どれくらい違う?日本全国お雑煮の地域差まとめ
- 2021年03月22日更新
お正月に一年の無事を祈って食べるお雑煮は、日本の伝統的な食文化のひとつですね。その歴史は古くて、室町時代から食べられていたようですが、お雑煮と一口に言っても、地域によってはその味つけや具材にかなり違いが見られます。
お雑煮のどこで差がでる?
各地域のお雑煮を比較してみた時に、まず分かりやすく違うのが味付けです。東日本と近畿地方を除く西日本ではすまし汁、関西では白みそ仕立て、福井や敦賀地方では赤みそ仕立てというように地域によっての違いがあるのです。中にはめずらしいもので、出雲地方の小豆をやわらかく煮た小豆汁というものもあります。昔は塩味だったのですが、現在は甘く煮てあり、まるでぜんざいのような珍しいお雑煮のひとつです。次に違うのがお雑煮の主役、お餅です。東北と東日本では角餅を、西日本では丸餅が使われています。焼いてから入れる地域もあればやわらかく煮て食べる地域もあるなど、お餅の形も食べ方もそれぞれです。また、沖縄と北海道には本州のような古くからのお雑煮文化はないのですが、北海道では明治以降に本州から伝わり、他の地域とはまた違う、お醤油仕立てのすまし汁で食べられています。沖縄では今でもお正月にお雑煮を食べるという習慣はありません。
一番普及している形は?
お雑煮の具材には、その地域の特産物が使われることも多く、また家庭ごとのオリジナリティが加わることで、実にさまざまなお雑煮が存在するものです。お邪魔した先でご馳走になったお雑煮が、「うちのと違う」と思った経験ってないですか?その地域ならではで言うと、香川にはあんこ入りの丸餅を白みそ仕立ての汁に入れたものがあったり、岩手では甘いくるみダレをつけて食べるくるみ雑煮なんていうものもあったり。この他にもその地域ならではのものは色々ありますが、一般的によく食べられているお雑煮というと、鶏肉・椎茸・人参・かまぼこ・青菜(三つ葉や水菜等)などの具材を使い、すまし汁でいただくものでしょう。これがいちばんオーソドックスであると言えます。お雑煮は、元旦から三日にかけて一個ずつ数を増やして食べると縁起が良いともされているので、すまし汁や白みそ仕立て、小豆汁など、違う味を試してみるのも楽しいかもしれませんね。
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