「少しずつ」と「少しづつ」…正しいのはどっち?【社会人なのに恥ずかしい…】→「小学校で習った!?」「自信満々に答えたら間違った…」

  • 2026年05月13日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ここでは、超簡単かもしれない究極の二択クイズをまとめて出題させていただきます!!

りんごのイラスト/タワシ

【究極の二択】「リタイヤ」と「リタイア」、正しい表記はどっち?

競技やイベントで「引退、または途中棄権する」ことを意味する言葉として、公的な文書や報道でより厳密に推奨されている正しい表記はどちらでしょうか?

① リタイヤ

② リタイア

正解は……

②のリタイアでした!

豆知識1:なぜ「リタイア」が推奨されるのか

「リタイヤ」と「リタイア」の表記の鍵は、長音符号(ー)の有無です。

1. 語源:"retire" の発音

この言葉の語源は英語の "retire" です。英語の原音では語尾に伸ばす音(長音)が含まれていません。

2. 外来語表記の原則

日本の外来語表記を定める内閣告示の原則では、3音以上の語については、原語に長音がない場合、末尾の長音符号「ー」を省略できるとされています。

"retire" もこれに該当するため、長音符号を省略した「リタイア」が、公的な文書や報道で統一表記として推奨されています。

ただし、「リタイヤ」も間違いではない?

「リタイヤ」という表記も、一般には非常に広く使われており、間違いだと断言することはできません。特に口語では、音を伸ばした方が自然に聞こえるためです。

しかし、新聞やニュースなどの「報道」では、表記の統一と正確性を期すために、原則として「リタイア」が使われます。

クイズ:本来、正しい表記はどっち?

Q. 「やりにくい・やりにくい感じがする」という意味を表すとき、正しいのは次のうちどちら?

①しずらい ②しづらい

さあ、どちらだと思いますか?

正解は…

正解は……②しづらい です!

「しずらい」は誤った表記で、正しくは「しづらい」。知っているようで間違って覚えていた、という人が続出するポイントなんです。

なぜ「しづらい」が正しいの?

し辛い
読み方:しづらい
物事を行うのが困難である、または抵抗がある、などの意味の表現。「し」はサ変動詞の「する」の連用形。
出典:実用日本語表現辞典

「しづらい」は、動詞「する」に「〜づらい」が付いた形です。「〜づらい」はもともと「辛(つら)い」から来ており、「(何かを)するのが辛い・やりにくい」という意味を表します。

「辛い(つらい)」→「〜づらい」という流れなので、「づ」を使うのが正解。「ず」ではなく「づ」なのは、語源が「辛(つら)」にあるからです。

国のルールでも「づ」と決まっている

「づ」と「ず」の使い分けは、実は国が定めたルールがあります。文化庁が1986年に内閣告示した「現代仮名遣い」では、「づ」を使うのは主に次の2つの場合とされています。

ひとつは「ちぢむ」「つづく」のように、同じ音が連続して濁音になるケース。もうひとつが「〜づらい」のように、二語が合わさってできた語で、もとの語が「つ」で始まる場合です。「しづらい」は「する+つらい」からできているので、この2つめのルールにあてはまり、「づ」が正解になります。

つまり「しずらい」は語源を無視した誤表記であり、国の基準からも外れた書き方ということになります。

紛らわしいけれど「ず」が正解の言葉もある

「づ」と「ず」の話が出たついでに、実は逆に「ず」が正解のものも確認しておきましょう。

「少しずつ」「一人ずつ」の「ずつ」がその代表です。「づつ」と書いている人も多いですが、現代仮名遣いでは「ずつ」が本則。助詞的な用法のため「づ」にはあたらないと整理されています。

同じように「つまずく」「うなずく」「ひざまずく」「きずな(絆)」なども「ず」が正解です。語源をたどれば「つ」に関係しそうに見えますが、現代語の感覚ではもはや二語に分解しにくいとして、「ず」が本則とされています。

まとめると、「〜づらい」のように「する+つらい」など二語に分解できるものは「づ」、「ずつ」「つまずく」のように現代語ではひとかたまりとして感じられるものは「ず」——これが現代仮名遣いの考え方です。

「〜づらい」と「〜にくい」、どう違う?

「しづらい」と似た言葉に「しにくい」があります。『明鏡国語辞典(第3版)』によると、「〜づらい」は主観的なやりにくさ・辛さを表す傾向があり、「〜にくい」は客観的な理由によるやりにくさも含めて広く使われます。

「言いづらい(なんとなく気が引けて言い出せない)」と「言いにくい(状況的に言える場面ではない)」——同じようで、ちょっとニュアンスが違うんです。

実は「わかりづらい」「見えづらい」も広まっている

ところで、「〜づらい」については国語辞典に「非意図的な動作には使いにくい」という記述もあります。「壊れる」「太る」のように、自分の意思とは関係なく起きる動作の場合、本来は「〜にくい」が適切とされてきました。

ただ、NHK放送文化研究所が2025年に実施した「日本語のゆれに関する調査」では、「わかりづらい文章」「見えづらい黒板」について、どちらもおかしくないと答えた人が多くいました。知覚に関わる動詞「わかる」「見える」については、現実の使われ方として「〜づらい」もかなり受け入れられているようです。

さらに同調査では、20代から50代の若い層ほど「〜づらい」「〜にくい」のどちらでも差し支えないという意識が強く、今後さらに広まっていく可能性があると指摘されています。

「ずらい」と書いていい場合はある?

