動画で“鼻づまり”解消法を伝授!「秋花粉症」と「風邪」の症状の違いを見分けるチェックポイントまとめ
- 2025年10月09日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
10月に入り、朝晩の涼しさに秋の深まりを感じる季節となりました。
しかし同時に、「なんだか鼻がムズムズする」「咳が続くけど熱はない…」といった体の不調を感じていませんか?
季節の変わり目の風邪だと考えがちですが、それはもしかしたら「秋の花粉症」かもしれません。
ここでは、各専門サイトやリリースなどの情報を元に、秋の花粉症に特徴的な症状と、風邪との見分け方、そして今すぐできる対策についてまとめてみました。
秋花粉症について
秋の花粉症は、くしゃみや鼻水といった典型的な花粉症の症状に加えて、咳や喉の違和感など、風邪のような症状が出る場合があることが特徴です。
これは、秋に飛散するブタクサなどの花粉が、春のスギ花粉に比べて粒子が小さく、気道の奥(喉・気管支)まで届きやすいためと考えられます。また、風邪の場合は、数日で症状が改善することが多いのに対し、花粉症はアレルゲンにさらされている限り長期間症状が続きます。
風邪と花粉症では、治療方針がまったく異なるため、「熱がないのに咳が止まらない」「喉の違和感が続く」といった場合には、花粉症の可能性を疑い、早めに医療機関へ相談することが重要です。
秋花粉症に関する調査
対面診療およびオンライン診療を提供するクリニックフォアグループ(以下、クリニックフォア)は、花粉症の548名を対象に、「秋花粉症に関する調査」を実施しました。
花粉症の548名にどの時期に花粉症の症状が出るか調査しました。
その結果、春の花粉症(スギ・ヒノキ花粉など)は70%、秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなど)は36%となりました。
秋花粉症の症状として、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみやごろごろとした異物感、鼻づまりなどの症状の認知度は半数を超えた一方で、秋の花粉症の特徴でもある「咳」や「のどの痛み」を知っている人は約1割に留まりました。
この結果から、秋花粉症の症状として「咳」や「喉の痛み」などの症状があらわれた際に、風邪と誤認してしまう可能性が高いことが示唆されます。
医師のコメント
クリニックフォアでは、特に花粉の飛散が増える10月に秋花粉症の受診数が増加します。秋花粉症と気づかず、風邪や体調不良と誤解して受診される方も少なくありません。
今回の調査では、秋花粉症と自覚していない「かくれ花粉症」の可能性がある方が半数近くいらっしゃることがわかりました。
風邪と花粉症では、治療方針がまったく異なるため、「熱がないのに咳が止まらない」「喉の違和感が続く」といった場合には、花粉症の可能性を疑い、早めに医療機関へ相談することが重要です。
今回、春の花粉症の症状との違いや、風邪との見分け方について解説します。
春の花粉症の症状との違い
秋の花粉症は、くしゃみや鼻水といった典型的な花粉症の症状に加えて、咳や喉の違和感が現れることがあります。これは、秋に飛散するブタクサなどの花粉が、春のスギ花粉に比べて粒子が小さいためです。
小さな花粉は鼻毛などで十分にブロックされず、気管支まで入り込みやすいため、咳・喉のイガイガ感・呼吸のしづらさといった症状を引き起こすことがあります。
風邪と花粉症を見分けるチェックポイント
- 風邪
・発熱
・倦怠感
・ネバネバした色がついた鼻水
・たんが絡んだ咳
- 花粉症
・目のかゆみ、充血
・止まらないくしゃみ
・サラサラした水っぽい鼻水
・乾いたせき(秋花粉症ではよくみられる)
上記以外にも、風邪のような症状が長引くという点も見分けるポイントです。
調査名 :秋花粉症に関する調査
調査対象:花粉症の人 548名
調査期間:2025年9月26日~2025年9月30日
調査方法:インターネット調査
※クリニックフォア調べ
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
対処法について
セルフケア
マスク・メガネ着用、帰宅時の衣類の花粉払い、洗顔・うがい
市販薬
抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬
医療機関での治療
症状に応じた内服薬や点鼻ステロイド薬など。
2人に1人が”かくれ秋花粉症”の可能性があることが判明!春と比べて秋の花粉は粒子が小さく、咳・喉の違和感を風邪と誤認するケースも
春のスギ花粉との違い
- 原因植物:ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど
- 主な症状:鼻水・鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、咳など
- 発症環境:河川敷や空き地など、身近な場所に多く、都市部でもリスクが高い
2025年の傾向予測
気象条件:高気温・乾燥・強風に注意!
