ウソ、大きいの買っちゃダメ!?【美味しい大根の選び方】スーパー青果部がこっそり教えるコツ

  • 2024年11月20日公開

こんにちは、ヨムーノライターのテツです。

野菜はアタリハズレがあり、甘みや柔らかさなど個体差が出やすい食材です。

美味しい野菜の選び方を知っておくことで、ハズレを買うことを防ぐことができます。

そこで今回は、「美味しい大根の選び方」を紹介していきますね。

美味しい大根の選び方(丸ごと1本)

選び方①太くてまっすぐ

太くてまっすぐ育った大根は、均等に栄養分と水分がいき渡っています。

味が良くみずみずしいので、生のサラダにもおすすめ。

選び方②ずしっと重い

たいていの野菜は重いと美味しいと言われていますが、大根も同じです。重い大根は水分を多く含んで美味しい証拠!

ちなみに、大きさはそこまで重要なポイントではありません。乾燥や生育環境で水分が抜けてしまい、大きさの割に軽いものもあるからです。

コロナ禍になる前は、何本か持ち比べて一番重い大根を選んでいました。

選び方③皮が滑らかで葉が緑色

鮮度のいい大根を選ぶなら、皮が滑らかで、葉がみずみずしい緑色の大根を選びましょう。

大根は乾燥して水分が抜けてくると皮にしわが寄ってきて、ふにゃふにゃになってくるんです。また、葉はしおれて黄色く変色していきます。

そうなると味が落ちて長持ちしないので、特売品でもない限り、選ばないようにしましょう。私が仕事でチェックするときは見切り品に回しています。

美味しい大根の選び方(カット大根)

選び方①切り口が「白色」

大根は切られてから時間が経つと、切り口が徐々に茶色く変色してきます。丸ごと買わない場合は、切り口が白い大根を選びましょう!

選び方②「スが入っていない」もの

カットされた大根を選ぶ時は必ず"ス"が入っていないか確認をしておきましょう。

スというのはザックリ説明すると、大根の可食部が穴だらけでスポンジ状態になっていること。主に春から夏にかけて暑い時期に起こりやすくなります。

1本で売られている場合は判別が難しいのですが、カットされた大根ならチェックができます。

断面が白くモヤモヤしている大根は、スが入る初期段階なので選ばないようにしましょう。

大根を買ったあとにも要注意

また、野菜は収穫されてからも育っています。

買った大根を放置していると葉に水分と栄養をとられて、スが入ってしまいます。大根を購入したら、葉をすぐに落として長持ちさせましょう。

選び方③料理に合わせた部位を選ぶ

大根は部位によって味が異なります!使いたい料理に合わせてカット大根を選ぶのも賢い選択。

「葉っぱがついている側」は甘みが強く、生で味わい食べるサラダや漬物などに向きます。逆に「先端」は辛みが強いので、大根おろしに向きます。 また「中心部分」はやわらかく形もいいので、おでんや鍋、煮物に使うのがおすすめ!

これは小話ですが...一般的に「甘みの強い、葉側」の人気が高いため、スーパーで大根1/2カットを同じ値段で売るさい、葉側を小さく、先端側を大きく切っているお店も多いですよ(笑)。たっぷり食べたい場合は、先端側を選ぶのも手。

美味しい大根を目利きできるようになろう!

今回は青果部で10年働いた私が、「美味しい大根の選び方」を紹介しました。

この時期、おでんやお鍋に大活躍の大根。少しでも美味しいものを選びたいですよね。ぜひ次回お買い物に行った時に実践してみてくださいね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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