鬼ママからプチ鬼ママへ!?子供が片付けしない原因は自分だった!片づけ遊び指導士から学ぶおもちゃ収納術

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、片づけ遊び指導士でヨムーノライターのpink.m.kです。建売住宅を自分好みのおうちにするべく日々奮闘しています。

「片づけ遊び指導士」の資格を取得してから、自分なりに片づけについての知識を深め、日々の生活に役立てつつ、子ども達とのお片づけにも取り組んでいます。

先日、「片づけ遊びワークショップ」へ久しぶりにスタッフとして参加してきました。片づけ遊び指導士の資格を所有する者同士で集まり、主に子育て世代のお母さんとその子ども達をお招きして、トランプなどのグッズを使いながらお片づけのやり方・楽しさをお伝えしていく……というのが、このワークショップの目的です。

ここでは、そのワークショップで実践した収納・お片付けのコツをご紹介します。

片づけに関するお悩み相談を実施

トランプを使ってお片づけ遊びを楽しんだ後は、スタッフとお母さん達との座談会(片づけに関するお悩み相談)の場も設けました。

お母さん自身が片づけに悩んでいるところの相談(キッチン収納など)を受けたりもしましたが、子ども達のお片づけにおいて具体的に相談を受けた中には、こんなお悩みがありました。

おもちゃ収納に関する悩み

  • 片づけてと言っても片づけてくれない

  • 分類別収納(グルーピング収納)をしても、その通りに入れてくれない

  • 処分したくても、結局は嫌がられる

はっきり言いましょう……この3つのお悩み。
我が家にも現役小学生と幼稚園児の子どもが2人いるので、すべて該当します(笑)。

どうしたら進んで片づけをしてくれるのか?

資格「片づけ遊び指導士」を取ってから、子ども達が劇的に片づけるようになりました〜!!

なんて言いたいところですが、もちろん全然さ~っぱりです(笑)。

やっぱり子どもだって人間。
やる気のある時は進んで片づけてくれても、気分によっては全くお片づけが進まないことだって多々あります(大人も同じです)。

まず親(自分)から変わる

  • (1)片づけへの声掛けの仕方を変える「鬼ママから“プチ”鬼ママへ」

子どもって本当に素直です。
「きちんとしまって」「きれいに片づけて」のような、抽象的な言葉が苦手です。「どのくらい」かが曖昧だから。“きれい”の尺度も人によって違いますものね。

だから声掛けを具体的なものに変えることを意識するようにしました。

「おもちゃがお部屋にひとつも残ってない状態にできるかな?」
「長い針が6になるまでにお片づけしようね!」
「お部屋を見ておもちゃが全然見えないくらいに箱にしまってね!」

と、まぁ……言い方は若干“鬼”ですが(笑)。このくらい具体的な方が、子ども達も分かりやすく動いてくれる気がします。

あと、これはうちの子たちに効果的だった方法ですが、おもちゃを擬人化すると片づけてくれることがあります。 「この子(おもちゃ)がおウチに帰りたいよ〜って言ってるよ」…というような。

お子さんに片づけに取り組んでもらいたいと考える時、ぜひ言葉掛けから意識してみてほしいです◎。

  • (2)片づけまでのハードルを下げる

『「きれいに」片づけて』という言葉、何度口にしてきたことか……。つい今でも言ってしまうんですよね。

細々したおもちゃがとにかく増えたので、ひとつ残らずしまうのに時間がかかることも多いんです。よって、子ども達の中に「片づけ=面倒くさい」のイメージが湧きやすいみたい。

片づけのハードルを下げるために使っているのが、この大きなカゴを使った収納法です。 大きなおもちゃは自動的にこのカゴの中へとしまわれているのですが、細々としたものを収納する時、また遊ぶ時に使いやすいようにと、我が家ではカテゴリー別に分類する収納方法も取っています。

ですがこの分類別収納、子どもにとってはなかなか片づけが面倒なものの一つなんです。

目で見てどのカゴにしまうか選ぶ

引き出す

入れる

引き出しをしまう

これだけアクション数が多いと、片づけへのハードルは自然と上がりますよね。

<イメージ例>
大人でもやりませんか?
ゴミ箱に向かって、ポ~ンと、スリーポイントシュートを。
ゴミを放る仕草(ズボラな私だけなら非常にすみません)。あのくらい片づけるのも楽なら、やってもいいかな~ってなりません??

