社会人の3人に1人が、職場や日本・日本人に対して「Why Japanese People!?」
- 2023年06月27日更新
アメリカ出身の芸人・厚切りジェイソンが、日本や日本人のおかしな習性・習慣などを、おもしろおかしく、時に辛辣に「Why Japanese People!?」と叫ぶネタは一躍大流行となりました。そのなかには、日本人自身も気づかされる内容も多いのではないでしょうか。新生活がスタートした今、日本の社会人が思う「Why Japanese People!?」は何でしょう。
今回、株式会社オウチーノでは、首都圏在住で20歳~59歳の就労中の男女1,721名を対象に、「『日本』に関するアンケート調査」を行いました。まず、「新入社員・若手社員、先輩社員・お局社員、会社に対して不満を感じることはありますか?」という質問をしました。結果、「新入社員・若手社員に対してある」が21.6%、「先輩社員・お局社員に対してある」が18.4%、「会社に対してある」が19.9%、「特になし」が64.7%でした。次に、「日本や日本人に対して不満を感じることはありますか?」と聞いたところ、「日本に対してある」が22.4%、「日本人に対してある」が21.0%、「特になし」が68.6%でした。
3人に1人が、職場に対して「Why!?」
まず、「新入社員・若手社員、先輩社員・お局社員、会社に対して不満を感じることはありますか?」という質問をしました。結果、「新入社員・若手社員に対してある」が21.6%、「先輩社員・お局社員に対してある」が18.4%、「会社に対してある」が19.9%、「特になし」が64.7%でした。
「Why!?」と思う内容を聞きました。「新入社員・若手社員」に対しては第1位「言葉遣い」、第2位「常識がない」、第3位「挨拶をしない」、第4位「常に受身でいる・欲がない」、第5位「自分勝手・マイペース」が並びました。「言葉遣い」では具体的に、「敬語が使えない」(28歳/女性)や「社内で共通して使われている用語ではなく、以前のバイト用語をずっと使用し続けること」(32歳/女性)、「言葉のなかに自然とタメ口が入っているが、本人は気がついていない」(48歳/男性)などの不満が挙がりました。「常識がない」では、例えば「LINEで退職の意向がくる」(37歳/女性)や「書類にサインする時に消えるボールペンを使っていた」(26歳/男性)などの声が聞かれました。「常に受身でいる・欲がない」では、「マニュアルに頼りすぎ、自分の仕事を狭く捉えがち」(49歳/女性)や「こちらから指示しないと行動しないことが多い」(55歳/男性)などが具体的に挙がりました。
「先輩社員・お局社員」に対して最も多かったのが「仕事をしない・押しつける」。次いで第2位「昔ながらのルール・しきたり」、第3位「理不尽・パワハラ」、第4位「自分勝手・自己中心的」、第5位「後輩に対する態度」が挙がりました。「仕事をしない・押しつける」については、「仕事を選り好みする」(55歳/男性)や「義務を果たさずに権利を主張すること」(43歳/女性)などといった不満が挙がりました。「昔ながらのルール・しきたり」では具体的に「『○○課はここのゴミ箱を使ってはダメ』など、変なルールを強要してくる」(28歳/女性)や「お土産の配り方に対してとても厳しい」(29歳/女性)、「昔からこうしているからと、新しいことを考慮しようとしない」(38歳/女性)などが挙がりました。「理不尽・パワハラ」に関しては、「時間も環境も私物化している」(34歳/女性)や「自分の都合で飲み会を仕切る」(34歳/男性)、「体育会系のノリで無茶を言ってくる」(50歳/女性)などの声が聞かれました。
「会社」に対しては、第1位「労働時間・休暇」、第2位「人事・評価」、第3位「無駄な規則・慣習」、第4位「給与」、第5位「風通しが悪い」が並びました。「労働時間・休暇」については、「スキルよりも残業時間を評価すること」(27歳/女性)、「有休を使えない風潮」(25歳/女性)、「有休を取ると細かく詳細を聞かれる」(40歳/女性)などの不満が挙がりました。「人事・評価」については具体的に、「きちんと仕事している人としていない人の評価基準が曖昧」(43歳/男性)や「人事異動・人員配置がおかしい」(50歳/女性)、「現場の意見を無視した人事異動」(32歳/女性)などが挙がりました。「無駄な規則・慣習」では、例えば「朝礼が形骸化していること」(33歳/男性)や「無駄な書類が多い。もっとペーパーレス化できるはず」(42歳/女性)、「WEBの勤怠表があるにも関わらず印鑑と手書きの出勤簿を使っていること」(45歳/男性)などの声が聞かれました。
日本の「政治」に、日本人の「集団心理」に、「Why!?」
次に、「日本や日本人に対して不満を感じることはありますか?」と聞いたところ、「日本に対してある」が22.4%、「日本人に対してある」が21.0%、「特になし」が68.6%でした。
その具体的な内容を聞いたところ、「日本に対してある」では「政治」が第1位。次いで第2位「政治家」、第3位「外交」、第4位「税金」、第5位「国債」という結果でした。
「政治」については、「国民を考えた政治がなされていない」(56歳/男性)や「目先の利益に目がいき、長期的な展望からの方針を打ち出せていない」(49歳/男性)、「国際化や外国人旅行者増を叫びながら、なぜ法整備をしないのか」(36歳/男性)、「子どもを産めるような体制がいつまでたっても整わないこと」(43歳/女性)などの不満が挙がりました。次ぐ「政治家」については、「貧乏経験のある政治家がいないこと」(44歳/女性)や「なぜあんなに国会議員の数が多いのか」(28歳/男性)などの声が聞かれました。「外交」に関しては、「他国に対して自己主張が足りない」(49歳/男性)や「外交能力が低い」(42歳/女性)などが挙がりました。
「日本人に対してある」の第1位は「集団心理」、第2位「本音と建前」、第3位「内向的・遠慮がち」、第4位「マナーが悪い」、第5位「働き過ぎ」でした。「集団心理」という声は全年代から最も多く挙がりました。具体的には「同調圧力が強く、違いを認められない」(28歳/男性)や「いつも横並び、他人と一緒が良いと思うこと」(51歳/女性)、「おかしいと思っていても周りを気にして同じ行動をしようとするのは変だと思う」(39歳/女性)などの声が挙がりました。「本音と建前」では例えば「思ったことを素直に言うと、嫌な顔をする」(39歳/女性)や「SNSでの自己主張はできるのに、対面だと何も言わない人が多い」(41歳/女性)などが聞かれました。「内向的・遠慮がち」という声からは「何に対しても遠慮しがち、迎合しがちなこと」(30歳/女性)、「例えば並んでいるところに割り込んできても、文句を言わない人が多いこと」(52歳/女性)などが挙がりました。他には、「政治に対して興味・関心がない、長いものには巻かれろ体質」(29歳/男性)などの声が聞かれました。
今回のアンケートを通して、社会人の3人に1人が、職場や日本・日本人に対して「Why!?」と思っていることが分かりました。
※調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で20歳~59歳の就労中の男女1,721名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年4月11日(月)~4月13日(水)
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