秋の星座はどれ?秋の四辺形から見つける探し方と観察のコツ

  • 2026年10月06日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「秋の夜空って、どれが何座なのか分からない」と感じたことはありませんか。夏の大三角や冬のオリオン座のように目立つ星が少ないので、秋は星座探しが難しい季節です。でも、目印をひとつ覚えれば大丈夫。秋の代表的な星座はペガスス座・アンドロメダ座・カシオペヤ座・ペルセウス座などで、どれも「秋の四辺形」という大きな四角形を起点にたどれます。

この記事では月ではなく星座に絞って、見える時間帯と方角、3ステップの探し方、観察のコツ、子どもに話せる神話までをまとめました。

秋の星座の探し方や神話を楽しく学ぶことで、夜空を見上げるのが一気に楽しくなり、家族で季節の星空観察を満喫できるようになります。

秋に見つけやすい代表的な星座

秋の星座探しは、まず「秋の四辺形」とそのまわりの星座を知ることから始まります。ここでは、家族で観察するときに押さえておきたい星座を紹介します。

秋の四辺形(ペガスス座)とは

秋の四辺形は、夜空の高いところに見える大きな四角形です。4つの星のうち3つはペガスス座、残る1つ(北東の角)はアンドロメダ座の星でできています。星座の正式名ではなく、見つけるための目印として昔から使われている呼び名です。

四角形はかなり大きく、腕をいっぱいに伸ばして手のひらを広げても収まりきらないくらいの広さがあります。「小さな四角を探す」のではなく「空の広い範囲に目をやる」つもりで見るのがポイントです。ペガスス座は神話に登場する翼のある馬(天馬)の姿で、四辺形は馬の胴体にあたります。

アンドロメダ座・カシオペヤ座・ペルセウス座

四辺形の北東の角から、アンドロメダ座の星がゆるやかな弧を描くように北東へ並んでいます。アンドロメダ座には、わたしたちの天の川銀河のお隣の「アンドロメダ銀河」があり、空の暗い場所では、ぼんやりとした光のしみのように肉眼で見えることもあります。

カシオペヤ座は、北の空に見える「W」の字の形をした星座です。5つの星がはっきり並んでいるので、秋の星座のなかではいちばん見つけやすい部類です。ペルセウス座は、アンドロメダ座のさらに北東、カシオペヤ座の東隣にあります。

うお座・みずがめ座などその他の星座

四辺形の南側にはうお座、南西側にはみずがめ座、南の低い空にはみなみのうお座があります。うお座やみずがめ座は暗い星が多く、街なかでは形を追うのが難しい星座です。一方、みなみのうお座のフォーマルハウトは秋の夜空でほぼ唯一の1等星で、南の低い空にぽつんと光るので目印になります。

星座名見える方角の目安(10月の夜)見つけやすさ
ペガスス座(秋の四辺形)南東〜南の高い空やさしい
アンドロメダ座東〜天頂付近ふつう
カシオペヤ座北東〜北の高い空やさしい
ペルセウス座北東の空ふつう
みなみのうお座南の低い空1等星だけなら、やさしい
うお座・みずがめ座南〜南西の空むずかしい

秋の星座が見える時間帯と方角

秋の星座は、夕食を終えた20時ごろから見やすくなります。方角は「南〜頭の真上」と「北」の2か所を覚えておけば迷いません。

10月ごろに見やすい時間帯の目安

星は季節が進むほど、同じ位置に来る時刻が早くなります。10月中旬なら、20時ごろに秋の四辺形が南東の空高くに見え、22時ごろにはほぼ真南の高い空に移ります。11月に入ると同じ位置に来るのが1時間ほど早くなるので、子どもの就寝前でも観察しやすくなります。

9月のうちは、20時ごろだと四辺形はまだ東の空にあり、西の空には夏の大三角が残っています。「夏の星座と秋の星座が入れ替わる時期」と子どもに説明すると、季節の移り変わりが伝わりやすいでしょう。

南〜天頂にかけての方角の探し方

方角が分からないときは、スマホの地図アプリやコンパス機能で南を確認しておきます。10月の20時ごろなら、南を向いてから顔をかなり上に向けたあたり、ほぼ頭上に近い高さに四辺形があります。首が疲れるほど高いので、レジャーシートに寝転ぶか、背もたれのある椅子に座って見上げるのがおすすめです。

