SNSで話題“エモさ大爆発”【青森県】地元民が教える「異世界に迷い込んだ?」「不思議空間」「化け焼きそばって!?」歴史ありグルメあり土産あり

  • 2025年11月15日公開

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こんにちは!生まれも育ちも青森県、ヨムーノライターのlovekuma_emilyです。

私が住む青森市から車で約1時間の黒石市。そこには、NHK大河ドラマ「いのち」の舞台にもなった、江戸時代に建てられた建造物が並ぶ「中町こみせ通り」という場所があります。

今回は、みなさんにノスタルジックで魅力あふれる「中町こみせ通り」について、詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

「中町こみせ通り」のある青森県黒石市とは!?

今回ご紹介する黒石市とは、私が住む青森市から車で約1時間。

電車だと、以下のルートになります。

  • 新青森駅からJR奥羽本線普通列車→弘前駅まで(590円)→弘南鉄道弘南線 普通列車(470円)→黒石駅

電車ですと一度の乗り換えで一番早くて1時間20分ほどで黒石駅へ到着します。

青森市は【青森ねぶた祭り】で有名ですが黒石市にも【黒石ねぷた祭り】があります。

青森市の大型ねぶたとはまた違う、細かな絵のタッチが特徴なのが【黒石ねぷた】です。

「ねぷた」は、ねぶたと違って平面上で描かれる美しい扇形が特徴です。

今回ご紹介したいのは、この黒石ねぷた祭りで有名な黒石駅から徒歩10分で到着する【中町こみせ通り】。

令和の時代にノスタルジックな異世界に一気に魅了されますよ。

そこは時が止まった異空間「中町こみせ通り」散策

こちらが国選定重要伝統的建造物群保存地区【中町こみせ通り】。この通りには建物の前に雨や日差し、雪を防ぐ屋根がついています。

この屋根のある通りを「こみせ」と言って、なんと藩政時代に考案された今でいう木造アーケードだそう。 

二度見しちゃう酒林(杉玉)

一際目立つ大正2年に創業の造り酒屋【中村亀吉酒造】さんの日本一ではないかといわれる大きな酒林(杉玉)。

本当に大きいんです。初めて見た時はあまりの大きさに二度見しました(笑)。

建てられてから270年!江戸時代からの歴史「高橋家住宅」

こみせ通りにはこの時期期間限定でねぷたの絵が飾られています。その中で一際美しいねぷた絵が軒下に飾られている建物が、国重要文化財【高橋家住宅】です。

コーヒーが飲めるんだよと友人から聞き、以前来た時は残念ながらお休み。

この日はのれんが出てるではありませんか。ドキドキしながら戸をゆっくり引いて中へ入ってみました。

こちらの高橋家、建築は宝暦13年(1763年)だそう。

いやいやそもそも宝暦っていつ頃なんだと検索してみると江戸時代中期で徳川家重が将軍だった頃だそう。

歴史の教科書に出てくる時代からある建物の中にいることに感動です。

高い吹き抜けの天井がある場所がカフェになっていて、14代目当主のお母様がコーヒーを淹れてくれます。


  • ホットコーヒー:600円(税込)
  • いそべもち:600円(税込)


  • 味の評価:★★★★★

  • サイフォンで淹れてくれるホットコーヒーは、雨上がりで肌寒かった体を温めてくれて美味しかったです。いそべもちは、お餅の食べ方で一番好きな食べ方なので気がついたらお皿から無くなってました。【おしるこ800円(税込)】を注文すると江戸時代の器で提供してもらえますよ。

※冬季は【冬眠中】と札を表に出してお休みしていることが多いそうです(笑)。


この日は時々しかいないという娘さんがいらして、中庭を案内してくれました。

初めて嗅いだ自然のキンモクセイ

中庭に出るとフワッと良い匂いがしました。丁度庭にあるキンモクセイが咲いている時期だったそう。

瓶に入っているキンモクセイしか嗅いだことがないので、こんなにやわらかな香りなんだと驚きました。

他にも大きな木蓮や青森では珍しい立派な竹やぶにその前にはお地蔵様も。

竹は雪囲いの時に使用するために代々生やしているそうです。

今は亡きお父様に「竹は食べるな」と言いつけられていたけれど「端っこの方ならいいでしょっと今は端に生えるタケノコは食べてるのよ」と笑いながらお話ししてくれました。

時を忘れて話に花が咲き本当に素敵な出会いとなりました。また遊びに行きますね。ありがとうございました!

