暖房はいつからつける?外気温15℃・室温20℃が目安

  • 2026年10月08日公開

紅葉はいつから?地域別の見頃時期と山・平地の違いを解説

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

朝晩ひんやりしてくると、「もう暖房をつけていいのかな」「まだ早い気がする」と毎年迷いますよね。電気代は気になりますが、我慢しすぎて家族が体調を崩すのも心配です。判断に迷ったら、外の最高気温が15℃前後まで下がり、室温が20℃を下回るようになったときを目安にしてみてください。

この記事では、この基準の考え方、地域別の時期、つける前の準備、電気代を抑える使い方を紹介します。「つけすぎ」と「我慢しすぎ」の両方を防げるように、今年の判断に使えるポイントだけに絞りました。

暖房を使い始める適切なタイミングや節電対策を知っておくことで、無駄な電気代を抑えながら、肌寒い季節も家族みんなで暖かく快適に過ごせるようになります。

暖房はいつからつける?外気温15℃・室温20℃が目安

暖房を使い始めるタイミングは、カレンダーよりも「気温」で決めるほうが失敗しません。目安になるのは、外の気温と家の中の温度の2つです。

外の気温は、天気予報の最高気温が15℃前後になる日が続くころが目安です。日中でもこのくらいになると、朝晩の室内はかなり冷え込みます。ただし、家の中の温まりやすさは住まいによって違います。最終的には室温で判断しましょう。

環境省ウォームビズが示す室温20℃という基準

室温の目安としてよく知られているのが、環境省が呼びかけている「ウォームビズ」です。暖房時の室温は20℃を目安にしましょう、という内容です。これは暖房の設定温度ではなく、実際の部屋の温度を指している点に注意してください。

つまり、「室温が20℃を下回って、寒さを感じるようになったらつける」「つけたら室温20℃くらいを保つ」という使い方が基本です。家族で意見が分かれたときも、「20℃を切ったらつけよう」と決めておくと、毎日の小さな言い合いが減ります。

体感ではなく室温計で判断するのがポイント

「寒い」と感じる度合いは人によってかなり違います。家事で動き回っている大人と、座って宿題をしている子ども、ソファでくつろぐ祖父母とでは、同じ部屋でも感じ方が別物です。

そこでおすすめなのが、リビングに温湿度計をひとつ置くことです。100円ショップでも手に入るので、まずは手軽なものからで十分です。置き場所は、エアコンの風が直接当たらず、窓際や床から離れた、座ったときの顔の高さくらいが目安です。数字で見えると、「まだ21℃あるから、ひざ掛けで様子を見よう」と落ち着いて判断できます。

【地域別】暖房を使い始める時期の目安

暖房を使い始める時期は、住んでいる地域でかなり変わります。ここでは大まかな目安を紹介しますが、同じ地方でも内陸と沿岸、市街地と山あいで差があります。お住まいの地域の平年の気温は、気象庁のホームページで確認できます。

地域使い始めの目安ポイント
北日本(北海道・東北)10月上旬〜11月上旬朝晩の冷え込みが早く、10月から暖房を使う家庭も多い
東日本(関東・甲信・北陸・東海)11月上旬〜11月下旬11月に入って朝の室温が20℃を切り始めたら準備を
西日本(近畿・中国・四国・九州)11月中旬〜12月下旬日中は暖かい日も多く、朝晩だけ短時間使う時期がある

※時期はあくまで目安です。その年の気温や住まいの条件で前後します。

北日本(10月上旬〜11月上旬)

北海道や東北では、10月に入ると朝晩の冷え込みがぐっと強まります。10月中に暖房を使い始める家庭も珍しくありません。雪が降り始める前に、ストーブやエアコンが問題なく動くか確かめておくと安心です。

東日本(11月上旬〜11月下旬)

関東などでは、11月に入ると朝の室温が20℃を下回る日が増えてきます。はじめは朝の着替えどきや夕方以降だけ短時間つけ、12月に近づくにつれて使う時間を増やしていく、という流れが自然です。北陸や甲信の内陸部は、これより早めに冷え込むことがあります。

西日本(11月中旬〜12月下旬)

近畿や九州などでは、11月でも日中は暖房なしで過ごせる日が多くあります。ただ、日中が暖かくても朝晩は冷えるので、「朝だけ30分」「寝る前の1時間だけ」といった使い方から始めるのがおすすめです。本格的に使い始めるのは、12月に入ってからという家庭も多いでしょう。

