西は11月頃、九州など温暖な地域は12月頃まで
  • こたつ開きは亥の日。2026年は11月9日(月)
  • 出す前にコード・プラグ・ヒーターを点検し、布団は洗濯か天日干しを
  • こたつで寝ない、子どもやペットがもぐり込まないよう家族でルールを決める

まずは今週の天気予報で最高気温をチェックして、週末にこたつの点検だけでも済ませておきましょう。準備ができていれば、寒くなった日にすぐ出せます。今年の冬も、家族でこたつを囲む時間を安心して楽しんでください。


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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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