「フランス人は服を10着しか持たない」ってホント!?【驚き連発!?パリ郊外在住ママ発「リアルライフ」総集編】

  • 2025年12月14日公開

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こんにちは、ヨムーノ漫画担当です。

フランス在住のブロガー、あこルースさんが現地で目にしたフランスのライフスタイルを漫画レポを通してお届けします。

「フランス人は服を10着しか持たない」というお話の真相や、フランスならではのこだわりの食事情、驚きのリサイクルシステムなど、気になるエピソードを一挙にどうぞ!

このお話の主人公

あこルースさんは、2015年にフランスに移住。一つ年下のフランス人夫と、わんぱく盛りな小学生の長男、そして幼稚園に通う2児の男の子と暮らしています。

Xやブログを中心に、フランスでの生活や育児について発信。美容や健康についても研究中なんだとか。

1. 「フランス人は服を10着しか持たない」ってホント!?

フランスの大概のアパルトマン(日本でいうマンション)には付属しているcave(読み:カーブ)。アパルトマンによって面積は異なりますが、平均は7㎡。大きな物では15㎡ほどの面積を持つところもあります。大抵は駐車場の横のスペースに設置されていて、電気を点けないと真っ暗。埃っぽくてフランスの絵本でも“一人では行きたくない怖い場所”として描かれています。(あこルースさん)

フランス人宅にお邪魔してみると、子どもがいる家庭でもリビングは大人のスペースとしておもちゃや絵本などは置かないという家が多い印象。子ども向けのものは配色が鮮やかでミスマッチだからというのが主な理由のようで、こんなところにフランス人の美意識の高さを感じます。(あこルースさん)

夫は、狭い部屋にそぐわないブランド物の大テーブルや、巨大な木製の置物など無駄なものを買ってしまう癖が……。さらに絶対に着ないであろう洋服やもらったプレゼントなどをしっかり取っておく捨てられないタイプ。それに対して私は独身時代に、当時ブームだったお片付け本を読み漁っており、片付けや物を減らすのは得意。 「ものが溢れる部屋では運気が上がらない!」とくどくど並べ立てたところ、当時転職活動が上手くいっていなかった夫が心機一転、急にミニマリスト化!このおかげかどうかは分かりませんが、その後すぐに転職先も決まったのでした。(あこルースさん)

ミニマリストのようなスッキリとした生活をしていると思っていたフランス人ですが、実際はcaveという地下倉庫に溜め込んでいる人が大半のようでした。お片付け本がこんなところで役に立ったのは驚きですが、夫のように『禅』などの思想に惹かれるフランス人にはミニマリストもハマりそう。もしフランスにミニマリストブームが到来したら、みんなcaveから手を着けると思います。 物であふれていた夫のcaveを整理した結果、使用率が25%ほどに!さらに、caveの面積がここよりも半分しかない部屋に引っ越した現在も、スペースに余裕を持ちながら使用しています。(あこルースさん)

2. 意外!?フランス人が好きなアノ野菜

筋を残さないために、皮はかなり厚くむきます。フランス人で下茹での時には皮は剥かずに、食べる時に各自で剥くという人もいます。ちなみに緑アスパラは下処理が不要。ゆで汁は青臭くなるので、出汁には向いていません。また、白と緑どちらのアスパラにかけても美味しいオランデーズソースはレンジでも簡単に作れるようです。以前、火にかけて作ったところ卵が固まってしまい失敗。最近はちゃんと作れるようになりました(笑)(あこルースさん)

フランスのレシピサイトを調べると、グリーンアスパラはペペロンチーノやレモンパスタなど、シンプルなパスタの具材としても人気です。菊芋(topinambour)はこちらでよく食べられている根菜。見た目は里芋、味はごぼうのような味がします。食物繊維が豊富でカロリーも低く、健康志向なフランス人に人気です。(あこルースさん)

3. フランスで粗大ゴミを出したら…まさかの展開に

不思議に思って夫に聞いてみたら、特別な処理をしているのではなく、有料にしたらみんなその辺に不法投棄する可能性が高いので無料なんだとか。回収後は業者によって仕分けされ、状態が良いものは激安リサイクルショップへ。状態の悪いものは布地として再利用したり、工場で燃料にしたりとムダのない仕組みです。(あこルースさん)

洋服や靴はきれいな状態にした上で、袋に入れてボックスに投入します。洋服をたくさん入れるためか、子どものいたずら防止のためか、投入口は大人の女性でも少し背伸びをしないと届かないこともあるほど、少し高めに設計されています。(あこルースさん)

