【エアコンの「その行為」絶対にやらないでーー!】"家電のプロ"が警告「むしろ逆効果だったの!?」知らなかった!

  • 2025年05月03日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

夏の気配が増してきた今日この頃、エアコンは暑さを乗り切るための必需品ですよね。

そろそろエアコンを試しに使ってみようと思ってはいるものの、「風は出ているけど、何を確認すればいいのか分からない」という方も多いのでは?

そこで今回は、家電のスペシャリストに「エアコンの試運転時にチェックすべきポイントと対処法」を教えてもらいました。

お話を伺ったのは…【家電のスペシャリスト】総合家電エンジニア・本多宏行さん

画像提供:テックマークジャパン株式会社

【家電のスペシャリスト】総合家電エンジニア・本多宏行(ほんだ ひろゆき)さん

大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社し、自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電、PCの修理精査業務を開始。約20年に渡り、様々な製品の修理を見てきた修理精査のプロ。

久しぶりに使うエアコンの試運転で見るべきポイント

エアコンを試運転した際に見るべきポイントは5項目あります。
確認する項目ごとの故障の症状などをチェックしましょう。

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上記のような症状が見られたら、すみやかに修理をしましょう。

エアコンの試運転時に発見したトラブルやエラーの対処法

エアコンのトラブルやエラーが見つかった場合、まずは自分で修理できないか考える方もいるでしょう。

そこで「自分で対処できること」と「業者に任せるべきこと」それぞれのトラブルやエラーの症状を解説します。

自分で対処可能なトラブルやエラー

自分で対処可能なトラブルやエラーは、おもに次の3つです。

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エアコンから変なニオイがした際の対処法としてやってはいけないことは、消臭スプレーなどを本体や送風口に吹きかけることです。(本多宏行さん)

消臭スプレーの液体によってエアコン内部やフィルターがベタついてしまい、ホコリが吸着してカビが増殖しやすくなってしまいます。

エアコンフィルターを掃除してもニオイが改善されない場合は、業者に修理やメンテナンスを依頼しましょう。

業者に任せるべきトラブルやエラー

下記の症状が発生していた場合は基本的に自分で修理はできないため、業者に任せておくほうが安心です。

  • エアコンからの水漏れ
  • 冷風や暖房が出ない
  • エアコンや室外機から異音がする

自分で修理する方法を解説している動画や記事などもありますが、知識の無い方が修理をすると症状を悪化させ、最悪の場合修理できなくなるので避けましょう。(本多宏行さん)

エアコンの修理が必要な場合は保証期間を確認

エアコンの試運転を行った結果、修理が必要な場合はまず保証期間を確認しましょう。(本多宏行さん)

新品で購入したエアコンのほとんどには、メーカー保証が1年間付いています。
購入日を確認して保証期間内であれば、メーカーのカスタマーサービスに連絡を取って無償で修理の依頼が可能です。

一方、メーカー保証が切れている場合は「延長保証」に加入しているか確認しましょう。
延長保証に加入していて期間内であれば、サービス提供元に修理を依頼できます。

また、保証期間内であったとしても、故障内容によっては有償修理になることもあります。

補償内容を確認したり、修理の日程を決める前に有償になるのか聞いておいたりすると安心です。(本多宏行さん)

メーカー保証と延長保証のいずれの期間も過ぎている場合、メーカーに有償で依頼する、またはエアコン修理専門の業者に依頼する方法があります。

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それぞれのメリットとデメリットを比較し、最適な方法を選びましょう。

エアコンの寿命は10年であるため7年経過で買い替えも検討

一般的にエアコンの寿命は10年と言われており、その理由は大きく2つあります。

  1. 標準使用期間(※)が10年に定められている
  2. 販売開始から7年程度で部品の在庫も無くなっていく

※標準使用期間とは「安全上支障なく使用できる標準的な期間」のことです。

上記2つの理由から、エアコン購入後7年以上経過しているエアコンは修理が不可能だったり、修理できたとしても再び故障したりなどで結果的に費用が高くなることも考えられます。

古くなったエアコンは、7年を目安に買い替えも検討しましょう。

また、買い替える場合は延長保証が付けられるメーカーや量販店で購入することをおすすめします。

エアコンの不具合が発生するタイミングは、ほとんどがメーカー保証が切れた後です。 5年や10年と延長保証が付いていれば、エアコンの寿命まで安心して使い続けられるでしょう。(本多宏行さん)

エアコンを久しぶりに使う場合は余裕を持ってお手入れを

今回は、家電のスペシャリストに「エアコンの試運転時にチェックすべきポイントと対処法」を教えてもらいました。

  • 夏は5月中旬〜6月
  • 冬は10月中旬〜11月

このタイミングで、一足早くエアコンの動作確認しておくのが安心です。

もし「使おうと思ったら動かない!」なんてことになると、修理に2週間以上かかることもあるそうなので、まずは試運転をしてみましょう!

事前の点検とお手入れで、快適なシーズンを迎えましょう。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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