カシオペヤ座は北の空です。南を向いたら、そのまま体を反対側にくるりと回して北の空を見上げましょう。

秋の四辺形を起点にした星座の見つけ方

ここからは、実際に夜空で星座をたどる手順です。四辺形を見つけてしまえば、残りの星座は「星をつないでいく」だけで見つかります。

ステップ1:秋の四辺形を探す

南を向いて空の高いところを見上げ、同じくらいの明るさの星が4つ、大きな四角形に並んでいる場所を探します。4つの星は2等星前後で、とびぬけて明るいわけではありません。「思ったより大きくて、思ったより地味な四角」を探すつもりで見ると見つけやすくなります。

四角形の中にはほとんど星が見えないので、「星が少ない広い空間を4つの星が囲んでいる」ことも手がかりになります。

ステップ2:アンドロメダ座をたどる

四辺形の4つの角のうち、北東(左上)の角の星がアンドロメダ座の頭にあたる星です。そこから北東へ、同じくらいの明るさの星が2つほど、少し弧を描きながら並んでいるのを追いかけます。これがアンドロメダ座の体の部分です。

2つ目の星のあたりから北西へ少し目をずらした場所に、アンドロメダ銀河があります。街なかでは見えないことが多いですが、郊外やキャンプ場では双眼鏡を向けると、細長くぼやっとした光が見えることがあります。

ステップ3:カシオペヤ座・ペルセウス座へ広げる

アンドロメダ座の星の並びをそのまま北のほうへ延ばしていくと、「W」の形に並んだ5つの星、カシオペヤ座にたどり着きます。北の空でWが見つかれば大成功です。

アンドロメダ座の先端(いちばん北東の星)からさらに北東へ目を移すと、ペルセウス座があります。星が「人」の字を逆さにしたような形につながっているので、カシオペヤ座と並べて見比べると位置関係がつかみやすくなります。

  1. 南の高い空で大きな四角形(秋の四辺形)を見つける
  2. 四辺形の北東の角から、北東へ並ぶ星をたどってアンドロメダ座を見つける
  3. その並びを北へ延ばしてカシオペヤ座のWを見つけ、東隣のペルセウス座まで広げる

四辺形の西側の2つの星を結んだ線を南へ3倍ほど延ばすと、みなみのうお座のフォーマルハウトにも届きます。南の低い空が開けている場所なら、あわせて探してみましょう。

秋の星座はなぜ見つけにくいと言われるのか

秋の星座が見つけにくいのは、明るい星が少ないからです。国立天文台の星空情報でも、秋の星空は明るい星が少なく、さみしい印象だと紹介されています。1等星はみなみのうお座のフォーマルハウトくらいで、四辺形の星も2等星前後です。

さらに、住宅街では街灯や家の明かりで暗い星が見えにくくなります。夏の大三角や冬のオリオン座のつもりで「明るい星の並び」を探すと、見当たらずに迷ってしまうのです。

逆にいえば、秋は「明るい星を探す」のではなく「形を探す」季節です。四辺形という大きな形さえ覚えれば、あとは順番にたどれるのが秋の星空の面白さでもあります。見つけられなかったとしても、目の慣れや場所の問題であることがほとんどなので、日を変えて何度か試してみてください。

観察を成功させるコツ

特別な道具がなくても、場所選びと少しの準備で見える星の数は大きく変わります。家族で出かける前に確認しておきたいポイントです。

暗い場所を選ぶ・目を暗さに慣らす

できるだけ街灯が視界に入らない場所を選びましょう。自宅のベランダなら部屋の電気を消す、近所なら公園の広場や河川敷など、空が広く開けた場所がおすすめです。

明るいところから外に出てすぐは、目が暗さに慣れていません。10分ほど待つと、少しずつ見える星が増えていきます。この間にスマホの画面を見ると目が明るさに戻ってしまうので、画面は最低限にするのがコツです。手元を照らすなら、懐中電灯に赤いセロハンをかぶせると目への影響を抑えられます。赤いセロハンは100円ショップの文具コーナーなどで手に入ることが多いです。