花粉は「高気温・乾燥・風」の条件下で飛びやすいとされています。
2025年は9月以降も30度を超える日が予測されており、高気温・乾燥・強風が重なり、飛散が増える可能性があります。
秋花粉症飛散時期(東京都の観測を踏まえて)
秋花粉は例年 8月下旬〜10月上旬 に飛散が見られますが、2025年の飛散開始は後ろ倒しに、 9月下旬〜10月中旬 が全国的なピークになる可能性が高いと見られています。 また2025年は、気温の高さ・降水量の関係から、花粉が飛散しやすい傾向にあるという見通しもあります。
秋花粉症リスクの高い方
春にスギ花粉症がある方は、秋花粉にも反応しやすい傾向があります。また、喘息などの呼吸器系の慢性疾患がある方も注意が必要です。
秋花粉症見分けの難しさ
秋花粉症は、風邪や寒暖差アレルギーと症状が似ているため見分けが難しいとされています。
特にブタクサ花粉は粒子が小さく、下気道まで届きやすく、咳や喘息の悪化につながることがあります。そのため、「鼻や目の症状に加えて咳が長引く」「風邪がなかなか治らない」と感じた場合、花粉が関与している可能性もあります。
1. 咳や喉(のど)のイガイガ感
秋の花粉(特にブタクサ)は、スギ花粉などに比べて粒子が小さいという特徴があります。そのため、鼻だけでなく気管支の奥まで入り込みやすく、粘膜を刺激して乾いた咳が続いたり、喘息のような症状を引き起こしたりすることがあります。「熱はないのに咳だけが長引く」という場合は、秋の花粉症を疑うサインかもしれません。
2. 皮膚のかゆみ・肌荒れ(花粉皮膚炎)
花粉が直接肌に触れることで、顔、首、まぶたなど、露出している部分にかゆみや赤み、チリチリとした刺激感が出ることがあります。特に、空気が乾燥し始める秋は、肌のバリア機能が低下しがちなため、花粉による皮膚トラブルが起こりやすくなります。
「風邪かな?」と思ったら。
症状が長引く場合、自己判断は禁物ですが、一つの目安として風邪と花粉症の違いを知っておくと便利です。
特に「目のかゆみ」と「発熱の有無」は、見分けるための大きなポイントになります。
症状が気になったらどうする?
秋の花粉症は、放置すると症状が長引くだけでなく、仕事や勉強への集中力低下にもつながります。
まずは専門医に相談を
「もしかして…」と思ったら、まずは耳鼻咽喉科やアレルギー科を受診しましょう。アレルギー検査で原因を特定し、自分の症状に合った抗ヒスタミン薬や点鼻・点眼薬を処方してもらうことが、症状緩和への一番の近道です。
秋花粉症のよくある質問 FAQ
Q1. 秋花粉症はいつから始まりますか?
例年9月上旬〜中旬にピークを迎えるケースが多く、10月まで注意が必要です。
Q2. 秋花粉症の原因は何ですか?
主にブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどです。山林だけでなく、都市部の空き地や河川敷にも多く見られます。
Q3. スギ花粉との違いは?
秋は咳などの症状も出やすく、風邪との区別が難しい点が特徴です。症状が長引く場合は、我慢せず医療機関を受診しましょう。
Q4. 舌下免疫療法は秋花粉に効きますか?
舌下免疫はスギやダニに特化した治療です。秋花粉症には効果がないため、治療は薬の服用、セルフケアでの対策が中心です。
Q5. 忙しくて通院できません。どうしたらいいですか?
クリニックフォアならスキマ時間でオンライン診療の受診が可能。オンライン診療の場合、移動や医療機関や薬局での待ち時間が発生しないことから、所要時間が大幅に短縮される可能性があります。
“残暑シーズンの新アレルギー常識” 秋花粉症のリスクとは|クリニックフォア、2025年「秋花粉症」の傾向を発表
ペットボトル鼻づまり解消法
秋花粉で鼻づまりに⁉NPO「花粉症鼻副鼻腔炎治療推進会」大久保公裕医師の「ペットボトルで鼻づまり解消法」動画を紹介!
花粉症クエストは、NPO「花粉症鼻副鼻腔炎治療推進会」チャンネルの動画制作を協力。「花粉症鼻副鼻腔炎治療推進会」は日本医科大学大学院 大久保公裕教授が理事長を務めるNPOで、花粉症や副鼻腔炎などの治療法や対処法を解説しています。

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