一人暮らしなど生活シーン別の目安

同じ地域でも、暮らし方によって暖房が必要になるタイミングは変わります。判断の基本は室温20℃のままで、そこに「家にいる時間」と「部屋の条件」を足して考えます。

  • 一人暮らし・日中不在が多い人:日中に家にいないなら、使うのは朝と夜だけです。ワンルームは空間が狭く短時間で暖まるので、帰宅して室温が20℃を切っていたら、そのときだけつければ十分です。
  • 在宅ワーク・日中家にいる人:座りっぱなしだと体が冷えやすく、同じ室温でも寒く感じがちです。足元が冷えるなら、暖房の前にひざ掛けや厚手の靴下で調整し、それでも寒ければつけましょう。
  • 小さな子どもがいる家庭:朝の着替えやお風呂上がりは、特に冷えを感じやすい場面です。この時間帯だけ先に部屋を暖めておくと、慌ただしい朝もスムーズです。
  • 北向きの部屋・1階の部屋:日当たりが悪い部屋は、ほかの部屋より早く冷えます。家の中でも部屋によって室温が違うので、気になる部屋の温度も一度測ってみると判断しやすくなります。

なお、暖房の代わりにこたつやホットカーペットでしのぐ方法もあります。部屋全体を暖める必要がない時期は、こうした足元の暖房器具を上手に組み合わせましょう。

暖房をつける前にやっておきたい準備

夏の冷房のあと、エアコンは数か月ぶりの暖房運転になります。寒くなってから慌てないように、使い始める前に「フィルター掃除」と「試運転」の2つを済ませておきましょう。

フィルター掃除で効きと電気代を改善

エアコンのフィルターにほこりがたまると、空気がうまく取り込めず、暖まるまでに時間がかかります。その分、余計な電気を使うことになります。資源エネルギー庁も、フィルターを月に1〜2回程度掃除することを勧めています。

掃除の手順は次のとおりです。

  1. エアコンの電源を切り、コンセントを抜く(ブレーカーを落とす)
  2. 前面パネルを開け、フィルターをそっと外す
  3. フィルターの表側から掃除機でほこりを吸い取る
  4. 汚れが残っていたら、裏側からシャワーで水を当てて洗う
  5. 日陰でしっかり乾かしてから、元に戻す

面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば10〜15分ほどで終わります。子どもと一緒に「どれだけほこりが取れたか」を見てみると、お手伝いにもなりますよ。内部のカビや汚れが気になる場合は、無理に分解せず、メーカーや専門業者に相談してください。

本格的な寒さの前に試運転をしておく理由

試運転をしておきたいのは、寒くなってから故障に気づくと困るからです。冷え込みが強まる時期は、修理や買い替えの依頼が集中しやすくなります。すぐに来てもらえず、寒い部屋で何日も待つ、ということにもなりかねません。

試運転は、まだ暖かさが残る10月〜11月初めのうちに済ませておくと安心です。やり方は簡単です。

  1. 暖房運転にして、設定温度を最高(30℃前後)にする
  2. 10〜20分ほど運転し、温かい風が出ているか確かめる
  3. 運転ランプの点滅や、異音・いやなにおいがないかを確認する
  4. 室内機から水漏れがないかを見る

点滅ランプや異音など気になる点があれば、取扱説明書を確認し、必要に応じてメーカーの窓口に相談しましょう。石油ストーブやファンヒーターを使う家庭は、昨シーズンの灯油が残っていないかも確認しておくと安心です。

電気代を抑える暖房の使い方

暖房を早めにつけるか迷う理由の多くは、電気代ではないでしょうか。ですが、使い方を少し工夫するだけで、我慢しなくても電気代を抑えられます。

設定温度と風向きの工夫

環境省によると、暖房の設定温度を1℃下げるだけで、消費電力を約10%減らせるとされています。まずは設定温度を上げすぎないことが基本です。「寒いから一気に28℃」ではなく、室温20℃を目安に設定を調整しましょう。

暖かい空気は上にたまりやすい性質があります。そのため、エアコンの風向きは「下向き」にするのがポイントです。足元から暖まるので、同じ設定温度でも暖かく感じやすくなります。あわせて、厚手のカーテンで窓からの冷気を防ぐと、暖めた空気が逃げにくくなります。窓に貼る断熱シートは100円ショップでも手に入るので、手軽に試せます。

サーキュレーター併用と自動運転モード

天井付近にたまった暖かい空気を、サーキュレーターや扇風機で部屋全体に回すと、ムラなく暖まります。置き場所はエアコンの向かい側の床で、風をエアコンのある上の方へ向けると、空気がぐるりと循環しやすくなります。

