やっぱりキャスター収納が秀逸!ダイソーvs無印良品で溢れる靴収納を比較してみた

  • 2023年06月27日更新

こんにちは。いかに“素早く楽に手抜きなく”日々の家事ができるかを考えるヨムーノライターの藤野ことです。

玄関は、家族もお客様も1番最初に通る場所。
玄関がきれいな家は、気持ちがいいですよね。けれども、実際は家族の靴が下駄箱に収まらず、傘やベビーカー、レインコートなど、モノであふれている家庭も多いのではないでしょうか?

そこで、ここでは玄関のデッドスペースの1つである「玄関下」に注目してみました。無印良品とダイソーの商品を使った収納を考えてみたので、参考にしてくださいね。

玄関下が靴だらけになっていませんか?

玄関の下駄箱、気づいたら靴だらけで入りきらなくなっていませんか?
そのせいで、玄関下のスペースに靴がずらりと並んでいる光景、見覚えのある方もいると思います。
※今回は知人の家にお邪魔して、玄関まわりの整理をしました

玄関下の靴は腰を曲げて取り出さなければならないので、体にも負担がかかるし、なによりも面倒ですよね。
しかも、そのまま置いておくと、いちいち靴をどかさなければならないので、掃除もとてもやりづらい……。

この問題を解消するにはどうすればいいのか?を考えてみました。

溢れる玄関の靴収納を見直すポイント

(1)靴を減らす

下駄箱から靴があふれているならば、下駄箱に入るだけの靴の数に減らせばいいだけでは?と思うかもしれません。

けれども、家族の人数や性格によっては、減らすのが難しい場合もあります。
減らしてもまだ多い家庭もあれば、処分できない(させてくれない)家族がいる家庭もあるのが実情。

とはいえ、下駄箱も玄関下もいっぱいならどうしようもありませんよね。

靴の整理は、上記のような手順で進めていくと、スムーズです。
靴を減らす場合、とにかく全部出してみてください。全部出して、靴を数えてみると、驚くような数になっていることに気がつきますよ。

以前に我が家の靴を片づけたときは、家族の分を合わせて50足以上ありました。 3人家族で1人あたり16足は多すぎですよね。ほとんどがわたしの靴だったのですが……猛省して半分に減らしました。

今回、知人宅でも45Lのゴミ袋2袋分の靴を処分しました。
20足以上です。といっても、サイズが合わないだけでキレイな靴は寄付しています。

まだ保留中の靴もあるものの、なんとか下駄箱に入る程度の数まで減らすことができました。

(2)玄関下も収納として活用する

玄関下は、スッキリ見え、掃除もしやすいので、本当は何も置かないのが理想だと思います。
現実は、下駄箱が靴やモノであふれて、玄関下もモノでいっぱい。そのストレスを少しでも解消するためには、玄関下も収納として活用するしかありません。

どこで、お手頃な収納アイテムを探すかもポイントになります。 使い勝手が分からない高額商品をいきなり購入するのは怖いなと思ったので、100円ショップや無印良品、ニトリのモノで収納できないかを検討。

私が求める玄関下収納の条件は、「キャスター付き」「靴が置ける大きさ」の2つ。
玄関下に限りませんが、床に直置きするのは掃除がしにくいので好きじゃないんです……。だからキャスター付きがいいよと、知人にもすすめたら賛成してくれました。

私が思いついたのは、ダイソーと無印良品の商品を使った2パターンです。

ダイソーの商品を使った玄関下収納アイデア

最初に考えたのは、ダイソーの角型花台キャスター付(約22cm、税抜200円)を使った収納です。
この商品は本来ガーデニング用で、植木鉢を乗せるための商品なので、耐荷重も20kg。かなり安定感があります。

角型花台キャスター付2つを結束バンドで連結させて、その上に同じくダイソーのすのこ(サイズ45×20cm、税抜100円)を乗せて結束バンドで固定すれば、簡易キャスター台の出来上がり!

これはいいアイデアだなと思ったのですが、すのこの奥行が20cmなので、大人の靴ははみ出してしまうことが判明。
ほかのサイズのすのこだと、どれも幅と奥行が中途半端なので断念しました。でも、小さなお子さんのいる家庭にはいいと思います!

