うっかり放置はNG!夏の冷凍食品の正しい保存&食中毒対策
- 2026年06月14日公開
こんにちは。気温が上がるにつれて冷凍庫がパンパンになっていく管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
冷凍食品は、アイスやフルーツ、焼き餃子にから揚げなど、暑い日に出かけなくていいようにあれこれまとめ買いをしています。
ただ、今の時季はちょっと油断するとすぐに温度が上がってしまうのが難点。一度溶けると味が落ちるだけでなく、食中毒の危険もあるんです。
今回は冷凍食品の買い物と保存法、調理、それぞれの注意点をご紹介します。
【買い物編】時間と温度管理がカギ!

冷凍食品を買ったときは、とにかく時間と温度との勝負!
スーパーを出てから「あ、トイレットペーパー買わなきゃ。そういえばコンビニも……」とウロウロしているうちにあっという間に溶けてしまいます。
「そりゃそうでしょ!いまさら言われなくても……」と思うかもしれませんが、Xを見ているとうっかりやらかしてしまった人がたくさんいました。
寄り道をしないことはもちろん、保冷バッグや氷などを駆使して、できるだけ冷たい状態で早く持ち帰りましょう。
カゴに入れる順番は「最後」が鉄則!

どのスーパーもだいたい入口付近に野菜が置かれていて、お肉、魚ときてレジに近い場所に冷凍食品コーナーがありますよね。
だから、おのずとカゴに入れる順番も最後になるようにできています。
ただ盲点なのが、シーフードミックスや骨取りサバなどの魚介類。
魚売り場の近くに陳列されている場合もあるので、流れで手に取るとカゴに入れたままスーパーを歩き回ることになってしまいます。
溶けてしまわないように、必ず冷凍食品は最後に取って即レジへ向かいましょう!
保冷バッグがおすすめ

袋に詰める順番も大切!冷たいものはまとめて入れて、温かいものと密着しないようにしましょう。
エコバッグ選びも意外と重要で、暑い時季は保冷バッグがあると安心です。
お値段はちょっと高めでかさばるものも多いですが、せっかく買ったアイスが溶けるよりは良いか……と思い、私も使っています。
外気の熱を遮断して冷たさをキープしてくれるので、大慌てで帰らなくてよくなりますよ。
持ち帰り用の氷を保冷剤代わりに

ちょっと遠いスーパーへ行く日や、帰宅まで時間がかかりそうな場合は、あらかじめ保冷剤と保冷バッグを持参するのがおすすめ。
うっかり忘れてしまったら、お店の「持ち帰り用の氷」をもらいましょう。冷気は下に流れる性質があるので、袋の一番上にのせるのが効果的です!

ただ、お店によっては氷のサービスがないことも……。そんなときはドライアイスや凍らせたペットボトルを買って、保冷剤代わりにしましょう。
【保存編】冷凍庫の「過信」は禁物

残念ながら、冷凍庫に入れたからといって100%安心なわけではありません。冷凍食品は「-18℃以下」をキープすることを前提に作られています。
でも家庭の冷凍庫は、アイスや氷を出すために何度も開け閉めしますよね。扉を開けるたびに温かい空気が入り込んで、庫内の温度がすぐ上がってしまうんです。
その状態で保存すると、水分の蒸発や油の酸化がじわじわ進み、味や食感が落ちてしまいます。
出典:農林水産省「冷蔵庫のかしこい使い方~知ってお得な食品の保存~」
開封後は「1ヶ月以内」を目安に食べよう!

冷凍食品は、一度開封すると乾燥や酸化が進みやすくなるので、賞味期限に関わらず「1ヶ月以内」を目安に使い切るのがベスト。
さらに、しっかり空気を抜いて、パッケージの上からビニール袋やラップで包んで密封すると、品質の低下を抑えられますよ。
【調理編】再冷凍と自然解凍に注意!

冷凍食品は、調理のときにも落とし穴があります。おいしく安全に食べるためにも、しっかり確認しておきましょう。
再冷凍は食中毒のリスク大!

「たくさん解凍しすぎちゃったからもう一度凍らせておこう」
これは絶対にNGです。
というのも食中毒菌は-18℃でも生きていて、ただ「活動を休んでいる」状態です。解凍されて温度が上がると、一気に目を覚まして活発になります。
溶かして凍らせて、また溶かして……と繰り返すたびにどんどん増えてしまうんです。それと同時に味も悪くなってしまうので、必ず食べきれる分だけ解凍しましょう。
調理方法はパッケージをしっかり確認!

どこからどう見ても火が通ってそうな食品でも、加熱しないと食べられない場合があります。
例えば、揚げなすには自然解凍OKなものと、できないものの2種類があるんです。
うどんも一般的には工場で茹でてから凍らせていますが、ほとんどの商品が加熱必須。必ずパッケージの表記どおりに調理してくださいね。
今すぐできる!夏の安心習慣
保冷バッグを持参する、開封後は1ヶ月で使い切る、食べきれる分だけ解凍する。
どれも簡単なことばかりですが、知っているだけで大違いです!
今日のお買い物から、さっそく試してみてくださいね。
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趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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