この発想、天才!?【セリア】「パカッと調理用袋」水・ガス大幅削減!いざという時も「普通に美味い!」常備必至「万能袋」

  • 2022年05月02日更新

非常時に、なんといっても困るのが水道やガス、電気などライフラインが止まってしまうことです。

そうなった場合のことも想定して、極力「水を使わない」「カセットガスも使わない」工夫をして、備えておくことも大事になってきます。

そこで、今回はこんなものをお試し!セリアやダイソーで販売されている「パカッと(底から開封できる)調理用袋」です!

セリアとダイソーにある「パカッと調理袋」とは

こちら、セリアやダイソーで販売されている「パカッと調理用袋」。価格は110円(税込/2022年4月現在)。枚数は30枚入っているので、1枚約3.6円。

手軽に買えるこの袋は「湯せん調理もOK」なのが大きな特徴です。

水の沸騰温度100℃まで耐熱があり、耐冷温度も-30℃まであるので、冷凍にも使えます。サイズも、縦39cm×横25cmとなかなか大きいサイズですが、マチはありません。

そして、この調理用袋は「底」に大きな秘密が!

縦線がたくさんついているのが見えますか?実はこれ、穴が空いているんです。軽い力で、底から袋を破ることができるので、上の口は固結びしても大丈夫、ということ!素晴らしい工夫ですね。

この袋で極力「水」を使わず調理できる?

非常時、困ることのひとつが「水道・ガス・電気が止まる」こと。

今回、この調理用袋を使って、極力「水」やエネルギーを使わず調理することができるのか、湯せん調理にチャレンジ!「ミートスパゲティー」「オムレツ」「ブロッコリーサラダ」の3種類を2人分作りたいと思います。

パスタは「水漬け」して茹で時間短縮

半分に折ったパスタ1人分(100g)に対して、倍の水(200g)+少量の塩と油(サラダ油でもOK)を用意。それをすべて袋に入れて、よくモミモミしておきます。ここでモミモミしておかないと、パスタ同士がくっついてしまうことになるので注意。

また、油を入れすぎてしまうと調理用袋の耐熱温度100℃を超えてしまうので、あくまでもパスタがくっつかない程度の少量の油をいれます。

空気をできるだけ抜いて固結びして、1時間程度放置(茹で時間8分のパスタの場合)。

1時間後……

見た目はまさに生パスタ!水分も半分くらいに減っています。茹でる時間は半分以下に短縮できます。茹で時間が11分などもっと長い場合はもう少し長く置いておくといいかもしれません。

オムレツの準備も、キッチンバサミだけ!

具材は、家にあった食材を利用。
調理用袋を使用して湯せん調理する場合は、卵は2個がおすすめです。3個になると火が通るのに時間がかかるので、卵3個以上の時は袋を分けることをおすすめします。

具材をすべて袋に入れて、できるだけ空気を抜いて固結び。モミモミしてよく混ぜておきます。この具材をケチャップライスにしたら、オムライスもできるかもしれません。(今度やってみよう!)

ブロッコリーは茎に切れ目を入れるのがポイント!

非常時にもできるだけ摂取したいのが野菜。調理用袋で湯せんする場合は、茎の硬い部分がネック。ここに切り込みをいれ、房をできるだけ小さくすることがポイントです。

こちらもできるだけ空気を抜いて、固結びに。さらに火が通りやすく、平べったくしておきます。

意外に簡単!「パカッと調理用袋」の調理方法

(「1)大きめの鍋にお湯を沸かし、お皿を沈める(ビニールが溶けないように)

非常時にガスが止まったことを想定して、カセットガスコンロを使用します。

鍋は我が家で一番大きな鍋を用意しました。2リットルほどの水を入れて、沸騰したら鍋底にお皿を1枚沈めます。調理用袋は耐熱温度100℃のため、鍋底のほうが熱く袋が溶けてしまうことを防ぐためです。

(2)具材の入った袋を鍋に入れ、落とし蓋をする

空気をできるだけ抜いたとしても、少し浮き気味になるので小さめの蓋で落し蓋をします。パウチの袋は鍋に直接あたっても溶けないのですき間に入れて温めます。

ちなみに、お鍋に入っているのは2人分です。

(3)2分ほどでパスタゆであがるので、パスタだけ取り出す

出した後も袋の中で茹っているので、3分以上茹でてしまうと柔らかすぎになります(※茹で時間8分のパスタの場合)。
しかし、非常時は小さいお子さんや胃の調子を整えたい場合などにはそのほうが消化もよくていいかもしれませんね。

開ける時は、調理袋をひっくり返して底から……、

本当に簡単に開きました!固結びしてもハサミなしで開けられるのはいいですね。

(4)パスタをお皿に入れ、パスタソースを和える

お皿にパスタを出して、そろそろ温まったミートソースを鍋から取り出し和えます。もちろん、明太子などお好みのソースでOKです。

(5)パスタ取り出し後、オムレツとブロッコリーを7分程茹でてから取り出す

パスタを取り出した後、大体7分くらいでオムレツとブロッコリーを取り出します。これだけ茹でてもブロッコリーはわずかに硬さを感じました。やはりこれくらい茎が硬い野菜は、もっと細かくしてもいいかもしれません。

(6)パスタの器にきれいに盛ればできあがり!

器に半分にしたオムレツ、ブロッコリーを盛って、完成! 立派なワンプレートが、できました。

【使った水の量】
2L(さらに、この温水は再度利用可能)+パスタ用200ml+ブロッコリーを洗った水

【使ったカセットガスの時間】
12分(沸騰までに3分+パスタ2分+総菜追加茹で時間7分)

かなり削減できたと思います!

果たして、そのお味は!?

さて、肝心のお味ですが、中学生男子より「普通においしい」という言葉をいただきました!普通においしい……非常時これほどありがたい言葉はないですね。

食べた後はラップを取り外して捨てて、アルコールウェットティッシュなどでフォークやお皿を拭けば、片付けも終了!

お鍋の残り湯は体を拭くのにもってこい!

残ったお湯はきれいなので、次回の湯せん調理にも使えますが、せっかく「あたたかい」ので、これを使わない手はありません。

熱々のうちにポットに移しておいて、子どものお尻を洗ったり、髪を洗ったり「あたたかいお湯」は非常時とても貴重です。ぜひ、大事に使って、衛生面も保つのに役立てたいですね。

100均の調理用袋は、非常時に大活躍しそうなので、1袋は非常袋に入れておきたいグッズ確定です!

※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗にて臨時休業や営業時間の変更等が予想されます。事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人
ヨムーノライター
木月ハチ

ダイソーなどの100均や、ニトリ・無印良品の新グッズ、カルディの話題の食材など、トレンド情報を発信しています。

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