感動の日本ドラマを韓国ドラマにリメイク!最高視聴率4.9%『マザー~無償の愛~』ネタバレ注意な見どころ
- 2025年11月22日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部韓国ドラマチームです。
松雪泰子・芦田愛菜主演の名作を韓国リメイク!
第54回百想芸術大賞作品賞を受賞した韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』。
虐待を受ける少女を救うため、誘拐犯となり「母」になる決意をした女性の逃避行を描く感動の社会派サスペンスです。イ・ボヨンと天才子役ホ・ユルの圧巻の演技に涙腺崩壊必至。日本版とは異なる衝撃の結末や独自の脚色も見どころ。
「母性とは何か」を問いかける、重厚で心震える傑作のあらすじ、キャスト、視聴率、ネタバレありの感想を徹底解説します。
韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』( 마더 )
「百想芸術大賞2018」で作品賞受賞!
イ・ボヨン主演!日本の同名ドラマをリメイクした感動作!
韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』キャスト
出演:イ・ボヨン、イ・ヘヨン、コ・ソンヒ、ホ・ユル、イ・ジェユンほか
韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』あらすじと視聴率
あらすじ
(C)Studio Dragon Corporation.Based on a TV drama series "Mother"produced by Nippon Television Network, and written by Yuji Sakamoto.
幼い頃に受けた心の傷を抱え、周囲に心を閉ざして生きてきたスジン(イ・ボヨン)。
勤めていた鳥類研究所が閉鎖され、小学校の非常勤教師として働くことに。そこで母親(コ・ソンヒ)とその恋人から虐待を受けている8歳の少女ヘナ(ホ・ユル)と出会う。
ヘナが虐待を受けていることを知ったスジンはこれまで感じたことのない母性が自分の中に生まれていることに気づく。そしてスジンはへナを守るため、偽の母娘となって2人で逃亡することを決心する。
視聴率(ニールセン・コリア全国)
韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』全16話の平均視聴率は3.46%でした。
最高視聴率は最終回(第16話)の4.974%。
最低視聴率は第8話の2.394%でした。
韓国ドラマ『マザー ~無償の愛~』ネタバレ注意な見どころ
日テレ版『Mother』のリメイク
▲ドラマ「Mother」
坂元裕二脚本、松雪泰子主演で2010年に日本テレビで制作/放送されたドラマ『Mother』。
現代を生きる「女性たち」が、それぞれの生きる道の中で、自分を見つめ直し、生き方を探し求めていく物語です。
当時5歳の芦田愛菜の名演とその衝撃的なストーリーに日本中が涙し、数々の賞を受賞したドラマの物語性は世界にも通じるものがあり、日本での放送直後から韓国の大手放送・制作・配給会社CJ E&Mへのリメイクセールスが成立しました。
その後2018年1月にCJ E&M傘下の制作会社スタジオドラゴンが制作しtvNチャンネルにおいてアジア中で放送され大ヒットとなりました。
▲韓国版『マザー~無償の愛~』
韓国リメイク版となる韓国ドラマ『マザー~無償の愛~』は、イ・ボヨン主演で2018年に制作されました。大筋の展開は日本版と同じですが、韓国ドラマならではのラブロマンスも加わり、さらにはエンディングが異なっているなど、独自の脚色も加えられています。
「鳥の巣を壊す手」の静けさに凍る
(C)Studio Dragon Corporation.Based on a TV drama series "Mother"produced by Nippon Television Network, and written by Yuji Sakamoto.
初回から「ある家庭の異常」が描かれます。
少女の頭にそっと触れる教師スジン(イ・ボヨン)と、その手を一瞬で振り払う少女の反応――ここで「あ、この子はずっと誰の手にも守られてこなかったんだ」と痛感しました。
家庭内で受ける暴力や無関心は直接的に描かれすぎず、それが逆にリアル。暴力って、叫び声や音ではなく、「無言の空気」の中にもあると気づかされます。
「逃避行=幸せ」と言い切れないリアリティ
スジンが少女・ヘナを連れて逃げる決断をした時、「これは2人のハッピーエンドの始まりかも」と一瞬期待します。
でもその希望は、すぐに“現実”に押し潰される。
ホテルに泊まるお金も尽きるし、警察の追跡も始まるし、何よりヘナは“親を慕ってしまう”心がまだある。
このドラマのすごいところは、「助けた側にも迷いがあり、助けられた側にも葛藤がある」ことを真正面から描いているところ。
「母性とは何か」を真正面から問い続ける
スジンは生物学的には母ではありません。でも誰よりも“母になろうとする”。
対して、ヘナの実母は暴力的であっても、「私がこの子を産んだのに!」と主張する。
この対比が、本当に重い。
「血のつながり」よりも、「どれだけその子を見て、その子の人生を想像できるか」の方が、母性の本質では?と思わされます。
観ているうちに、自分の母親との記憶や、自分が母親になった時のことまで想像して、胸が苦しくなる瞬間が何度もありました。
子役ホ・ユルちゃんの名演技が圧倒的
これは言いたい。ヘナ役のホ・ユルちゃん、演技が凄すぎる…。
特に、痛みや恐怖を隠して笑おうとするシーンは、大人の俳優でも難しいレベル。目の奥がまるで「感情の井戸」みたいで、観ていて何度も泣かされました。
たぶん、この子の存在があったからこそ、作品全体に“説得力”が生まれていたと思います。
総じて感じたこと
(C)Studio Dragon Corporation.Based on a TV drama series "Mother"produced by Nippon Television Network, and written by Yuji Sakamoto.
このドラマは、正直「気軽にはおすすめできない」重たい作品です。
でも、だからこそ“真剣に人を想うって、こういうことなんだ”と気づかせてくれる。
誰かを守るために、自分の人生を壊してでも手を伸ばす――それが“母性”であり、“人としての本能”なのかもしれません。
観終わった後、しばらく放心状態になるタイプのドラマですが、心に何かが残る作品です。
読んでいただき、ありがとうございました。
ステイホーム(stay home)をキッカケに、ヨムーノ編集部の中から抜擢された韓国ドラマチーム(女性2名、男性1名)。実際に全話視聴して、おすすめの韓国ドラマはもちろん、マニアックな視点や見どころをご紹介します。Netflix・U-NEXTはもちろん、ディズニープラスやアマプラ、レミノなど多岐にわたる独占配信をほぼ毎日鑑賞中。独自視点と視聴率を元に「次、なに観る?」の参考になれば嬉しいです。
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