「りんご」と「梨」を水に浮かべたら沈む?【意外と不正解者続出】「りんごでしょ?」「どっちも沈まないでしょ」→「全然違った…」

  • 2026年09月27日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ここでは、誰かに話したくなる身近な豆知識をお届けします。

問題:「セピア」とは、もともと何のことでしょう?

古い写真や、レトロな雰囲気の代名詞である「セピア色」。
では、この「セピア」とは、もともと何のことでしょう?

  1. セピアという花の色
  2. イカの墨(インク)
  3. 皇帝が愛した「宝石」の名前

正解

正解は… 2. コウイカ(イカ)の墨(インク) です!

芸術家を支えた「イカの墨」

「セピア」は、もともとギリシャ語で「コウイカ」を意味する言葉です。

かつて、このコウイカの墨袋から取れる墨(イカスミ)を乾燥させ、アルカリで処理して作られた茶褐色の顔料(インク)が、絵画や文字を書くために広く使われていました。

「色」の定義の境界線:
現代でこそ「劣化した古い写真の色」というイメージですが、元々はレオナルド・ダ・ヴィンチやレンブラントといった巨匠たちが、デッサンやスケッチを描くために愛用した、非常に「実用的で、格調高いインクの色」だったのです。

そのインクの色が、そのまま「セピア色」という名前として定着しました。

豆知識:写真が「セピア色」になる、本当の理由

「古い写真は、時間が経つと自然にセピア色になる」と思っていませんか? 実は、そこには技術的な「保存性の境界線」が隠されています。

美しさのためではなく、「長持ち」のため

19世紀後半、写真が普及し始めた頃、モノクロ写真(白黒写真)は銀の粒子を使って画像を定着させていました。しかし、この銀は空気中の硫黄などと反応して、時間が経つと画像が色あせたり、劣化したりしやすいという欠点がありました。

そこで編み出されたのが、「調色(ちょうしょく)」という技術です。
画像の銀を、より安定した硫化銀などに化学変化させる処理(セピア調仕上げ)を行うことで、写真の耐久性を飛躍的に高めることに成功しました。

この処理を行うと、副産物として写真全体が温かみのある茶褐色(セピア色)に変化しました。
つまり、古い写真がセピア色なのは、劣化したからではなく、「大切な記録を、100年先まで残そうとした先人たちの技術の結晶」だったのです。

豆知識:「モノクロ」は白黒のことじゃない!?

古い写真といえば「モノクロ(白黒)」か「セピア」ですが、実は「モノクロ=白黒」というのは少しだけ間違った認識です。

「1つの色」という境界線

モノクロとは「モノクローム(Monochrome)」の略。
語源はギリシャ語で、「モノ(Mono)= 1つの」「クロム(Chroma)= 色」。つまり、白黒という意味ではなく「単色」という意味なのです。

  • モノ(1)の仲間: モノレール(単線)、モノラル(単一音声)、モノトーン(単一色調)など。

私たちがよく言う白黒写真は、正確には「黒(とその濃淡のグレー)」という1つの色で表現されているから、モノクロームの一種にすぎません。

セピアも立派な「モノクロ」!

勘のいい方はお気づきかもしれませんが、先ほど解説した「セピア調の写真」も、茶褐色という1つの色とその濃淡で表現されているため、立派な「モノクローム」なのです。

同じように、青色だけで描かれた絵画も「青のモノクローム」と呼ぶことができます。

「白と黒」という色の境界線ではなく、「1色か、多色(カラー)か」というのが、モノクロの本当の境界線だったんですね。

問題:「りんご」と「梨」を水に浮かべると

さて、この2つの果物を水に入れると、どのような動きをするでしょう?

  1. りんごだけ沈む
  2. 梨だけ沈む
  3. 両方とも浮く

正解

正解は… 2. 梨だけ沈む(りんごは浮く) です!

「空気」が生み出す浮力の境界線

同じような丸い形をしていて、重さもそれほど変わらないように思える2つの果物ですが、水に入れるとハッキリとした違いが出ます。

この違いを生んでいるのは、果肉の中に含まれる「空気の量(密度)」です。

  • りんご: 果肉にたくさんの空気が含まれており、全体の体積の約25%が空気だと言われています。そのため水よりも密度が低く、浮き輪のようにプカプカと水に浮きます。

  • 梨(和梨): 水分が非常に多く、果肉がギュッと詰まっていて空気がほとんど含まれていません。水よりも密度が高くなるため、コロンと底に沈んでしまうのです。

沈むりんごを見つけたら超ラッキー!?

実はりんごの中でも、蜜がたっぷり入った完熟りんごは、普通のりんごよりも密度が高くなり、水に沈みやすくなることがあります。

美味しい果物の見分け方にもなる?

実は、この「沈む=中身が詰まっている」という性質は、美味しい果物を見分けるちょっとした裏技にもなります。

例えば、同じサイズの「スイカ」や「みかん」を水に入れたとき、より深く沈むものほど水分や糖度がギュッと詰まっていて美味しい傾向にあります。

逆に、プカプカと浮きすぎるものは、中に「ス(「空洞」「隙間」)」が入っていたり、水分が抜けてパサパサしている可能性があるのです。

問題:「段ボール」の「ボール」って何?

ネット通販や引っ越しでおなじみの「段ボール」。
この名前は、表面が「段(だん)」になっていることと、ある言葉を組み合わせたものです。

では、「段ボール」の「ボール」って何?

  1. 丸い「ボール」のように丸めてリサイクルできるから
  2. ボールド(Bold)の”太い”
  3. 厚紙を意味する「ボード」がなまったもの

正解

正解は… 3. 厚紙を意味する「ボード(Board)」がなまったもの です!

「段」がついた「ボード(板紙)」

段ボールは、もともと英語で「Corrugated cardboard(波形をつけた厚紙)」と呼ばれます。 この「Cardboard(カードボード)」の「ボード」の部分が、日本に入ってきた際に「ボール」となまって定着しました。

つまり、段ボールを直訳すると「段がついた板紙(ボード)」という意味になるんです。
また、日本では古くから「厚紙」のことを「ボール紙(ぼーるがみ)」と呼ぶ習慣がありました。

日本で生まれた「段」という言葉

実は「段ボール」という名前自体は、日本独自の呼び方です。
1909年(明治42年)に、日本の「レンゴー」という会社の創業者である井上貞治郎氏が、この厚紙のデコボコを「階段」に見立てて「段ボール」と命名しました。
「カタカナのなまり」と「日本語の漢字」が組み合わさった、ハイブリッドな名前なんですね。

豆知識:なぜデコボコ「段」がついているの?

段ボールの「段(波形)」の高さにも、緻密なルールと計算が隠されています。

強さの秘密

あの波形は、建築の「トラス構造」と同じ原理で、上からの重さに非常に強くなっています。

厚さの境界線

一般的な段ボール(Aフルート)は約5mm、少し薄いもの(Bフルート)は約3mmと、用途によって「1mm単位」で波の高さが決められています。

※注:「段ボール」の語源については、明治時代に商標や商品名として普及した際の経緯に基づいています。現在は一般名称として定着しています。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