「こんな水分補給やめて!!」医師が教える“がぶ飲みNG”な理由
- 2026年06月13日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
年々厳しさを増す日本の夏。近年は「40度超え」の酷暑日も珍しくなくなり、熱中症による救急搬送のニュースを目にする機会も増えています。
「とにかく水を飲めばいい」と思いがちですが、実はその飲み方、逆効果になっている可能性があることをご存じでしょうか?
暑い日に一気に“がぶ飲み”したり、キンキンに冷えた水を飲み続けたりすると、体にうまく水分が吸収されず、かえって不調を招くこともあるのです。
そこで今回は、水分補給・脱水症対策の専門家である谷口英喜医師に、ある夫婦のエピソードを交えながら、酷暑時代の「正しい水分補給」について詳しく教えていただきました。
今回解説してくれたのは谷口医師

済生会横浜市東部病院 谷口英喜医師
済生会横浜市東部病院患者支援センター長、東京医療保健大学大学院客員教授、麻酔科医師、医学博士、麻酔科専門医。
水電解質管理、栄養管理、経口補水療法を専門とし、脱水症、かくれ脱水の論文を発表。脱水症、経口補水療法の著書も多く出版。
夫が帰宅後に“がぶがぶ”…その光景にぞくり。医師が警告する「絶対にやってはいけない水分補給」

暑い日にジムから帰ってきた夫。冷蔵庫を開けるやいなや、水の入ったピッチャーをわしづかみにして、喉をゴクゴク鳴らしながら豪快に「がぶ飲み」していました。
持って行った水筒はジムに着いてすぐ飲み切ってしまったようで、帰宅後まで我慢していたそう。
その姿を見て「こんなに一気に飲んで大丈夫かしら……?」と、ふと心配に。
その予感は、見事に的中していました。
専門家である谷口医師によると、このお馴染みの光景には「絶対にやってはいけない危険」が潜んでいるといいます。
一体、水のがぶ飲みの何がそんなにNGなのでしょうか?
理由1:胃に大量の水が入ると吸収が追いつかない
胃は一度に大量の水を処理できません。特に暑熱環境では血流が皮膚に集中し、胃腸の働きが弱くなります。
そのため、吸収しきれずに胃に水が溜まることで「気持ち悪くなる」という症状が起こりやすくなります。
理由2:水だけ大量に飲むと電解質が薄まり危険
汗で失われる塩分(ミネラル)を補わずに水だけをがぶ飲みすると、血液が薄まり、非常に危険です。
すると脳は「水分過多」と判断し、尿の量を減らす抗利尿ホルモンの働きが弱まってしまいます。
その結果、水分が体に吸収される前に、多くが尿として出てしまうのです。
体のすみずみにしっかり水分を届けるには、一口15〜30mLくらいの少量を、こまめに飲む「ひっそり補水」がおすすめです。
脳のセンサーに気づかれないよう静かに補給することで、尿としての排出を抑え、全身の細胞へ効率よく水分を行き渡らせることができます。
結論:酷暑でも「がぶ飲み」は逆効果!正しい水温は?
気温が高くなるにつれて一気に飲みたくなりますが、「がぶ飲み」は逆効果となるため注意が必要です。
40度以上の酷暑でも、一気に飲むのではなく、「冷たすぎない水温(10度〜20度)の水」をこまめに飲むのが、最も体に負担がなくバランスが良いとされています。
夏の時期、さらに40度を超えるような酷暑日の「水分補給」の正解は?

【一般的な夏時期:活動内容で頻度を変える】
通勤や買い物、レジャーなどの日常的な活動であれば、10分に1回のペースでの給水を意識しましょう。1日の摂取目安は、1.5L以上が目標です。
一方、スポーツや屋外作業を伴う場合は、2〜3分に1回と頻度を上げ、活動時間に応じて摂取量を増やす必要があります。
【40度以上の酷暑日:喉が渇く前に「強制給水」】
気温が40度を超えるような極端な環境下では、10〜15分に一度は必ず水分をとるようにしてください。
運動や労働を伴う場合は、2〜3分に一度、喉の渇きを感じる前に飲むことが鉄則です。
また、屋外で活動する際は、個人の判断に任せず「強制的に休憩と給水」をセットで行う仕組み作りが欠かせません。
理想の水分補給をするために、“ストローでの水分補給”を推奨

「こまめに水を飲む」ことを習慣にするのは、意外と難しいもの。しかし、ストローを使うと自然に理想的な水分補給ができます。
ストローでの飲水のメリットは、無意識にちょうどいい量が飲める点です。一口の量が自然と少なくなり、胃腸に負担をかけずに「ひっそり補水」がしやすくなります。
また、飲水時に首を傾ける動作が少なかったり、マスクやリップをしていても飲みやすかったりと、続けやすい点もポイント。
仕事中や移動中でも気軽に水分補給することが習慣化の第一歩です。
ひっそり補水に最適なストローボトル

- 真空断熱ボトル(保冷専用)MTS-W075/W088
谷口医師がすすめる理想の水分補給=ひっそり補水を習慣化するには、一口の量をコントロールしやすく、毎日清潔に使い続けられるものがおすすめ。
タイガーのボトルは流入量を制御しやすく内臓への負担を抑えられる上、真空断熱技術で「冷たすぎない水(10度〜20度)」の適温を長時間キープ。40度以上の環境下でも理想の補水を自然に誘発します。
猛暑に負けない体づくりは「静かな水分補給」から
暑さが年々厳しくなる今、「水を飲んでいるから大丈夫」とは言い切れない時代になっています。大切なのは、“どれだけ飲むか”だけでなく、“どう飲むか”。
一気飲みではなく、適温の水を少量ずつ、こまめに補給することが、体を守る大きなポイントです。特に40度を超えるような酷暑では、「喉が渇いてから」では遅いこともあります。
今年の夏はぜひ、“ひっそり補水”を意識して、無理なく上手に暑さを乗り切ってくださいね。
※一部AI画像を使用しております。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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