総額500円で、玄関下に子ども靴が3足置けるのは悪くないですよね。

ダイソーの角型花台キャスター付を単独で使う方法も考えました。
靴なので、角型花台キャスター付にそのまま置いても問題なし。 やはり大人の靴ははみ出してしまいますが、そんなに悪くないと思います。

ただ、勢いよく動かすと靴が落ちてしまう不安も……。

というわけで、角型花台キャスター付に、ダイソーのジョイントA4ラックを乗せて、結束バンドで固定してみました。
ジョイントA4ラック(税抜100円)のサイズは、幅26.2×奥行34.5×高さ5.9cmです。

ちょっと固定するのが大変でしたが、かなりしっかりした作りになりました。キャスターを動かしてみても、かなり安定感があります。

男性用の靴もしっかりと収まりました。
角型花台とラックを合わせて合計300円で、こんなに簡単なキャスター付きラックができてしまうのがダイソーの魅力ですね!

玄関下の靴用収納として使うのでなくとも、室内のベッド下やちょっとした空きスペースに活用できそうです。

無印良品の商品を使った玄関下収納アイデア

無印良品の人気商品の1つ「ポリプロピレンファイルボックススタンダード用キャスターもつけられるフタ」を使う方法を考えました。
幅25cm用で色はホワイトグレー。税込490円の商品です。

このフタに、ポリプロピレン収納ケース用キャスター(税込390円)を取り付けます。
しっかりと固定されて、取り付けも簡単。

ダイソーのラックと同じく、男性用の靴でもしっかりと収まるサイズです。ダイソーとの違いは、ラックではないので、高さがないこと。

ダイソーと無印良品の収納アイデアを比較!

知人にどちらがいいかを選んでもらうにあたり、ダイソーのキャスター付き収納ラックと無印良品のキャスターもつけられるフタを使った収納ラックを比較してみました。

安定感と取り付け方法

キャスター付きは安定感がないとグラグラして気になりますよね。
無印良品のほうは、専用のキャスターということもあり、安定感はまったく問題ありません。取り付けもキャスターを押し込むだけなので簡単です。

ダイソーのキャスターは、結束バンドでしっかり固定すれば、かなり安定します。ラックがぐらつくこともありません。 ただ、結束バンドで固定する位置を考えなければならないので、取り付けに少し工夫が必要でした。

価格

購入する際に、価格も大切な要素ですよね。
無印良品は、キャスターもつけられるフタ490円とキャスター390円を合わせると880円(税込)です。

大人の靴1足分を収納するには、少し高いなと感じます。知人の家の玄関下はちょうど5個並べられる幅でした。合計すると4,400円。

ダイソーは、角型花台200円とA4ラック100円を合わせると300円(税別)です。
無印良品に比べると断然安くなります。無印良品の半分以下のコストですね。

見た目

玄関下といっても、目立つので見た目も大事です。
見た目はやはり無印良品のほうがスッキリしていいなという印象でした。

ダイソーの収納ラックはホワイトに統一したものの、無印良品に比べると、どうしてもラックが安っぽく見えてしまいます。

ベストアンサーは「無印良品」を使った収納

知人に両方とも試してもらった結果、選んだのは無印良品のキャスターもつけられるフタを使った収納でした。
コスパよりも、玄関なので見映えがするほうがいいからだそうです。

私としては、ダイソーも無印良品も甲乙つけがたいほど優秀かなと思っています。
ダイソーの花台はガーデニング用、無印のキャスターもつけられるフタはファイルボックスの付属品。
商品名に縛られると、柔軟な発想ができません。固定観念を捨てると、いろいろなアイデアが生まれてきますよ。

もし玄関下やデッドスペースの収納で悩んでいたら、ぜひ今回のアイデアを試してみてくださいね!

この記事を書いた人
ライター
藤野こと

つねに楽家事を意識して生活する主婦ライター。整理収納アドバイザー1級および住宅収納スペシャリスト、クリンネスト2級所持。長年の主婦の経験を生かして、暮らしに役立つ情報を発信していきたいと思います。

整理収納アドバイザー

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