「もう、普通の水は入れません」農林水産省が教える【ご飯のべらぼうに旨い食べ方】ずっと間違ってた…
- 2024年11月21日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
食卓に欠かせない存在ともいえる「お米」。毎日お米を炊飯しているという方も多いのではないでしょうか?
出番の多い「ごはん」ですが、さらに美味しく食べられたらうれしいですね。
今回は、農林水産省がおすすめする「ごはんにまつわる裏ワザ」をまとめました。
レポートしてくれたのは、ヨムーノライターで管理栄養士のmihoさんです。
炊飯テクニックで食卓を格上げ!「ごはんの炊き方」
まずは、農林水産省の公式ホームページで紹介されている「プロが教えるお米の炊き方」です。
監修していたのは、炊飯系フードユニット「ごはん同盟」シライジュンイチさん・しらいのりこさんご夫婦。炊飯教室や料理教室など、ごはんをおいしく味わう方法を多くのごはん好きの皆さんと共有するための活動を行っているそうです。
今回はご家庭で一般的に行われている、炊飯器を使ったお米の炊き方テクを伝えたいと思います。
それではさっそく試していきましょう!
農林水産省×ご飯の炊き方➀軽量はカップではなく「はかり」
お米を軽量するとき、カップを使っている方がほとんどだと思います。しかし、計量時に少し多かったり少なかったりと、若干の誤差が出てしまいがちに......。
正確な計量をするためには「はかり」を使うことをがおすすめだそうです!
また、カップでの計量時にありがちな「今、何杯入れたっけ?」といったうっかりミスを防ぐこともできます。
ごはんをおいしく炊く上で大切なのは、お米と水のバランス!お米1合(約150g)に対して水200mlが目安になります。
農林水産省×ご飯の炊き方②手早く「3分以内」に研ぐ
最初の水はすぐに捨てる
お米の表面の汚れを取るため、最初に入れた水は、軽く2~3度かき回したら、すぐに捨ててください。
水を切った状態で研ぐ
お米を研ぐ際は、ボールを握るような形に指を開き、水を切った状態でお米同士がこすり合うように10回~20回、ボウルの中でかき回します。
最後に水を注いで白く濁った水を流すまでがワンセット。
この工程を2回ほど繰り返し、最後にもう一度すすぎ、米研ぎは完了です。
お米は研いでいるときも水を吸収しやすいそうなので、「手早く3分以内に」研ぐのがポイントです。
農林水産省×ご飯の炊き方③「冷たいお水」で炊く
おいしいご飯を炊くには、水の温度にもポイントがあるそうです。普段何気なく水道水など「常温の水」を入れて炊いていると思いますが、米に含まれるでん粉を分解する酵素は30度前後の温度帯で活発に働きます。
「冷たい水」で炊くと、その温度帯の時間が長くなるので、ごはんのうまみが十分に引き出されるそうです!夏場などは水の温度も高くなるので、特に注意したいですね。
農林水産省×ご飯の炊き方④炊けたら「ほぐす」
炊き終わったら、お釜に残った余分な水分を飛ばすために「飯返し」というほぐし作業を行います。
しゃもじで十文字に切り込みを入れ、ご飯を内釜の側面からしゃもじを入れて、全体の1/4ずつ、底からひっくり返すようにほぐしましょう。
ぐちゃぐちゃかき混ぜたり、しゃもじでペタペタと押し潰すのはNGです。
正しい炊飯で、おいしいご飯に!
少しポイントをおさえるだけで、ご家庭の炊飯器でもご飯のおいしさが格上げされました!
日常的に食べるものだからこそ、よりおいしくいただけたら嬉しいですよね。
初めての体験!「お米のおいしさを感じられるオムライス」
次にご紹介するのは、農林水産省の公式ホームページに掲載されている『うおぬま小岩農園 小岩 孝徳さん』考案のレシピ。
小岩さんは、化学肥料を使用しない高品質な「有機栽培米」を作っているお米の達人です。
お米のおいしさを感じられるとは、いったいどんなオムライスなのでしょうか!?早速作っていきたいと思います。
材料
- ごはん...お茶碗1杯(150g)
- 卵...2個
- ガーリック油...大さじ1
- サラダ油...小さじ1
- ハーブ塩...小さじ1/3ほど
- 黒こしょう、パセリ...各適量
※ガーリック油は、市販のものを使いましたが、ご家庭でみじん切りのにんにくとオリーブ油を鍋に入れて、中火にかけるとできあがります。
農家おすすめオムライス➀卵を溶く
卵をボウルに割り入れ、菜箸で溶きほぐします。
農家おすすめオムライス②卵を焼いたらすぐに取り出す
フライパンにサラダ油(分量外)を引き、中火で熱します。そこに卵を入れ、固まりはじめたら箸でかき混ぜます。
固まる前に一度、卵をボウルに取り出し、軽く混ぜ合わせます。
農家おすすめオムライス③再度卵を加熱する
卵をフライパンに戻し、中火で少し加熱します。ふわっと半熟状になったら、火を止めます。
農家おすすめオムライス④ごはんに味付けして、卵をのせる
炊いたごはんをお皿に盛り、ハーブ塩とガーリック油をかけます。
半熟卵をふんわりと盛り付けたら、黒こしょうとパセリをかけて完成です!
新しすぎる!初めてのオムライス体験!
早速出来立てをパクリ!
食感は確かにオムライスのようですが、味は全く違います。シンプルでお米が主役!といった印象です。
ガーリックの風味が効いて、塩味のあるご飯が卵の甘みを引き立ててくれます。
卵のトロトロ加減もばっちり!一度ボウルに取り出すのは少し手間だなぁと感じていましたが、失敗なしでこの仕上がりなら納得です!
大人オムライスの誕生!
今回ご紹介した「お米のおいしさを感じられるオムライス」。
シンプルだからこそ、お米や卵のおいしさがしっかり感じられるレシピになっています。
おしゃれな見た目や味付けはどちらかと言えば大人受けするオムライスという印象。材料も少なく手軽に作れるので、ちょっとしたおもてなしにも使えそうな一品でした。
いつも食べるごはんだからこそ、さらに美味しく♪
今回は、農林水産省が教える「ごはんの裏ワザ」を2つご紹介しました。
何気なく食べているごはんも、ちょっとした工夫でさらに美味しく楽しめそうですね。みなさんもぜひ活用してみてください!
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