「非常用トイレ」は在宅避難に必要な防災グッズ【動画で使い方を解説】

こんにちは、くふうLive!編集部です。

「防災グッズと一口に言っても、何を揃えてよいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
いざという時がこないのが一番ですが、万が一の時に身の安全を確保するために、最低限の準備をしておきたいですよね。

水や食料と並んで準備しておきたいのが「非常用トイレ」。つい後回しになりがちですが、用意した水と食料と同じだけのトイレを用意しておく必要があります。

ライフラインの復旧には時間がかかる

別の記事で詳しくお伝えしておりますが、大規模な災害が起きた場合、ライフラインの復旧には時間がかかるため、代替品を準備しておく必要があります。

例えば首都圏直下地震が起きたことを想定すると、ライフラインの復旧まで下記のような日数がかかることが予想されます。

• 電力：約1週間
  （直後に5割が停電し、1週間継続の見込み、全面復旧には1カ月）

• 水道：約1カ月
  （1週間で7割復旧、1カ月で9割復旧。ただし電気が止まると水道も止まる恐れあり）

• ガス：約1カ月
  （電気が止まるとガスも止まる恐れあり）

このように、電気が止まると全滅する覚悟が必要です。

▼くわしくはこちらの記事で
【防災対策】今日から始める「防災備蓄」と「在宅避難」最新情報

「非常用トイレ」を用意しておこう

家庭の防災備蓄として、水、食料の準備期間と同じ量の非常用トイレを用意しておきましょう。 トイレを使える期間がそのまま、在宅避難が可能な期間になります。

最低でも3日分、できれば1週間分は用意しておくのがベターです。
【1日のトイレの回数×家族分×3日分】を計算してみましょう。必要な非常用トイレの数を割り出すことができます。

仮に1日のトイレの回数を7回とすると、3人家族の場合は、【7回×3人×最低3日分＝63個】必要です。

「驚異の防臭袋 BOS 非常用 簡易トイレセット」を買ってみた

• 驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用 簡易トイレ セット 50回分
  4,400円（税込）

Amazonや楽天で購入できますよ。
50回分以外にも、もっと少ない回数、多い回数のセットがあります。必要な数に見合ったセットを検討してみてくださいね。

Amazon
BOS非常用 簡易トイレセット

楽天
BOS非常用 簡易トイレセット

入っているのは、凝固剤、汚物袋、驚異の防臭袋BOS、説明書です。

汚物袋開口時の外周は、1300mm。サイズの大きなトイレや簡易トイレなど特別な仕様のトイレには、汚物袋が設置できない可能性がありますので、事前に便座のサイズを確認しましょう。

非常用簡易トイレの使い方

「BOS非常用簡易トイレセット」の使い方はこちらの動画でご確認ください。
※再生すると音楽が流れますのでご注意ください。

動画を見られない場合は下記で手順をご確認ください。

STEP1

トイレの便座を上げて、汚物袋をかぶせる

STEP2

汚物袋の上から便座をかぶせる

便座の上に汚物袋をかぶせる

STEP3

凝固剤を入れる

STEP4

排泄後、凝固剤が固まったら、汚物袋1枚を取り出して口をしっかり結ぶ

BOSに汚物袋を入れ、口をねじってしっかり結ぶ

※自治体の指定に従って処理しましょう。

選んだ理由は「においが漏れにくいBOSシリーズだから」

数ある非常用トイレの中から、「BOS非常用簡易トイレセット」を選んだのは、驚異の防臭袋BOS（ボス）がセットになっているからです。

上の画像は、家で以前から使っているBOSのSサイズ。
ペットの排泄物入れとして、毎日使っています（上の画像の白い箱に入ったSサイズの袋は、トイレセットに同梱されておりませんのでご注意ください）。

子どもが赤ちゃんの時には、使用済みおむつ入れとしてかなりお世話になりました。
使用済みおむつを入れても、ペットの排泄物を入れてもにおいが漏れにくく、ストレスを感じないので、BOSブランドは個人的にかなり信頼しています。

もしもに備えて「非常用トイレ」の準備を

災害は予期せず起こります。また緊急時には一時的にモノが手に入りにくい状況になることは、新型コロナウイルスが流行したときに多くの方が経験したのではないでしょうか。

もしもに備えられるのは、何事もない時です。今のうちに必要なものを少しずつ揃えておきましょう。水、食料と合わせて、ぜひ非常用トイレを準備してくださいね。

※記載の情報や価格については執筆当時のものであり、変動する場合があります。また販売終了の可能性、及び在庫には限りがありますのでご了承ください。

100均で買える防災グッズはこちらをチェック

みんなに聞いた「防災リュックの中身」