「月40万の仕送り」弟からと勘違いする両親に「親不孝者!」と罵倒されて(泣)→翌月、弟の嘘を暴いた結果…

  • 2025年06月29日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

精密機器の工場を経営する僕は、社会人になってからずっと、両親の生活を支えてきました。
ところがある日、久しぶりに父からかかってきた電話で――思いもよらない言葉を浴びせられることに。

「お前は親不孝者だ!40万も仕送りしてくれる弟を見習え!」

あまりの一言に頭が真っ白に。何のことだか分からず戸惑っていると、やがて驚きの事実が明らかになったのです。

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幼い頃から優秀な弟、一方僕は「出来の悪い方」

僕は小さな頃から工作や機械いじりが大好きで、高校卒業後は町工場に就職。
勉強は苦手でしたが、現場では夢中で技術を学び、努力を重ねて工場の経営まで任されるようになりました。

一方の弟は勉強もスポーツも得意で社交的。両親にとっては誇らしい存在でした。有名大学を出て大手企業に就職した弟を、両親は「何をやっても一流」とべた褒め。
それに比べて僕は昔から“出来の悪い方”扱いで、実家にはほとんど帰らなくなっていました。

そんなある日、弟から連絡が。

「そろそろ両親も年金暮らしになるし、一緒に仕送りしよう。俺が兄さんの分も渡しておくよ。親孝行しないとな」

僕も両親の老後が気になっていた時期だったので、弟に任せて毎月40万円を仕送りすることにしました。

「仕送りを止めてみろ」と言われたので止めてみた

別に恩を着せたいわけではありませんでした。
ただ、親が快適に暮らせるようにと願って、僕は仕送りを続けていました。

そんなある日、父からの電話で告げられたのが、例のセリフ。

「弟は40万も仕送りしてるのに、お前は4円か? 親をなめてるのか!」

「いや、仕送りしてるのは僕だけど……」と言いかけたところで、父は鼻で笑ってこう言いました。

「だったら止めてみろよwどうせできないんだろ?」

どうやら弟は、僕からの仕送りを「自分のもの」として渡し、僕の分は「4円だけ預かってる」と嘘をついていたようです。

あまりの仕打ちに、僕は翌月から仕送りをピタリと止めました。

弟、大混乱。そして両親が知った“真実”

案の定、翌月になると実家では「仕送りが届かない!」と大騒ぎ。
弟は慌てて僕のところへやってきました。

「兄さん、困るって!俺には40万なんて払えないよ!」

「“止めてみろ”って言われたから、止めたよ」

そう伝えると、弟は黙り込み、ようやく真実が明らかになりました。

両親も「まさかお前だったとは……」と絶句。
それでも感謝の言葉より先に「じゃあ、これからも頼むよ」と返されたときは、さすがに呆れました。

「大手勤めなんだから、お前が出せば?」と水を向けると、弟はうつむいて言いました。

「……実は、今ちょっと余裕なくて……」

ギャンブルにのめり込み、貯金も底をついていたようです。

僕はきっぱりと伝えました。
「もう仕送りはしない。自分たちのことは、自分たちでどうにかしてくれ」

これまでのように、都合よく支え続けるつもりはありません。

信頼も支援も、“当然”じゃない。
それに気づいてもらうためにも、一度ゼロからやり直してもらうことにしました。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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