月明かりも星を見えにくくします。月が明るい夜は暗い星が消えてしまうので、観察は月の出ていない時間帯や、新月前後の夜が向いています。2026年は、スポーツの日(10月12日)を含む10月10〜12日の3連休が新月のころにあたります。月の満ち欠けや月の出入りの時刻は、国立天文台の暦情報で確認できます。

星座早見盤やアプリを活用する

星座早見盤は、日付と時刻を合わせるとその時間の星空が分かる道具です。書店や科学館のショップなどで扱っていて、子どもが自分で回して使えるので、自由研究や家での学習にも役立ちます。

スマホの星座アプリは、空にかざすだけで星座名を表示してくれるものが多く、無料で使えるものもあります。ただし画面の明るさで目が慣れにくくなるため、夜間モード(赤い画面表示)があれば切り替えて使いましょう。「アプリで場所を確認→画面を消して肉眼で探す」という使い方にすると、自分で見つけた達成感も味わえます。

秋の星座にまつわる神話(エチオピア王家の物語)

秋の星座は、ギリシャ神話のひとつの物語でつながっているのが特徴です。星をたどりながら話すと、子どもも星座名を覚えやすくなります。

昔、エチオピアという国にケフェウス王とカシオペヤ王妃がいました。王妃は「娘のアンドロメダは海の妖精たちより美しい」と自慢したため、海の神ポセイドンを怒らせてしまいます。国に怪物(くじら座のモデル)が送りこまれ、王女アンドロメダは怪物へのいけにえとして岩につながれることになりました。

そこへ、怪物メドゥーサを退治した帰りの勇者ペルセウスが通りかかり、アンドロメダを助け出します。天馬ペガススは、メドゥーサから生まれたとされる翼のある馬で、星座の物語ではペルセウスとともに語られることがあります。王家の家族と勇者、天馬、怪物が、秋の夜空にそろって並んでいるのです。

子どもに話すときは「自慢しすぎた王妃のお話」とひとことでまとめ、「Wの形がカシオペヤ王妃、そのとなりが娘のアンドロメダ」と、実際の星を指さしながら伝えると記憶に残りやすくなります。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

秋の星座は何月ごろから見られますか?

秋の四辺形は、9月ごろから夜8時台の東の空に見え始めます。10〜11月は夜の早い時間に南の高い空にあり、観察にいちばん向いています。12月に入ると夕方には南西の空に移り、冬の星座に主役を譲っていきます。

都会のマンションのベランダからでも見えますか?

秋の四辺形やカシオペヤ座は2等星前後の星でできているため、街なかでも見える場合があります。ただしアンドロメダ座の暗い星やうお座などは見えにくいことがあります。部屋の明かりを消し、10分ほど目を暗さに慣らしてから探してみてください。

双眼鏡や望遠鏡は必要ですか?

この記事で紹介した星座は、すべて肉眼で探せます。双眼鏡があると、アンドロメダ銀河など暗い天体が見やすくなるので、慣れてきたら使ってみるのがおすすめです。

子どもと観察するとき、何から始めればいいですか?

まずは北の空のカシオペヤ座の「W」探しから始めると、形がはっきりしていて達成感を得やすいです。見つけられたら、南の高い空の秋の四辺形へと広げていきましょう。

まとめ

秋の夜空は明るい星が少なく見つけにくいと感じがちですが、目印の「秋の四辺形」を起点にすれば、代表的な星座を順番にたどれます。

  • 秋の代表的な星座は、ペガスス座・アンドロメダ座・カシオペヤ座・ペルセウス座など
  • 10月中旬なら20時ごろ、南東〜南の高い空に秋の四辺形が見える
  • 四辺形→アンドロメダ座→カシオペヤ座・ペルセウス座の順にたどる
  • 暗い場所を選び、10分ほど目を慣らし、月明かりの少ない夜を選ぶ
  • エチオピア王家の神話を添えると、子どもも星座名を覚えやすい

今年の秋は、晴れた夜にまずベランダから南の空を見上げてみましょう。新月のころにあたる10月の3連休は、家族で星を探すきっかけにぴったりです。四辺形がひとつ見つかれば、秋の夜空はぐっと身近になりますよ。

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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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