厳密には「ずらい」という表記は誤りとされています。ただし、現代では「しずらい」と書いても意味は通じるため、日常会話ではさほど問題にならないことも。とはいえ、ビジネスメールや公式の文章では「しづらい」と正しく書けると、グッと信頼感が増します。

クイズ:正しい表記はどっち?

Q.「思った○○○にうまくいった」のように、ある状態と同じであることを表すとき、正しいのは次のうちどちら?

①言うとうり
②言うとおり

さあ、どちらだと思いますか?

正解は…

正解は……②言うとおり です!

「言うとうり」と書いてしまう人はかなり多いのですが、正しくは「言うとおり」。漢字で書けば「言う通り」で、「通る(とおる)」が元になっている言葉です。

なぜ「とおり」が正しいの?

「とおり」は「通る(とおる)」の連用形からできた言葉です。発音すると「とーり」のように聞こえるため、つい「とうり」と書きたくなりますが、これは間違いです。

1986年(昭和61年)に内閣告示された「現代仮名遣い」では、オ列の長音の書き方についてルールが定められています。そこでは「とおる(通)」のような語は、オ列の仮名に「お」を添えて書くとされています。

つまり「通る」は「とうる」ではなく「とおる」、「通り」は「とうり」ではなく「とおり」が正しい表記です。

なぜ「お」で書くの?「う」じゃダメ?

現代仮名遣いでは、オ列の長音は原則として「う」を添えて書きます。「王様(おうさま)」「灯台(とうだい)」など。

一方で、「通り(とおり)」「氷(こおり)」は「お」になります。

実はここにポイントがあります。オ列の長音は基本的に「う」で書きますが、歴史的仮名遣いで「ほ」や「を」が続いていた語については例外的に「お」を使うのがルールなんです。

「通る」の歴史的仮名遣いは「とほる」。「ほ」が続いているので、現代仮名遣いでは「とおる」と書きます。同じ理由で「氷(こほり→こおり)」「覆う(おほふ→おおう)」なども「お」を使います。

同じルールで間違えやすい言葉

「とおり」と同じルール(歴史的仮名遣いで「ほ」「を」→現代仮名遣いで「お」)が適用される言葉は、ほかにもたくさんあります。

間違えやすいものとして、「こおり(氷)」を「こうり」としたり、「おおきい(大きい)」を「おうきい」としたりするケースがあります。また「いきどおる(憤る)」「しおおせる」なども同じパターンです。

クイズ:本来、正しい表記はどっち?

Q. 「少しずつ上達してきた」のように、一定量を繰り返すことを表すとき、正しいのは次のうちどちら?

①少しづつ
②少しずつ

さあ、どちらだと思いますか?

正解は…

正解は……②少しずつ です!

「少しづつ」も完全な間違いとは言い切れないのですが、現代仮名遣いの本則(原則)では「少しずつ」が正しい表記とされています。小学校では通常『ずつ』で教わっています。

なぜ「少しずつ」が正しいの?

「ずつ」は、数量や割合を表す言葉のあとにつけて「等分に割り当てる」「一定量を繰り返す」という意味で使われる副助詞です。「一人ずつ配る」「1ページずつめくる」のように使います。

もともと歴史的仮名遣いでは「づつ」と書いていました。しかし、1946年(昭和21年)に内閣告示された「現代かなづかい」で、「づつ」ではなく「ずつ」とするルールに変わったのです。

国のルールではどうなっている?

1986年、内閣告示第1号として告示された「現代仮名遣い」では、「ずつ」の扱いについてこう定められています。

現代語の感覚では一般に二語に分解しにくい語として、「ず」を使って書くのが本則(原則)。ただし「づ」を使って書くこともできる——つまり「づつ」は許容されている、という位置づけです。

教科書、公用文書、新聞、放送などの公的な場面では「ずつ」が使われます。一方で、個人の手紙やブログなどの私的な文章では「づつ」と書いても間違いではありません。

「づつ」のほうが歴史は古い

実は「づつ」と書くほうがずっと長い歴史を持っています。平安時代の文献にも「づつ」の表記が見られ、昭和21年まではこちらが正式でした。

戦後、「日本語の仮名遣いを分かりやすくしよう」という流れの中で「ずつ」に統一されたのですが、1986年の改訂では、「ずつ」を本則としつつ、「づつ」も許容される形に整理されました。

つまり、ひとことで言えば「どちらも間違いではないが、正式な場面では"ずつ"を使うのがルール」ということになります。

紛らわしい「づ」と「ず」、どう見分ける?

「づ」と「ず」の使い分けにはルールがあります。

「づ」を使うのは主に二つの場合。同じ音が連続して濁音になるケース(例:ちぢむ、つづく)と、二語が合わさってできた語でもとの語が「つ」で始まる場合(例:する+つらい→しづらい)です。

「ずつ」の場合は、現代語の感覚ではすでにひとかたまりの語として定着していて、もとの「つ」との結びつきが意識されにくい。だから「ず」が本則とされているんです。

同じ理由で、「つまずく」「うなずく」「きずな(絆)」なども「ず」が正解。語源をたどれば「つ」に関係がありそうですが、現代ではひとつの語として扱われるため「ず」で書きます。

漢字で書くと「宛」

ちなみに「ずつ(づつ)」は漢字で「宛」と書くこともあります。「一個宛」「三人宛」のように、法的な書類や契約書で見かけることがある表記です。迷ったときは「宛」を思い出すと、もとの意味がイメージしやすいかもしれません。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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