なので、この大きなカゴは「とりあえずここ入れようBOX」ともしています。

分類に困るものを入れたい時……
とりあえずさっさとしまいたい時……

そんな時に大きなカゴを1つ置いておくだけでだいぶ楽になります◎。

余裕がある時に分類をすればそれでいい。
まずは「片づけるクセ」を習慣づけるところから。簡単に片づけられる3つの方法であれば、大人でも続きますよね。

  • (3)手放すときのタイミングと声掛けを工夫する

子どものおもちゃって、誕生日やクリスマス、ハッピーセットなどなど、気がつけばどんどん増えるもの(笑)。

親目線からすると、使っていない(ような)おもちゃから処分したい。
子ども目線からすると捨てられるよりは持っておきたいから「まだ遊ぶもん!捨てないで!」ってなります。

新しいおもちゃが欲しいと言った時がチャンス

「新しいおもちゃを置きたいけど、もう置く場所がないよ」
「使わないおもちゃを手放したら、新しいおもちゃが置けるかも」

などと、まずはやんわりと子ども目線で「手放す(捨てる)理由」を伝えます。

でも、手放すことに抵抗のある子どもがほとんどです。 そこで「捨てる」選択に絞らず、リサイクルショップに売りに行く、誰かに譲る、幼稚園や児童館などに寄付する……など、色んな方法を提示してみます。

捨てることには抵抗のある子でも、誰かに譲るのならいいかな~と思える子もいるみたいです。

我が家では、リサイクルショップにおもちゃを持って行って、その売上は子ども達に渡すようにしました。
小学生くらいになると、そのお金で新しいおもちゃを買うことができる!と喜んでいます(高値で売れそうなモノは我が家でみたことないですが)。

結局は親の手で捨ててしまう

それでもやっぱり手放すことに納得のできない子もいますよね。 これはもう邪道になるかもしれませんが……我が家ではどうしても捨てたくないものは、とりあえず箱にしまい込んで子どもの目に触れない場所へ置きます。

ざっくり半年間~1年間の期間を設けて、その期間に1度も思い出されない物に関しては、潔く処分してしまいます。

ここからは私なりの考えですが。
生まれてまだ数年しか経っていない子どもに、全ての持ち物の要不要を見極めさせることは普通に考えて難しいことです。

側にいる大人が、ある程度環境を整えてあげることがやはり大切です。
「子どものおもちゃを勝手に処分するなんて!」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、自分で管理しきれない程におもちゃに囲まれた生活を送らせてしまうことの方が考えもの。

不要なものを手放す経験を少しずつでも今から経験させてあげることで、大人になってから必要なものだけを取捨選択できるようになることにも繋がるように思うのです。

なので子どもが悩んでしまうものに関しては、時間を置いた後、親が要か不要かを決めたのでもいいのではないかと私は思います。

この3つの工夫をしていくうちに、子ども達からも進んで片づけに取り組んでくれることが増えました。

もちろん、100%上手くいく方法ではありませんが、続けていくことに意味があるのだと思っています。

子どもは真似ながら成長している

赤ちゃんのうちからでも、大人がまず手本になってお片づけすることで、子どもは真似てするようになり、片づける場所などを覚えていきます(モノがつかめるようになったらお片づけは教えられるのだそうです)。

子どもに全て任せたくなる気持ちも分かりますが、ある程度大きくなった子ども達でも、片づけはぜひ大人と一緒に楽しむ時間として取り組んで欲しいです。

タイマーをセットして音が鳴るまでにお片づけができるかを楽しんだり……兄弟間でどっちが先にお片づけできるか勝負してみたり……「遊びの延長」にお片づけを取り入れてみられることもオススメです♡

親だって人間なので、いつでも懐深く居られるわけではありませんが、大人も子どもも片づけへのハードルをどんと下げて、片づけが億劫にならない工夫をしていきたいものです。

今回ご紹介したことで、日々の片づけが少しでも楽に、楽しいものとなりますように。

この記事を書いた人
北欧ナチュラルな家で猫のいる暮らしを楽しむ
puu.tuuli

数年前に購入した建売住宅を少しずつ自分好みのおうちにするべく、日々奮闘中。 ナチュラルインテリアが好きで、最近では北欧系のインテリアやスッキリとしたインテリアにも興味があり、北欧ナチュラルなおうち造りを目指しています。 インテリアやハンドメイドに関する記事をゆる~く更新していく予定です。

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