無印良品もビックリ！プロが実践する「PP収納ケース横ワイド」に洋服を収納しない意外な収納アイデア

こんにちは。2LDKの賃貸住宅に5人で住む整理収納アドバイザー1級でヨムーノライターのNagomy（なごみー）です。

みなさんのご家庭ではキッチン収納はどのようなものをお使いですか？
売っているものをそのまま、スチールラックを食器棚代わりに、中にはDIYした！なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

私が今回おススメするのは、無印良品「ポリプロピレン収納ケース・横ワイド」を使ったキッチン収納アイデアです。

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食器棚「ポリプロピレン収納ケース」のメリット・デメリット

無印良品のポリプロピレン収納ケースと言うと、洋服の収納に使われている方が多いのではないでしょうか。

なぜキッチン収納におすすめなのか、メリットとデメリットも合わせてご紹介します。

食器量やストック量は適正ですか？

世のママたちが1日の中で1番家事をこなす場所が、キッチンではないでしょうか。日々の家事・育児・仕事との両立は本当に大変です。

そこでてっとり早く家事を楽にする方法として、モノを減らすことを私は推奨しています。
お箸やグラス・カップは家族の人数分しか持たない、あまり使っていない食器は処分する、年に数回しか来客がないのであれば来客用食器は普段使いの食器と兼用にしてしまう、などです。

モノが少なければ管理も楽です。

ほぼ毎日使うものだけに絞って持てば、大きな収納も必要ありません。
忙しくてお皿を出しっぱなしにしてしまったとしても、次に使うときは洗ってそのまま使えば良いので、洗い物がそれ以上シンクに溜まることもありません。

ロータイプ「引き出し式」キッチン収納を選ぶ

食器棚と言うと、収納量を考えると天井近くまであるものがほとんどだと思います。
ですが、自分の目線より上のものって何がどこに入っているのか、いちいち取り出してから確認する必要があるので、つい奥の方のものは存在を忘れがち。

ロータイプの「引き出し式」キッチン収納なら……。

『引き出しを開ける』
↓
『何が入っているのか全体を見渡せる』

管理がより楽になります。

よくある観音開きや引き戸の食器棚は、たとえロータイプであったとしても、同様にいちいち取り出すか、しゃがむ必要があるため2度手間になります。

私は断然引き出し式をおススメします。

地震対策していますか？

万が一の災害に備えて地震対策も必要ですよね。
天井近くまである食器棚も防災対策が必要ですが、賃貸住宅では壁に穴を開けることができないため、壁に転倒防止用の釘やネジを打ち込むことができません。

そこで我が家では今まで使用していた背の高い食器棚を分解（ネジで取り付けられているだけなので、簡単に分解できました）。

腰より高い上部分を処分し、下部分だけを残しました。

そこで問題になったのが、今まで上部分に収納していた常温保存の食品や子どもたちの給食セット、キッチン洗剤やキッチンペーパーのストックの行方です。

予算や希望の大きさを指定して探し回っていると、食器棚よりも低予算でサイズもぴったりだったのが、無印良品「ポリプロピレン収納ケース・横ワイド」でした。

キッチン収納「ポリプロピレン収納ケース・横ワイド」のメリット

地震のときでも転倒の危険性が少ない

背の高いキッチン収納は、たとえ固定対策をしていたとしても、揺れと共に扉が開いて、中のものが落ちてきて怪我をする恐れがあります。初めから低いタイプを選んでおけば危険性自体を回避できます。

在庫確認がしやすいので、食費節約効果も◎

目線より下の引き出しなら、開けた時に何がどこに入っているのか一目瞭然。上から全体を見渡せるので、奥の方に押し込んだまま賞味期限切れしてしまったという無駄や使い忘れ、ダブり買いを防止でき、食費節約にもつながります。

キャスター付きで掃除が簡単

ゴキブリの発生原因として、キッチンの食べ物汚れが考えられます。「ポリプロピレン収納ケース」なら、別売りのキャスターで楽に動かせます。掃除の手が届くようになります。

奥行も丁度いい

残した食器棚の下部分とほぼ同じサイズの奥行でした。狭いキッチンでは少しでも広さを確保できた方が食事作りもはかどりますよね。一般に売っている食器棚と同じくらいの奥行なら、さほど場所も取らずに済みます。

必要に応じて買い足せる

家族が増えた、家族の成長と共にモノが増えた（部活や習い事で使うものなど）、という時、必ず収納問題に直面すると思います。商品流通が多い無印良品なら、ほぼ同価格で同じもの（または類似）を買い足すだけで済みます。

※危険防止のため「積み重ね可能段数」及び「耐荷重」を守りましょう。
※ポリプロピレンケースは素材の特性上、多少の個体差があります。積み重ねた場合、一段につき、高さに若干の差が出ることがあります。

別の場所でも使える

食器棚が洋服収納になるのは難しいですが、もしキッチンでの使い勝手が悪くなり、買い替えをするときも、定番の洋服収納用にしてしまうことも可能です。

子どもの自立を促せる

「ポリプロピレン収納ケース」に限った話ではありませんが、幼稚園児の子どもでも、手が届く位置に取り皿やお箸、幼稚園や学校で使う給食セットの収納を変えたことで、一声かければ自分たちで準備してくれるようになりました。
給食セットだけでなく、食卓に並べるお皿やお箸のお手伝いも積極的にしてくれるように。

小さいうちから自分のことは自分でやる習慣を身に着けられます。

キッチン収納「ポリプロピレン収納ケース・横ワイド」のデメリット

重いもの（食器や調味料のストックなど）は収納できない

残念ながら、食器やしょうゆなどのストックを収納することはできません。重さで歪んでしまったり、引き出しが開けづらくなってしまうからです。

なので、「ロータイプ食器棚」と「ポリプロピレン収納ケース」の併用がおすすめです。食器棚には、その用途通り食器と重い調味料のストックを。
収納ケースには、常温保存の食品やキッチン消耗品、保存容器や子どもたちの給食セットなど比較的軽いものを収納しています。

上部にモノを置きたいときには板をかませる必要がある

我が家は収納ケースを4つ重ねて使用しており、一番上のケースが丁度モノを置きやすい高さになります。 ですが、普通にモノを置いてしまうとケースの天井がたゆんでしまい、ケース全体が歪んで引き出しを開けられないなどの破損に繋がってしまいます。

上に何か起きたい場合は、ホームセンターなどで売っている板を置いてから使用する必要があります。

※危険防止のため「積み重ね可能段数」及び「耐荷重」を守りましょう。

子どもたちが勝手におやつを食べてしまう(笑)

全てを子どもたちでも手が届く位置に変えたことで、おやつにもいつでも手が届くようになりました。
何か静かだなぁ～と思っていると、キッチンには大量のお菓子の食べカスとシマリスのようにほっぺが膨らんだ子どもたちが……！！

おやつだけは、子どもたちの手が届かない位置に一時避難した方が良いでしょう(笑)。

いかがでしたか？
暮らしやすさの視点から見ても、万が一の災害時の視点から見ても、ロータイプのキッチン収納はとても使いやすく安全です。

「今のキッチン収納が使いづらい」と食器棚の買い替えを検討中だったり、賃貸住まいに合う収納を探している方の参考に少しでもなれば嬉しいです。