10年間無遅刻無欠勤→高熱で有給をとろうとすると…社長「いいけど…有給残ってないわよ?」衝撃の事実が発覚!
- 2025年10月02日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。
10年間、無遅刻無欠勤。自他ともに認める“皆勤マン”だった僕が、人生で初めて有給を申請した瞬間――思いもよらない一言を浴びせられました。
「有給、残ってないわよ?」…いや、使ったことないんですけど!?
その日、朝から体が重く、関節がギシギシ。体温計を見ると39.4度。明らかに仕事どころじゃない体調で、欠勤の連絡を入れることに。ところが、上司は不在で、電話に出たのはまさかの社長。
「しっかり休んでね。無理は禁物よ」
そう言ってくれた社長にほっとした僕が「有給でお願いします」と伝えた瞬間――。
「いいけど……有給、残ってないわよ?」
……はい? 一度も使ったことないんですが!
10年皆勤の僕に“有給ゼロ”の通知。頭の中が真っ白になりました。

知らないうちに「使ったことにされていた」有給
体調が落ち着いた後、すぐに社内システムを確認。
すると、見覚えのない日付に「有給取得済み」の文字。
よく見れば、それは祖父の葬儀や裁判員制度の出頭日――。
社内では「特別休暇」や「公務休暇」として扱われることになっている日が、なぜか有給として処理されていたのです。
社長に報告すると、「それは完全に処理ミスね。あなたの有給、もちろんちゃんと残ってるわよ」と、すぐに訂正をしてくれました。
原因は、上司が古い社内規定のまま休暇を処理していたこと。
社内制度が変わっていたことを把握しておらず、有給が“知らぬ間に減っていた”というわけです。
ちゃんと働く。そして、ちゃんと休む
まじめに続けてきた働き方が、いつの間にか帳消しにされそうになっていた――。
今回のことで、「たまには自分の働き方を振り返ってみる」ことの大切さに気づかされました。
まじめに働くことは大事。だけど、自分の権利や体調にもちゃんと目を向けてあげないと、誰も気づいてくれないこともある。
もしあのとき体調を崩さなければ、有給のことに一生気づけなかったかもしれません。
これからは、溜まった有給をちゃんと消化しながら、自分のことも大切に働いていこうと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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