【衝撃!実録漫画】いじめられる側にも原因がある!?(怒)担任の報告に募る不信感【いじめの記録⑭】

  • 2022年06月24日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部の漫画担当です。

「わが子がもし、いじめに遭っていたら……」そのときは親としてどのような対応が取れるでしょうか。

漫画家moroさんがブログで発表した「いじめの記録」という作品は、まさにそれに答えてくれるような内容。moroさんの長女が中学1年でいじめに遭い、それを親子で手探りで解決していった実録です。

学年の先生たちがいじめ指導に入り、クラスの女子全員から謝罪を受けた前回。もちろん、謝罪した中にはいじめの主犯格も入っていました。今回は「【いじめの記録⑭】話が食い違う、クラス担任からの報告の電話。」編をお届けします。

登場人物紹介

こもろ
作者moroの娘。中学1年生になったばかり。

A
こもろと同じクラスで、部活動も一緒。小学2年生の時に娘をいじめていた経緯があり、作者は当初より不安に感じていた。

※このお話は新型コロナ感染症流行前の出来事です。

【いじめの記録⑭】話が食い違う、クラス担任からの報告の電話。

クラス女子の居残り指導の夜、

学校から電話がかかってきました。

口ごもる返答。

先生がいじめの原因を説明しました。
先生「女子たちから聞き取りをしたところ、

先生「実は、こもろさんも生徒に加害行為をしていたようで、

内心(だ!か!ら!なんで娘に確認とらずに、やったことにしてんですか!!!!!)

この時娘は塾に行っていて、家にいませんでした。

本人がいない中で、認める認めないの水掛け論をしても意味がありません。
深呼吸をして、冷静にならなくては……。

そして最後に、先生からは「女子全員を残して指導した」という報告も受け、電話は終わりました。

数時間後、娘が塾から帰ってきたので、b子に手を出したかを聞いてみると

娘は怒り心頭でした。
握手会での、あの涙の謝罪は、なんだったのか。

居残り指導では「娘が手を出した」という話は一切出なかったそうです。
娘が“完全ないじめ被害者”として話され、“女子全員が娘に謝罪”という形が取られたのに、私への報告ではどうしてこう食い違っているのか。

その後、担任の先生から、娘への確認はありませんでした。

不信感が募ります。

さて、居残り指導があった日ですが、担任の先生によると、クラス女子全員に電話で報告をしたそうです。

これらのメッセージを読み、
「明日からは大丈夫かも…」
娘は少し安心したようでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~

moroさん、冷静に対応してすごすぎ!参考になります。

それにしても担任の先生の行動が謎すぎる!
前回前々回、先生たちが「これはいじめだ!」と指導してくれたのに、なんでmoroさんの娘ちゃんに“いじめられた原因がある”という話にしたがっているのでしょう!?
他の女子たちとはいい方向にいったのに一抹の不安が残ります……。

明日は「【いじめの記録⑮】女子全員、居残り指導の翌朝。」編をお届けします。お見逃しなく!

次の話を読む(第15回)

前の話を読む(第13回)

この話を最初から読む(第1回)

※こちらの漫画は、ブログで公開されたものをヨムーノ編集部が再構成、編集したものです

moroさんからメッセージ

moroさんから次のようなコメントをもらっています。

大人たちや友人たちの働きかけ、娘の頑張りもあり、結果として、いじめはなくなりました。
ですが、娘の心の中にはいじめにあった出来事が、ずっと心に残ったままです。
記事にすることで昇華できるといいな、と思います。
描くことは、娘の希望でもあります。

また、これは、いじめ報復を目的とした記事ではありません。
関係者への誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします

「いじめは絶対いけない!」は大前提。
でも、「この子がやったんだって」と個人を特定したり、「この先生、むかつく!」と悪口を言ったりと、誰かを悪者にしてむやみに攻撃しても、いじめは解決しないことは周知のとおり。

これは、大人はどう行動したらいいか、具体的にどうしたらわが子を救えるか、ヒントが詰まった実録漫画です。

作者紹介

当初はハンドメイドを掲載していたブログにて、息子さんの自閉スペクトラム症の診断を機に自閉症についての絵日記を描いたところ話題に。息子さんを中心に日常を描いた作品をたくさん発表しています。

ネットによる突然の誹謗中傷被害の記録を綴った最新作にも注目です!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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