前職で僕を追い出した元上司と転職先で再会。「よう、無能wまたクビにしてやる」と豪語するが…因果応報の結末!
- 2025年12月07日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。 実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。
今回は、「パワハラ上司とのトラブル」に関するエピソードを、2本まとめてご紹介します。
前職で僕を追い出した元上司と転職先で再会。「よう、無能wまたクビにしてやる」と豪語するが…因果応報の結末!
ある日、僕の会社に中途採用の主任がやってくるという話がありました。紹介されたその人物の顔を見て、僕は凍りつきました。
そこに立っていたのは、前職で僕を退職に追いやった、あの元上司だったのです……。

嫉妬した上司の嘘と、理不尽な雇い止め
数年前、僕はとあるデザイン会社で契約社員として働いていました。丁寧なヒアリングで顧客の要望を深く理解し、形にすることにやりがいを感じており、契約社員ながらもいくつかの大きな案件を成功させていました。
しかし、当時の上司は自分の手柄を優先する人物。僕が大きな成果を上げるたびに、苦々しい顔でこう言うのでした。
「契約社員のくせに、でしゃばるな」
そして、契約更新を目前に控えたある日、僕は会議室に呼び出されました。
「来月末で、君との契約は更新しないことになった。次の契約はないから」
突然の通告に、僕は思わず聞き返しました。
「どうしてですか!?業績は評価されているはずですが……!」
すると上司は、鼻で笑いながらこう言いました。
「さあな。会社には『何も成果を上げていない無能な契約社員』だと報告しておいた。お前の代わりなんて、いくらでもいるんだよ」
僕の成果は、すべてこの上司に握り潰されていたのです。どうやら僕の成績を妬み、会社には虚偽の報告をしていたようでした。契約社員という弱い立場ではそれに抗う術もなく、僕は「契約期間満了」という形で、悔しさを胸に会社を去るしかありませんでした。
転職先でまさかの再会「よう無能w」
幸いにも、僕はすぐに別の会社に正社員として転職することができました。その会社は、僕が前職でやりたかった「顧客一人ひとりに寄り添う」という方針を掲げており、僕の経験とスキルは高く評価されました。
数年後、僕はその功績を認められ、主要事業部の責任者を任されるまでになりました。
そんなある日のこと。中途採用で一人の男性社員が入社してきました。その顔を見た瞬間、血の気が引きました。――僕を退職に追いやった、あの元上司だったのです。
彼は僕に気づくと、ニヤニヤしながら近づいてきました。
「おぉ、佐藤じゃないか!お前もここにいたのか。まぁ、無能なりにせいぜい頑張れよ」
「また俺にクビにされないようにな!」
その場の空気が凍りつきました。
立場逆転!「何か勘違いしていませんか?」
すると、その場にいた女性役員が、冷たく言い放ちました。
「――何か、大きな勘違いをしていませんか?」
その声に、元上司は「は?」と下品に彼女を睨みつけます。
女性役員は、そんな彼の態度にも一切動じず、静かに続けました。
「あなたが今『無能』と呼んだ佐藤は、この会社の事業責任者であり、あなたの上司にあたる人間ですが」
「……え!?」
元上司の間の抜けた声がフロアに響き渡ります。僕が彼の上司だと知った瞬間、彼の顔はみるみるうちに真っ青になっていきました。
パワハラ上司の哀れな末路
その後、彼は僕の指示をことごとく無視し、「俺のやり方で結果を出してやる」と独断で仕事を進めましたが、時代遅れのやり方が通用するはずもありません。次々とトラブルを起こし、クライアントからのクレームが殺到しました。
僕は彼を呼び出し、彼の考えや仕事の仕方を改めることを求めました。
「あなたのやり方は、お客様にも、会社の利益にも繋がりません。これまであなたが『無駄』と切り捨ててきた、一つ一つの小さな信頼の積み重ねが、大きな結果を生むんです」
ところが彼は頑なに僕からの提案を拒み、最終的には「ここは俺のいるべき場所じゃなかった!」と自ら退職届を叩きつけて会社を去っていきました。
その後同業者の知り合いから、彼はあちこちのデザイン会社の面接を受けているものの、なかなか再就職先が見つからず、最近は自暴自棄になっているらしいと聞きました。
理不尽に人を追い出す人間は、結局自分の居場所を失う。今回の件でそれを痛感しました。
「男が育休だと!?ふざけるな!」嫌味部長から育休中に鬼電…(泣)ついには“クビ”!?→激怒した妻が痛烈な反撃!
双子が誕生した僕は、会社に育休を申請しました。制度上は認められているし、上司もきっと理解してくれるはず……そう信じていたのですが――。
「男が育休だと? サボる気か!」
電話の向こうから響いたのは、職場でも有名な“嫌味部長”の怒声。予想外の言葉に、僕の育休計画は一気に暗転しました。

育休申請に“クビ宣告”? 新任部長の暴走
初めての育児、それも双子。想像以上に大変で、僕も妻も毎日てんやわんや。だからこそ、しっかり時間を取って育児に向き合おうと育休を決断したのです。
ところが、休みに入った初日から、部長からの鬼電が始まりました。
「男が家で子守りだ? 羨ましいこった」
「子どもが生まれたくらいで仕事をサボるなんて、いい身分だな。周りの迷惑も考えろ」
最初は冗談かと思いましたが、何度やり取りしてもその態度は変わりません。しまいには、
「このまま育休取るなら、クビだからな」
と、完全に脅しのような言葉まで飛び出しました。
言葉を失っていたそのとき、隣で一部始終を聞いていた妻が、すっと立ち上がりました。
妻の正体に凍りつく部長
「その対応、御社として正式な見解なんですか?」
唐突なその一言に、僕も一瞬ギョッとしました。部長が「は? 誰だ?」と返すと、妻は冷静に名乗りました。
「妻で、○○株式会社 代表の○○です。御社とは長年お取引させていただいていますよね?」
実は妻、僕の勤務先にとって最重要クラスの取引先企業の社長だったんです。普段、職場ではプライベートの話をしないので、部長はその事実をまったく知らなかったのでしょう。
その瞬間、電話の向こうが凍りついたように静まり返りました。
立場逆転、部長の末路は…
「社員の家族に対してそのような対応をされているのであれば、今後のお取引について再考させていただきます」
妻のひと言に、部長は明らかに動揺。「いや、ちょっとした誤解でして……」と必死に弁解を始めましたが、もう遅すぎました。
翌週には社内で緊急調査が行われ、これまでのパワハラ発言や不適切な対応が複数明らかに。部長は「コンプライアンス意識の欠如」として、表向きは“配置転換”という名の左遷が決定されました。
僕の育休は正式に承認され、同僚からは「ありがとう」「空気が変わった」と感謝の言葉が届きました。
新生児の育児は本当に大変。けれど、その分、今しか見られない子どもたちの成長をすぐそばで見守れるのは、かけがえのない経験です。
これからは「男性が育休を取るのが当たり前」な社会が、もっと広がっていくことを願っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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