【非常時のお米の炊き方、それアウトーー!】"防災のプロ"のジャッジに→「盲点だった…」「一生忘れません」
- 2025年03月11日公開

こんにちは!防災士の資格を持つ、ヨムーノライターのおおにしりおです。
突然ですが、みなさんのおうちの中にガスコンロとガスボンベはありますか?
災害時は電気もガスも水も使えなくなる可能性がとても大きいです。そんなときだからこそ、温かい食事があれば体も心もホッとできますよね。
今日はガスコンロとガスボンベを使ったお米の炊き方を、気をつけたいポイントともにお伝えいたします。
カセットコンロ、ボンベの知識
カセットコンロの使用期限
まず最初に、カセットコンロとボンベについて少しお話ししたいと思います。
実はどちらも使用期限があるのはご存じですか?
これは盲点だった、という方もいるかもしれません。
カセットコンロの使用期限は製造から約10年と言われています。
写真のように本体にシールが貼られているので、(2019.11月)皆さんのおうちにあるカセットコンロも調べてみてください。
ガスボンベの使用期限
続いてガスボンベ、こちらは製造から約7年です。1本約60分間使用できます。
また、気をつけたいのが捨て方。ガスが残ったまま、廃棄しないようにしてください。ガス漏れなどの事故が発生する危険性があります。詳しくは地方自治体のHPで捨て方をご確認ください。
お米の炊き方
では、実際にカセットコンロとカセットボンベでお米を炊いてみましょう!
準備するもの
- お米(無洗米は洗わなくてok)
- 水
- お鍋
- 調理用の耐熱袋
- 耐熱皿
※ここでは耐熱袋はアイラップを使用しています。
調理方法
比率は、米:水=1:1.2。一合(180g)の場合は、水200ml前後がおすすめ。
無洗米の場合は洗わなくていいので、そのままアイラップに米と水を入れ、お米を30分ほど浸水させます。最初に浸水させることでお米に水分がいきわたり、ムラなくお米が炊き上がりますよ。
耐熱袋の空気をしっかり抜き、口を上の方で縛ります。空気が入ったまま湯煎すると加熱中に膨らみ、破裂する恐れがあります。
また直接鍋の中に入れてしまうと、袋が張り付いて中身が破ける恐れもあるので、必ず耐熱皿を下に敷いてください。沸騰したら中火で約20分~30分湯煎します。火傷にはくれぐれも注意しましょう。カセットコンロを使用する際には、周りに可燃物を置かないでくださいね。
その後、火を止めて10分間お米を蒸らします。この時点で大きな固体になっており、炊けている感じがします!
耐熱袋を開けてみると、ほっかほかのごはんの完成です!お米一粒一粒水分を含んで、しっかり炊きあがっているのが写真からも分かるかと思います。
レトルト食品も一緒に
湯煎するときはお米だけではなく、カレーのルー等も一緒に湯煎するといいですよ!お水を有効活用しましょう。
お皿にはラップを敷く
次にお皿について。災害時は水が止まっている可能性があるので、なるべく節水したいもの。そんな時はラップを敷いてお皿を保護するか、アイラップでお皿ごと包んでもOK!
アイラップなら、食べた後にひっくり返してゴミを一緒にまとめて捨てることができるのでおすすめです。もちろん紙皿を使っても大丈夫ですよ。
いざという時のために、試してみよう
こんな感じで、カセットコンロがあれば、簡単においしくお米を炊くことができます。 災害時でなくても、ぜひ子どもの遊びや実験の一環として一度おうちでやってみてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

夫の転勤で香川県へやってきて10年目。
食べ物や自然、アート作品など素敵なところが盛りだくさん!
うどんだけじゃない香川県の魅力を広くお届けします。
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