本のリサイクルボックスも自治体によって様々。屋外に設置されているボックスは、中が見える窓付きの扉があり雨風がしのげるように屋根付きのが多いようです。小さな家のような形もあれば、モダンでスッキリとしたデザインのものも。見ているだけでも楽しいです。(あこルースさん)

はじめは粗大ゴミの回収が無料!?と驚きましたが、フランスでは罰金制度もあまり意味をなしていないようで、高額な罰金にも関わらず犬のフンを拾わない飼い主が多いことを考えると、変に納得してしまいます。(あこルースさん)

4. 「あのブランドが…安っ!?」メルカリよりお値打ち♪「フランスのバザー」に潜入

フランスの各地では年に数回、ブロカント(brocanto)と呼ばれるバザーが開かれています。商品も、大人服や子ども服、本や雑貨と色々です。ちなみにフランスの綿菓子はピンクが主流。フランス語でバーバパパ(barbe à papa)、「お父さんの髭」という意味です。日本でもお馴染みのバーバパパは綿菓子がモチーフになっているようです。(あこルースさん)

マルシェの値段設定は1個だと1ユーロだけど5個だと3ユーロなど、たくさん買うとお得になることが多いです。このお得なシステムはマルシェだけでなく、スーパーや薬局などでも見られます。(あこルースさん)

5. 「なにこれ!?」フランスのメロンの食べ方に仰天!

フランスでは料理に砂糖を使うことが少なく、その代わりにアップルソースやクランベリーソースのように果物を使って甘さを出します。鶏肉や鴨、豚肉などの肉料理に添えられることが多く、果物の自然な酸味と甘みが、肉の風味とのバランスを取る役割を果たしています。また、オレンジやレモンの果汁は魚料理にも合い、ソースやマリネで使われています。爽やかな酸味がとても美味しく華やかな一品になります。(あこルースさん)

ポルト酒メロンは、夏のフランスでは定番の前菜です。もちろんお酒の有無は選べます。コース料理の場合は特に、子どもたちは前菜だけでお腹いっぱいになってしまうのが難点です。(あこルースさん)

ポルト酒とは、ポルトガルで生産される赤ワインなどにブランデーを添加した甘口ワインのこと。ポートワインと呼ばれることも。収穫したブドウを発酵させ、ブランデーを加えることによって独特の甘さや濃厚さが生まれます。アルコール度数が高いので、甘くて食べやすいからといってとりすぎないよう注意が必要です。(あこルースさん)

6. フランスではサバ缶をこう食べる!?おしゃれすぎレシピに悶絶

アペロについてはこちらを参照

フランスのサバ缶の方が切り身になっているので調理しやすく食べやすいところは利点ですが、中骨が丸々入っているぶん、日本のサバ缶の方が栄養価は高そうです。(あこルースさん)

和風にも洋風にも合うサバ缶。家にストックしておくと肉や魚を買い忘れた時に重宝します。うちも白ワイン(vin blanc)と焼きサバ(grillés)缶は常備してあります。(あこルースさん)

日本語のわかるフランス人ジョークは、他にも「ガトー(Gateau)アリガトー!」などがあります。Gateauはお菓子という意味で、お呼ばれした時にお土産を持っていくと結構な確率で言ってくれます。フランス人も意外とダジャレ好き…!?(あこルースさん)

7. 驚き!フランスのアイス事情「抹茶と思ったらアレ?」日本と違いすぎ

フランスは日本に比べて涼しく、大抵の家にエアコンはありません。最近は温暖化の影響で「エアコンがないと辛い」と言われていますが、湿度が高くないので、猛暑日は熱風が入らないように窓とカーテンを閉め切っておけば涼しさを保てます。(あこルースさん)

フランスではかき氷を見かけません。以前、一時帰国した際に、姪っ子が食べていたかき氷を、我が子が不思議そうに眺めていました。ひと口食べてみたところ、頭がキーンとしてしまい……あまり好きではないようです。(あこルースさん)

専門店の他にもショコラティエやパティスリーでもアイスを売っています。夫曰く、チョコレートもケーキも夏はあまり売れないからアイスを売っているとのこと。とても濃厚なチョコレートアイスなど、お店によって特色があるので、覗いてみるとお気に入りが見つかるかも知れません。(あこルースさん)

8. フランス人「えええ~日本のアレなに!?」クレープ文化違いすぎ!