もうひとつのコツは、風量を「自動」にすることです。自動運転は、部屋が暖まるまでは強い風で一気に暖め、そのあとは弱い風で温度を保ってくれます。自分で「弱」に固定すると、かえって暖まるまでに時間がかかることがあります。また、30分程度の外出ならこまめに消さず、つけっぱなしにしたほうがよい場合もあります。お使いの機種の特徴は、取扱説明書で確認してみてください。

赤ちゃん・高齢者がいる家庭の注意点

赤ちゃんや高齢の家族がいる場合は、「電気代が気になるから我慢」よりも、室温を保つことを優先しましょう。WHO(世界保健機関)は、冬の室内の温度として18℃以上を保つことを勧めています。特に高齢者や子どもがいる家庭では、それより暖かめにするよう示しています。

赤ちゃんは自分で「寒い」と言えません。手足ではなく、背中やおなかを触って冷えていないかを確かめると、様子がわかりやすくなります。反対に、暖めすぎて汗をかいていないかにも気をつけてください。

高齢の家族は、寒さを感じにくくなることがあります。本人が「大丈夫」と言っていても、寝室や脱衣所、トイレなど、家の中で寒い場所ができていないか確かめてあげましょう。祖父母の家に遊びに行ったときに、温湿度計を一緒に見てみるのもひとつの方法です。

また、暖房を使うと空気が乾燥しやすくなります。加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干したりして、乾燥しすぎないよう工夫しましょう。体調面で心配なことがある場合は、かかりつけの医師に相談してください。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

暖房は何度になったらつけるのがいいですか?

室温が20℃を下回るのが目安です。外の気温でいえば、最高気温が15℃前後の日が続くころが使い始めのサインになります。体感は人によって違うので、温湿度計で室温を確かめてから判断すると迷いません。

暖房の設定温度は何度にすればいいですか?

環境省のウォームビズでは、室温20℃を目安としています。設定温度ではなく実際の室温が20℃くらいになるよう調整しましょう。エアコンの位置や部屋の広さで、設定温度と室温がずれることがあるため、室温計で確認するのがおすすめです。

10月に暖房をつけるのは早すぎますか?

早すぎるということはありません。北日本では10月に使い始める家庭も多いですし、ほかの地域でも室温が20℃を切って寒いなら使ってかまいません。朝晩だけ短時間つけるなど、使う時間を調整すれば電気代も抑えられます。

試運転はいつすればいいですか?

本格的に寒くなる前の、10月〜11月初めごろがおすすめです。冷え込みが強まると修理や買い替えの依頼が集中しやすいため、余裕のあるうちに確認しておくと、万が一の不具合にも落ち着いて対応できます。

まとめ|迷ったら室温20℃を基準に判断を

暖房をつけるタイミングは、カレンダーではなく気温で判断するのが基本です。最後にポイントを振り返ります。

  • 外の最高気温15℃前後、室温が20℃を下回ったら使い始めの目安
  • 室温は体感ではなく、温湿度計で確かめる
  • 北日本は10月上旬〜、東日本は11月上旬〜、西日本は11月中旬〜が目安
  • 使い始める前に、フィルター掃除と試運転を済ませておく
  • 設定温度を上げすぎず、風向きは下向き・風量は自動で電気代を抑える
  • 赤ちゃんや高齢者がいる家庭は、我慢より室温を保つことを優先する

まずは今週末、リビングに温湿度計を置いて、エアコンのフィルター掃除と試運転をしてみてください。準備さえ済ませておけば、あとは「20℃を切ったらつける」と決めるだけです。無理な我慢をせず、家族みんなが心地よく過ごせる冬を迎えましょう。

【40度の高熱で欠勤すると、上司が「仮病ならクビ!」まさかの“自宅訪問”】実話をもとにした、恋愛漫画やスカッとストーリー特集 思わずハマる漫画がいっぱい【全部無料】笑いあり・涙あり・共感あり!ヤバイ、読み始めたら止まらない

孫は正解?不正解?【ことわざクイズ】「まごにも衣裳」の「まご」を漢字で書けますか?

偉人の無茶ぶりで誕生!?"肉じゃが”を最初に作ったのは?【不正解者続出!】「給食のおばさんとか?」→全然違った…

【おもしろい漢字雑学クイズ】「肉」の音読み・訓読みは?昔の呼び方と意外な豆知識

【おもしろ雑学クイズ】初代江戸城の城主は誰?徳川家康ではなく最初に築城した人物とは

合衆国はアメリカだけじゃない?世界に2つの意外な国名と「日本」の由来雑学

【面白い雑学クイズ】「登竜門」の意味・語源は?5月5日の「子供の日」との意外な関係も解説

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