「黒石ねぷた絵」で物作り体験ができるお店

中町こみせ通りの途中、横道に長屋のように新しいお店が数店あります。一番手前側にあるのが手作り雑貨・工房IRODORIさん。

黒石ねぷたのねぷた絵を再利用して、世界にひとつだけの灯ろうの制作体験ができる雑貨屋さんです。


灯ろう体験 

  • 灯ろうミニ小:4,840円(税込)
  • 灯ろう2段:7,700円(税込)
  • 灯ろう3段:8,800円(税込)

黒石ねぷたの絵柄は細かいので、灯ろうのサイズにピッタリ。

私は税込¥440-のねぷたポチ袋を1枚購入しました。お花も少し見えて可愛いですね。

庭園が国登録記念物の酒屋さん

こちらは文化3年(1806年)江戸時代後期に創業の老舗の造り酒屋【鳴海醸造店】さん。鳴海家住宅は市文化財、庭園は国登録記念物に登録され、店内から庭園を見学させてくれます。

お庭とマッチした建物の素敵さに思わず「うわっあ。わぁわぁわぁわぁ」と声が出てしまいました。

※この日私は1人黒石散歩です。

ここに来たらお酒以外にも赤酢も買ってみて!!


  • 赤酢300ml:480円(税込)

こちらのお酒と言ったら【菊乃井】で有名ですが、赤酢というお酢を試していただきたい。

酒粕のみを使用して作られるお酢で、青森県で有名な焼肉のたれ源たれを製造している上北農産加工さんが作っている赤酢です。

香りがやわらかで甘味もあってすし酢や、ピクルス、酢の物に使えて美味しいですよ。

黒石きたら食べなきゃ「黒石つゆ焼きそば」

こちらは黒石焼きそばの【すずのや】さん。

ん?つゆ焼きそば?と思いますよね。

「黒石つゆ焼きそば」とは、B級グルメで何度も上位入賞している、そばつゆを焼きそばにかけていただく黒石のソウルフードです。

今回、普通の焼きそばも食べてみたかったので【化けやきそば】を注文しました。

初めは普通の焼きそばとして食べ、半分くらいになったら薬味とつゆをかけて頂きます。


  • 化け焼きそば:850円(税込)


  • 味の評価:★★★★★

  • 理由:まずは焼きそばの麺が平麺で美味しい!私、平麺派です。つゆをかけてからもソースとつゆは喧嘩せず、美味しかったです。両方味わえるので化け焼きそばがオススメですよ。


昔懐かしの松の湯で記念撮影

最後にご紹介するのは、大きな松の木がシンボルの松の湯交流館。

以前は銭湯だった場所を展示開発して残している場所です。

懐かしの番台。

私が子供の頃は番台がある銭湯は当たり前だったので、やっぱり座りたくなります。

松の湯交流館では番台に座ったり湯船に入って撮影OKです。

面白い顔ハメグッズがあるのでぜひ使って撮影してくださいね。

あと1つ、黒石はこけしで有名なので……。

何故かこけしの被り物もあります。こけしライトと一緒に並ぶと、もともとそこにいたかのように錯覚しますよ(笑)。

魅力をもっと伝えたい!

9月には【こみせ通りまつり】が毎年開催されていて、同日に着物好きの有志の方々が【狐の嫁入り行列】を披露してくださいます。

今年もその姿にうっとり……本当に素敵でした。

まだまだ伝えきれない中町こみせ通りの魅力。

古着屋さんや古道具屋さん、酒屋さんの200円(税込)で買えるカラーグラス、かき氷が美味し過ぎるお茶屋さんなどたくさんご紹介したいのですが、残念ながら今回はここまで。

最後に夕暮れ時の中町こみせ通りをご覧ください。

夜、灯ろうをたくさん並べる時もあるそうで、その時は異世界に迷い込んだような不思議な雰囲気になるそうです。

ぜひ青森県にお越しの際は、黒石市の「中町こみせ通り」へも足を運んでみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

黒石観光協会「青森県黒石市へようこそ」

※価格や店舗などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。

この記事を書いた人
青森県マニア
lovekuma_emily

ヨムーノライターで木工作家の活動をしながらや100円ショップのオススメアイテムもご紹介しています。また地元青森県のご当地情報や、かなりマニアックな全国的ではない青森の魅力もご紹介していきます。

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