クレープは大変歴史のある食べ物で、起源は古代ギリシャやローマに遡ります。その後中世ヨーロッパで発展。フランスでは、特にブルターニュ地方がクレープの発祥地の一つとされています。ブルターニュでは、クレープは伝統的な料理として愛されており、至る所にクレープ店(クレープリー)があります。(あこルースさん)

フランスでは毎年2月2日に「シャンデレル(Chandeleur)」という祭りが行われ、クレープを食べる伝統があります。主にローマ・カトリック教会でキリストの誕生を祝う日とされています。フランスではクレープを焼くことがこの日に関連して楽しまれています。スーパーマーケットでは、クレープの材料やクレープ用のフライパンが大々的に売られていて、家族や友人と一緒にクレープを楽しみます。(あこルースさん)

フランス語で「ガレット」とは丸くて平たい料理を指します。一般的には蕎麦粉を使って焼いた生地に卵などを乗せた軽食として食べられています。(日本で言うところのおかずクレープと似ています)蕎麦粉の香ばしい風味と外側はかりっ、内側はもちっとした食感で、軽く食事を済ませたいときにぴったりです。お店で食べるほか、スーパーマーケットなどで生地を購入できますので、おうちごはんとして重宝します。最近は日本でも冷凍などで売っているお店がありますので、もし見かけたら試してはいかがでしょうか。(あこルースさん)

ガレットはシードル(リンゴのお酒)と一緒に楽しむのも人気!シードルもブルターニュ地方やノルマンディー地方で生産されているお酒です。リンゴを発酵させて作られ、フレッシュな風味のさっぱりとした飲み物なので料理とも相性がいいです。(あこルースさん)

9. フランス人は日本人よりきのこ好き!?大量消費できるソースに思わずハマる

マルシェの商品は基本量り売りで、キノコもパックなどに入れずに剥き出しの状態で売られています。マッシュルームはかさが開いていないものが新鮮。色は白と茶色ですが、茶色はお店によってはピンク(rosé)と呼ばれることも。(あこルースさん)

ガーニッシュ(Garnish)とは料理の盛り付けや仕上げに用いられ、主に視覚的な美しさを追加するための食材やソースを指します。料理の上に味や食感を追加することが目的のトッピングと違い、ガーニッシュは料理を装飾するのが目的なので、実は食べなくても良いのだとか。ついもったいないと思ってしまう日本人としては、食べられるものであれば食べますが……。(あこルースさん)

日本では高級きのこといえばトリュフが有名ですよね。セップ茸もトリュフも松茸同様、栽培できないゆえに希少価値があります。 特にトリュフは地下に生えているため、訓練で香りを覚えさせた犬や食べ物を土の中から探し出すという特性を持った豚を使って収穫するだけに、お値段も別格!ちなみに豚は訓練ができないため、見つけたトリュフを食べてしまう危険性があり、最近は豚よりも犬の方が好まれているそうです。(あこルースさん)

ジロールは日本ではその甘酸っぱい香りと味から杏茸と呼ばれています。色々な料理に使用することができるので、私は洋食以外にもきんぴらや炊き込みご飯などに入れてその食感を楽しんでいます。(あこルースさん)

フランスでは「死者のトランペット」(trompette de la mort)と呼ばれるこちらのキノコ。何故このような呼ばれ方になったのかというと、一般的に黒色で長い茎があり、形状がトランペットに似ていることからこの名前がつけられたという説の他に、キリスト教の修道院が決めた「死者に祈る日」の時期にこのキノコが群生していたためなど、諸説あるようです。(あこルースさん)

10. 「まるで日本のカセットコンロ!?」フランスでは一家に一台。とろ〜りチーズの冬の名物

ラクレットはラクレットチーズを溶かしてバゲットやハムや野菜などにかけて食べる料理で、チーズフォンデュとは数種類のチーズを白ワインで伸ばし、スパイスを加えたチーズソースに、バゲットなどの具材を絡めて食べる料理です。(あこルースさん)

クリスマスマーケットはお隣ドイツが発祥ですが、フランスでも各地で行われています。アルザス地方のストラスブールやコルマールのマーケットが有名。(あこルースさん)

最近では日本でもカルディやコストコなどでラクレットチーズが売られているようなので、見かけたらぜひお試しください!(あこルースさん)

※この記事は過去にヨムーノで人気だった記事を再編集したものです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部 漫画チーム

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